万一明日の結果が陽性だったことに備え、あちこちに連絡した。
ANAへ帰国便の変更の可否を尋ねようとしても、日本の電話番号はナビダイヤルしか見つからない。さらにパリ支店は、この時閉鎖されていたのか、連絡先にかけてもつながらなかった。さあ、どうする?
この時、頭に浮かんだのはヴィルジニ。
彼女は、渡仏前のTGV予約でシステムエラーによる二重請求にも交渉してくれた。
そして連絡を入れた。彼女はこの日の朝、お母さんと永遠のお別れをし、見送ったばかりだったらしい。そんな大変な時にもかかわらず「友達だから」と電話番号を探してくれた。
他にも何人かの友人に連絡をした。マルチーヌは私が訪問した前日陽性の友人とランチをしているので、まず確認をした。彼女は何ともなかく、とりあえずほっとした。
クリスチーヌから連絡があったので、今の状態を説明した。
この3人が調べてくれた電話番号はパリの番号だったが、連絡はつかなかった。(コロナで事務所が閉鎖されていたのかもしれない)
そして、リヨンのブリジットさんにも連絡を入れた。彼女の家は日本の固定電話に無料でかけられる電話がある。しかし番号が見つかるかどうかが問題だった。
でも試してみると言ってくれた。
その間、私はインターネットで、まず万一予定の帰国便に乗れなかったら、ホテル泊が増える。その時のホテル代について保険で対応できるかどうか、クレジット会社に電話をした。
ANA付帯のものは普通のカードなので、不可だったが、別のカード(ゴールドカード)が航空運賃、ホテル代、PCR検査費用など、帰国後請求すると戻ってくると聞き、これには安堵し、以後の調整をスムーズに運べたのは大きなことだった。
この日、日本語で話せる友人、ジャンルイさんに連絡を入れたところ、翌日ホテルにやってきた。しかし取り組むべき課題については、既にほかの友人に相談済みでもあり、彼に何かしてもらうということはもうなかった。私の顔を見に来ただけになってしまった。まあ、彼には来仏も伝えていなかったし、何か頼むのもどうかと思えた。
もし陽性であれば、明日以降のホテルの予約について考えていることを話すと、いくつかのホテルを勧めてくれたが、どれも満室で予約は不可能だった。