ロックブリュンヌからマントンに戻り、海岸沿いを歩いていた時、海岸がきれいにならされているのに気が付いた。
来日のフランス人に、「日本はとてもきれいな街だけれど、海岸がきれいじゃないね」と言われたことがあり、聞けばフランスの海岸は毎日掃除されるということだった。
本当に砂浜もきれいにされているのだ。
そんなことを感じながら、昨日の日本人の女性が働いているお店へと向かった。
今日はお目当ての魚介のフリットがまだ残っていた。
少しイタリア人堅気なオーナーも この若い日本人女性を褒めていたが、以前リヨンのチーズ屋さんで働いていた女性もとてもよく働いてくれると言われていたことを思い出し、そんな話を彼女にもした。
もちろんここの彼女も、しっかり働いていて、少しお客さんが途切れたら、話をする時間もあったし、オーナーも気さくな人であることがわかった。
この女性はまだフランスに来て2ヶ月足らずだと言っていたが、連絡先を交換し、その後も時々近況を聞かせてもらっている。
もうそろそろマントンの生活にも慣れ、フランスで残りの時間をどのように過ごすかなど
少しずつ、見えてきたころかもしれない。
またメッセージを入れてみたいと思う。
このような若い人を見ると、私は「三ヶ月滞在」がコロナで実現できなかったので、「時間がある」ということはどれほど大切か、よく感じるこのごろである。
若い時期の数年と、シニア世代の数年はあまりにも違う。
しかし、まだあきらめることなく夢を持ち続けていたいと、若い人が海外で頑張る姿を見ると勇気づけられもする。
彼女が教えてくれた、ジェラートのお店は本物のフルーツを使って作っていることで有名らしい。暑い日でもなく、そんなにたくさん食べることができないのだったが、味見をしてみることにした。
レモンの町だからと、レモン味にしたが、別のものもよかったかもしれない。シーズンのいちごとか。
また夜は、昨日の残りにチキンを食べなければならない、拷問の?ようにさえ思えてきた。
いや、昼のフリットの残りまである。トホホである。
近所には候補の一つのホテルも散策していて偶然通りかかった↓悪くない立地。
市役所↓
明日はいよいよイタリアに向けて出発する。
ここマントンもどちらかというとイタリアのような街ではあるが、本場イタリアはまた違うのかどうか楽しみである。
スマホでチケットの予約を試みることにした。
途中、イタリアに入ってすぐのヴァンチミリア駅で乗り換えるが、マントンからは40分だ。10時56分発の列車なので、朝は時間の余裕もある。