さて、ヴァランシエンヌの家での朝食は、エリザベットが英語の教師だったのでイギリスを何度も訪問しているからか、何となく、イギリスをほうふつさせるような感じがしないでもなかった。もちろん伝統的なフランスの朝食が用意されてはいたが、ティーポットやお皿などにイギリスを少し感じる。
ブルゴーニュ出身のエリザベットはカシスのジャムも準備↓
さすがにお母さんはきれいな英語を話される。
お父さんのアランは、産業医として、今も週に何度かは勤務を続けているとのことだ。
朝食を済ませた後は、散策に出かけた。
この町は、ベルギーに近いので、街並みもベルギーやオランダのように感じる。
どんよりした天気のせいもあり、やはり北部の町は、どこかうらさびしい気もする。
お昼に向けて買い物もする。
この町もアミアンのように彼らの家からは徒歩圏で生活に必要なものがそろうし、観光もできる。
この町は、トヨタの工場があることでも知られているので、私は知らなかったが、日本人でも意外に訪れている人もいるのかもしれない。
そして、とてもカルポーと言う有名な彫刻家が生まれた町でもあるそうだ。
図書館や教会も訪れたが、教会から外に出たとき、1人のご婦人の手をエリザベットがごく自然に取り、誘導した。
その人は目が不自由な方だったが、エリザベットがそれにすぐ気づき、さっとそのような行動ができるのを目のあたりにし、やはりフランスは博愛の精神にあふれた国だと、感じずにはいられなかった。
当たり前のことのように思えるが、意外と日本ではそう言う光景を目にすることは少ない気もするので、よけい深く心に残っている。
さて、家に帰り、昼食だ。
また美味しいごちそうを用意してくれていた。
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