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1日目の夜が更けて、フランソワ夫妻と一緒に、夜中に私たちの借りているアパートに戻った。
翌朝、フランソワがパンを買いに行ってくれた。
クロワッサンとバゲット、マリーアンジュが持たせてくれたあんずジャムもある。
クリスマスのケーキ、シュトーレンもある。
アルザスでは名物のクグロフを朝ごはんに食べたことを思い出す。
実はここリヨンにも名物のパンがある。赤いプラリネ入りのブリオッシュだ。フランソワはちゃんとそれも買ってきていた。
今日は、朝からまたマリーアンジュのところへ行く。お昼は日本食を食べに行くそうだ。
マリーアンジュ宅は日本式で数えると6階なのだが、今朝からエレベーターが動かないらしい。こういう故障はフランスでは良くある。
3人ほど修理の人が来ているが、うまくいくのかどうか。
とにかく、のぼりが大変だ。
さて、お昼。日本人によるお弁当屋さんのようなお店で、中で食べることもできるので、中で食べることになった。
双子の10歳の男の子は、日本が大好きで赤ちゃんの頃から日本食が好きなんだそうで、この年の春に初来日、九州では食べ物も堪能したらしい。パパに似ているのだろう。(マリーアンジュ夫妻は、この九州を含め、4回来日している。そのうち3回はレンタカー利用だ。)
てんぷらやお寿司だけでなく、付け合わせのわかめの酢の物などもペロッと食べていた。
それからまた散策をして、旧施療院だったところが商業施設になっているところへ行った。ここは2018年、日仏カップルのブリジットさんと来たところである。
そこでお茶を飲もうということになり、上階の一寸シックなお店に入った。
子供連れにふさわしくないような店に思われた。値段も子供向けでなく、子どもたちはココア一つを半分ずつして飲みなさいと言われ、「どうして?」と言っていた。でもフランスの子供たちはよくしつけられているので、彼らも大人しく座っていた。
フランソワーズはいつもラフなスタイルで、キャンプも好きなアウトドア派だ。
しかし、ここの店の雰囲気を見て、「この店は一見シックに見えるけど、ウエイターがダメね。若いでしょ。だから締まらないのよ。この店の雰囲気に合っていないの。」という。
ほうー、さすがな目の付け所だ。
若い従業員だがファストフードの店員のようなわけではなく、しっとりと上品に注文を受けたり、運んだりしている。それでもである。
確かにこのような店にはある一定の年かさの従業員が似つかわしいし、彼女の言うように店が締まるというものだ。
こういうところにフランス人の感覚の鋭さがうかがえる。
よく見ると、地元の人というより、観光客という感じの人が多そうに思えた。
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