フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

 縁日博物館

2021-01-14 00:09:49 | 2019年クリスマスの旅行(アルザス・リヨン)

今日は念願のクリスマスシーズンのバレエ鑑賞の予定だ。チケットは予約していないが、直前に残っている切符に賭けるつもりだ。

しかし、前夜からひどい蕁麻疹に悩まされ、みみずばれになっている。

生まれて初めての事だ。痒みもひどいが、どうしようもない。

 

なんと、前日ミッシェルさんの車の中に忘れ物をしたことに気づき、朝から取りに行くことになった。

また前日のコースで、NATIONまでメトロ、そこからバスだ。

チケットをガチャンとしようにも出来ず、もう当たり前のように満員のバスの後方から乗車する。

そして、まっすぐビュットショーモンのバス停へ。

時間のロスではあるが、ここはやはりもう一度訪れ、夫妻の顔を見る言い訳ができてよかったと考えることにする。

彼らも喜んで、「お茶でも?」と言ってくれたが、昨日の名残惜しさを大切にするため、あえて断り、さっと忘れ物をいただき、パリで最後の夫妻に改めてお礼を言って、「次はニースで」と別れた。

 

さあ、ここからバスで、縁日博物館のある「クールサンテミリオン」のバス停へ行かなければならない。(もちろんストがなければメトロで簡単に行けるところ)

しかし、15分以上遅れてきたこのバスは、なぜか「クールサンテミリオン」のバス停の手前で、「降りてください」と全員おろされた。

どうすればいいのか。別のバスに乗り換えろということだったので、皆が乗換えるバスに乗った。しかしどうやらこのバスは「クールサンテミリオン」のバス停に停車しないようだ。不安になり、乗ってから「クールサンテミリオンのバス停に行きたいのだけど」と、乗客に聞いてみた。

その人は「クールサンテミリオン」のバス停に最も近いバス停を教えてくれた。そして、降りたら今度は「クールサンテミリオン」のバス停がどっちなのか分らない。そうするとバスの中の会話を聞いていたと思われるマダムが、「こっちよ」と一緒に歩いてくれた。

 

彼女のおかげで、バス停はわかったが、そこから縁日博物館に行かなければならない。

地図を広げていると、やはり行き方を尋ねるのを聞いていたらしい黒人のマダムが、「一緒に行きましょう」とまた歩いてくれた。しかしなかなかつかない。

彼女は「いつも車で通るから、歩くと迷っちゃう」と言って、他の人にも聞いてくれたのだった。そうこうしているうちに遂に到着した。本当に親切な人ばかりだった。最後の黒人マダムは教え終わるとさっさと向こうへ行ってしまったので、少し追いかけ、お礼に持っていた折り鶴をプレゼントしたら、大変喜んでくれた。

 

この美術館はエスカレーターのおすすめだった。パリに戻ったら行くようにと、また常時開館しているわけではないので、チャンスだからと。

しかしエスカレーターの推薦にもかかわらず、ここは、数世紀前の時代を再現した遊園地のようなもので、子供が喜びそうなところであった。

しかも入館料が高い。20ユーロを超えていた。(2500円くらいだろう)

いくつかのゲームに参加できるようなチケットだったので、ギャルソンのレース、自転車をこぎまわるもの、などに参加してみた。

一通り見て歩いたが、それほど感動的なものもなかった。

バレエが気になっていたのと、蕁麻疹のせいもあったかもしれないが。

 

博物館を出た。

ワイン倉庫だった、クールサンテミリオンも今回で3回目。せっかく来たので、ここで食事も考えたが、それもあまり気が乗らず、バレエ鑑賞に向かうことにする。

 

動いている2本のうちの1本のメトロ14号線が通っている。

Gare de Lyon駅まで行き、1号線に乗り換えて、フランクリンルーズベルト駅で降りてから歩くことにした。

 

もうこの時も蕁麻疹が広がり、痒くてたまらなかった。

それでもバレエと思い、急いだ。

 

 


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