設楽ダムより緑のダム 新しい政府で世直し 市民は心ひとつに頑張りましょう

憲法前文 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ

将来推計人口・世帯数 | 国立社会保障・人口問題研究所 令和2(2020)年の国勢調査を基に、令和32(2050)年までの5年ごと30年間→人口がこのままのペースで減少していけば

2024-12-26 18:27:04 | 未分類

将来推計人口・世帯数 | 国立社会保障・人口問題研究所 (ipss.go.jp) 令和2(2020)年の国勢調査を基に、令和32(2050)年までの5年ごと30年間→人口がこのままのペースで減少していけば、

50年後には日本の人口が半分に、100年後には4分の1に

 

2023年4月2日 主張/「少子化対策」試案/まだまだ「異次元」には程遠い (jcp.or.jp)

 

2022年7月8日 少子化は自民政治の責任/女性に責任転嫁は許せない/志位氏 (jcp.or.jp)

 

2021年10月 18、少子化問題(2021総選挙/各分野政策)│各分野の政策(2021年)│日本共産党の政策│日本共産党中央委員会 (jcp.or.jp)

国民のくらしを支え、人間らしい生活を保障する政治、経済、社会への転換で、少子化の克服を

 

平成12年(西暦2000年)5月29日 日本学術会議 少子社会の現状と将来を考える (scj.go.jp)

 

将来推計人口・世帯数 | 国立社会保障・人口問題研究所 (ipss.go.jp) 令和2(2020)年の国勢調査を基に、令和32(2050)年までの5年ごと30年間

 

国立社会保障・人口問題研究所は、このたび「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」をまとめましたので公表します。

この推計は、将来の人口を、都道府県別・市区町村別に求めることを目的としたもので、令和2(2020)年の国勢調査を基に、令和32(2050)年までの5年ごと30年間について、男女・5歳階級別に推計しました。今回も前回同様、市区町村別の推計を行い、その結果を合計して都道府県別の人口を得ました(ただし、福島県「浜通り地域」に属する 13 市町村(いわき市、相馬市、南相馬市、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、新地町、飯舘村)については、それらの市町村をまとめた地域をひとつの地域(「浜通り地域」)として推計しました。

 

推計の対象は、令和5(2023)年12月1日現在の1,883 市区町村(福島県「浜通り地域」の13 市町村を除く769 市、736 町、180 村、および東京23 区(特別区)、20 政令指定都市の175区)と福島県「浜通り地域」の計1,884 地域です。なお、今回の推計値の合計は、「日本の将来推計人口(令和5年推計)」(出生中位・死亡中位仮定)の値と合致します。

 

将来推計人口・世帯数


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【IAEAは中立か】福島第一、第二原発津波の高さ14-15メートル |  科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」 

2024-12-26 18:25:24 | 未分類

【IAEAは中立か】福島第一、第二原発津波の高さ14-15メートル |  科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」 

 

2023年7月8日 原発処理水の放出にお墨付き…IAEAは本当に「中立」か 日本は巨額の分担金、電力業界も人員派遣:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

 

2023年8月21日 【Q&A】ALPS処理汚染水、押さえておきたい14のポイント | 国際環境NGO FoE Japan

 

2011年4月10日 福島第一、第二原発津波の高さ14-15メートル | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」 (jst.go.jp)

 

福島第一、第二原発津波の高さ14-15メートル

 

 東京電力は9日、初めて福島第一原子力発電所、同第二原子力発電所を襲った津波の規模に関する調査結果を公表した。

 今なお、被害の応急対応に追われる福島第一原子力発電所では、海水面から14-15メートルの高さまで津波が浸入、海水面から10メートル高い場所に建つ1-4号機の主要建屋(原子炉建屋とタービン建屋)の海側面で4-5メートルの高さまで浸水した。主要建屋の海側、海面から4メートルの高さの敷地に設置されていた海水ポンプは完全に水没した。

 福島第一原子力発電所の防波堤は最大5.7メートルの高さの津波しか想定して造られてなく、津波はやすやすと乗り越え、浸水個所はほぼ全域にわたった。

 一方、福島第二原子力発電所では、主要建屋が海面から12メートルの高さに建っている。津波は第一原子力発電所同様14-15メートルの高さまで浸入したものの原子炉建屋とタービン建屋は1、2号機の周辺と3号機の南側が2-3メートル浸水しただけで済んだ。海水ポンプは海面から4メートルの高さの海側エリアに設置されていたが、海水熱交換器建屋の中に入っているため、建屋は4メートル浸水したものの海水ポンプの水没は免れた。

 福島第二原子力発電所は1-4号機すべてが地震によって自動停止し、一時1-3号機の原子炉除熱機能が失われる事態も生じたが、その後、回復し現在、原子炉はすべて冷温停止の状態にある。

 

2012年9月11日 封印された原発事故の本質 ? 集中立地と連鎖のリスクに注目を(塩谷喜雄 氏 / 科学ジャーナリスト) | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」 (jst.go.jp)

 

封印された原発事故の本質 ? 集中立地と連鎖のリスクに注目を(塩谷喜雄 氏 / 科学ジャーナリスト)

2012.09.11

塩谷喜雄 氏 / 科学ジャーナリスト

科学ジャーナリスト 塩谷喜雄 氏
塩谷喜雄 氏

 3・11から1年半以上過ぎても、福島原発事故の「本質」に対する疑問と疑念はいっこうに晴れない。

 どう壊れ、破損や障害がどのように拡大・進行して、隣接する4基の原発が、連続して致命的に損壊するという、世界に全く類例のない「同時多発の過酷事故」に至ったのか。

 福島原発事故の「骨格と筋道」を、私たちはいまだに全く知らされていない。

 2012年7月には政府、国会、民間、それぞれの事故調査委員会の報告が出そろった。容疑者が事件を捜査してみせるという奇怪な構図の東電の事故調も含めて、4つの調査報告が公表されている。残念ながら、4つの事故調報告をいくら読んでも、私の脳に染み付いた黒い疑問は、縮小も消滅もせず、逆に拡大・増殖し始めている。

 責任回避の言い逃れに終始している東電の報告書を除けば、他の3つの事故調報告はいずれも、巨大事故の断面をいくつか鋭く切り取ってはいる。しかし、肝心要の事故の本質には迫っていない。これらはみな調査の「結論」とは言い難く、本格的な事故調査の出発点、序章と解釈すべきではないか。

 3つの事故調報告を踏み台にして、強力な権限と調査機能を備えた「第2次事故調」を早急に発足させるべきだと思う。チェルノブイリの真実は、強権的な政治とコンクリートで固めた「石棺」によって、半永久的に封印され、世界は教訓と経験をきちんと共有していない。フクシマでもそれを繰り返すなら、日本は旧ソ連以下の秘密国家とみなされるだろう。

 4つの事故調の報告に共通して希薄なのは、日本の原発の地理的、構造的、社会的な特性についての基本的な理解である。

 日本の原発はみな、白砂青松の海岸線に、比較的コンパクトに集中立地している。欧米の原発は内陸の大河のほとりに、巨大なクーリングタワー(河川水を使って原発の余熱を大気中に逃がす装置)を伴って散在している。日本の原発は発電に使わない余った熱を温排水として海に捨てている。

 この小さな列島に、世界で起きるマグニチュード(M)4以上の地震の4割が集中する。とてつもない地震列島である。過去1,000年以上地震の記録がない内陸の安定した岩盤の上、流量の安定した大河のほとりに建つ欧米の原発とは、風景だけでなく、地震・津波などの震災リスクも段違いである。このことを肝に銘じておきたい。

 海岸台地の狭隘(きょうあい)な土地に、いくつもの原子炉が軒を連らねる異様な集中立地が、日本の原発の最大の特徴だ。東電が再稼働を目指す新潟県の柏崎・刈羽原発は7基もの原子炉が並び、出力合計で世界最大の原発サイトとなっている。

 2007年7月に、同原発が中越沖地震で被災し、大きなダメージを受けた時、国際原子力機関(IAEA)の調査団が、おっとり刀で駆けつけ、海岸から原発サイトに入った。福島第一の巨大過酷事故でも、IAEAの天野之弥事務局長が事故直後の混乱のさなかに、放射線の計測チーム引き連れて急きょ来日した。

 核不拡散のためのIAEAによる査察を進んで受け入れ、その活動資金の3割近くを拠出している日本。IAEAの優等生と言われた日本の原発事故に対する、いささか大げさなIAEAの組織的対応の背景には、地震列島の海岸線に集中立地する日本の原発の震災リスクについて、欧米が抱いている厳しい評価があることは疑いない。

 原発の集中立地で、原子炉と核燃料というリスク要因の過密な集積が進み、足し算ではなく、掛け算で過酷事故のリスクを高めている。欧米の専門家が抱いていたその危惧が、今回、福島第一で不幸にも的中した。まずは日本的集中立地と4基連続過酷事故の関係を解き明かすのが、事故調査の原点であり、出発点であろう。

 海岸の土地の多くは、砂や堆積土で分厚く覆われている。かなり掘り込まないと、原子炉を据え付けられる固い岩盤は現れない。岩盤の位置が低く、原発プラントの設置位置の海面からの高さが十分得られないため、岩盤の上に分厚くコンクリートを流し込み、その上に原子炉を据え付けた例もかなりある。福島第一もそのケースである。

 流し込んだコンクリートの塊を、「マン・メイド・ロック=人工岩盤」と呼ぶ。福島第一ではその厚さが7〜8メートルにも及ぶという。メルトダウンして格納容器をも突き抜けたとされる1〜3号機の炉心核燃料が、まだ敷地外にメルトアウトした兆候が見られないのは、この人工岩盤の分厚いコンクリートのおかげかもしれない。まさにけがの功名である。

 同じ程度の揺れと津波に襲われた3つの原発、東北電力・女川原発、東電の福島第一、同第二原発を比較すると、連続過酷事故を起こした福島第一は、プラントの設置位置の海抜が2〜4メートルほど低い。厚さ8メートルの人工岩盤をかましてもなお設置位置の海抜は低く、巨大津波に耐える高度は得られなかったということではないか。

 3原発の比較で、もう一つ重大な事実は、過酷事故を起こした福島第一の1〜4号機は型が古い上に、みな運転開始が1970年代という老朽原発であることだ。いずれも、配管、炉心の構造物、冷却システムなどの経年劣化や構造欠陥が、何度も指摘されてきた「札付き」の原発である。

 東電が米国のGEから直輸入した1号機などは、緊急対応マニュアルのまともな日本語訳もなかったといわれる。大陸の安定した内陸地盤に設置することを前提にしたこの「マークⅠ型」の原発は、設計の基本思想に、地震や津波に対する備えが希薄だとされ、長い配管網の老朽化と震災による破断というリスクが心配されていた。

 福島第一原発を含めて、東電は原発の検査データ隠し、トラブルの隠蔽を幾度も繰り返してきた。内部告発によってそれが発覚した2002年に、責任を取って顧問や相談役を辞したのは、公益企業の社会的責任を重視する良心派の歴代社長、会長たちだった。後に残ったのは、「値上げは電力会社の権利」という意識だったということかもしれない。

 東電の企業体質からしても、立地条件からしても、炉の構造と機能からしても、福島第一原発事故の大枠は、札付きのハイリスク老朽原発が十分な備えを怠り、予想されていた震災にも耐えきれずに起こした人災事故だと、推し量れる。

 現在の電力供給システムでは、老朽原発をできるだけ長く稼働させれば、もうけが大きくなる仕組みになっている。廃炉には膨大な費用がかかる。廃炉を先延ばしにするだけで、相対的な利益は膨らむ。電力会社にとっては老朽電発の稼働は、やめるにやめられない禁断の蜜の味なのである。

 集中立地と老朽原発の稼働というリスクは、日本の原発が抱える抜き差しならない「構造」である。地域独占という経営形態と原発の国策民営の存続に不可欠の要件でもある。その構造がもたらした当然の結末として、福島第一の過酷事故が発生したのだとすると、日本には原発ゼロを目指すしか選択肢はないことになる。そうでないことをきちんと証明できれば、原発は抜本的な安全策を施したうえで、電源の選択肢の一つとして今後も残ることになる。

 このキーポイントを事故調が集中的に解析していないことは、不可解というしかない。国の政策選択にとって最も重要な問題を避けては、事故調の名がすたる。

 すったもんだの末、原発サイトと本社を結ぶ事故当初のテレビ会議のビデオを、東電が公開した。現場も本社も、連鎖事故、もらい事故の拡大を防ぐ手立てがないことを知っていて、そのリスクを外部に知られないよう腐心している様子が読み取れる。

 国会事故調は東電に要員撤退計画はなかったという、根拠のない結論を示しているが、ビデオは、事故の連鎖的拡大におびえた経営幹部が、要員の福島第二への退避を明らかに意図していたことを示唆している。700人中数十人の保安要員を残すから「全員」ではないなどという言い訳は通用しない。

 福島の過酷事故が実際に連鎖か独立事象なのかは、第二次事故調の解析を待つしかない。ただ、連鎖事故のリスクが一般に知れわたってはまずい「極秘事項」だったことは容易に想像できる。

 10数万人の穏やかで安定した日常生活を奪った過酷事故の本質に、科学もジャーナリズムも迫れない国を、民主主義国家と呼べるだろうか。

科学ジャーナリスト 塩谷喜雄 氏
塩谷喜雄 氏
(しおや よしお)

塩谷喜雄(しおや よしお)氏のプロフィール
岩手県立盛岡第一高校卒、東北大学理学部卒。1971年日本経済新聞社入社 科学技術政策、原子力、先端医療、環境問題、地震防災などを取材。科学技術部次長、筑波支局長、編集委員を経て、99年から論説委員(環境・科学技術担当、1面コラム「春秋」の執筆)、2010年9月末退社。93年に喉頭がん手術のため声帯の4分の3を切除、本人によると天性の美声を失う(旧友の多くは術前術後で大差無しとの評)。治療のため70グレイという大量の放射線を浴びる。趣味は飲酒。著書に「生命産業時代」(共著、日本経済新聞社)、「水を考える」(共著、日本経済新聞社)、「これでいいのか福島原発事故報道」(共著、あけび書房)

 

2023年7月8日 原発処理水の放出にお墨付き…IAEAは本当に「中立」か 日本は巨額の分担金、電力業界も人員派遣:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

 

2023年8月21日 【Q&A】ALPS処理汚染水、押さえておきたい14のポイント | 国際環境NGO FoE Japan

 

2011年4月10日 福島第一、第二原発津波の高さ14-15メートル | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」 (jst.go.jp)

 

福島第一、第二原発津波の高さ14-15メートル

 

 東京電力は9日、初めて福島第一原子力発電所、同第二原子力発電所を襲った津波の規模に関する調査結果を公表した。

 今なお、被害の応急対応に追われる福島第一原子力発電所では、海水面から14-15メートルの高さまで津波が浸入、海水面から10メートル高い場所に建つ1-4号機の主要建屋(原子炉建屋とタービン建屋)の海側面で4-5メートルの高さまで浸水した。主要建屋の海側、海面から4メートルの高さの敷地に設置されていた海水ポンプは完全に水没した。

 福島第一原子力発電所の防波堤は最大5.7メートルの高さの津波しか想定して造られてなく、津波はやすやすと乗り越え、浸水個所はほぼ全域にわたった。

 一方、福島第二原子力発電所では、主要建屋が海面から12メートルの高さに建っている。津波は第一原子力発電所同様14-15メートルの高さまで浸入したものの原子炉建屋とタービン建屋は1、2号機の周辺と3号機の南側が2-3メートル浸水しただけで済んだ。海水ポンプは海面から4メートルの高さの海側エリアに設置されていたが、海水熱交換器建屋の中に入っているため、建屋は4メートル浸水したものの海水ポンプの水没は免れた。

 福島第二原子力発電所は1-4号機すべてが地震によって自動停止し、一時1-3号機の原子炉除熱機能が失われる事態も生じたが、その後、回復し現在、原子炉はすべて冷温停止の状態にある。

 

2012年9月11日 封印された原発事故の本質 ? 集中立地と連鎖のリスクに注目を(塩谷喜雄 氏 / 科学ジャーナリスト) | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」 (jst.go.jp)

 

封印された原発事故の本質 ? 集中立地と連鎖のリスクに注目を(塩谷喜雄 氏 / 科学ジャーナリスト)

2012.09.11

塩谷喜雄 氏 / 科学ジャーナリスト

科学ジャーナリスト 塩谷喜雄 氏
塩谷喜雄 氏

 3・11から1年半以上過ぎても、福島原発事故の「本質」に対する疑問と疑念はいっこうに晴れない。

 どう壊れ、破損や障害がどのように拡大・進行して、隣接する4基の原発が、連続して致命的に損壊するという、世界に全く類例のない「同時多発の過酷事故」に至ったのか。

 福島原発事故の「骨格と筋道」を、私たちはいまだに全く知らされていない。

 2012年7月には政府、国会、民間、それぞれの事故調査委員会の報告が出そろった。容疑者が事件を捜査してみせるという奇怪な構図の東電の事故調も含めて、4つの調査報告が公表されている。残念ながら、4つの事故調報告をいくら読んでも、私の脳に染み付いた黒い疑問は、縮小も消滅もせず、逆に拡大・増殖し始めている。

 責任回避の言い逃れに終始している東電の報告書を除けば、他の3つの事故調報告はいずれも、巨大事故の断面をいくつか鋭く切り取ってはいる。しかし、肝心要の事故の本質には迫っていない。これらはみな調査の「結論」とは言い難く、本格的な事故調査の出発点、序章と解釈すべきではないか。

 3つの事故調報告を踏み台にして、強力な権限と調査機能を備えた「第2次事故調」を早急に発足させるべきだと思う。チェルノブイリの真実は、強権的な政治とコンクリートで固めた「石棺」によって、半永久的に封印され、世界は教訓と経験をきちんと共有していない。フクシマでもそれを繰り返すなら、日本は旧ソ連以下の秘密国家とみなされるだろう。

 4つの事故調の報告に共通して希薄なのは、日本の原発の地理的、構造的、社会的な特性についての基本的な理解である。

 日本の原発はみな、白砂青松の海岸線に、比較的コンパクトに集中立地している。欧米の原発は内陸の大河のほとりに、巨大なクーリングタワー(河川水を使って原発の余熱を大気中に逃がす装置)を伴って散在している。日本の原発は発電に使わない余った熱を温排水として海に捨てている。

 この小さな列島に、世界で起きるマグニチュード(M)4以上の地震の4割が集中する。とてつもない地震列島である。過去1,000年以上地震の記録がない内陸の安定した岩盤の上、流量の安定した大河のほとりに建つ欧米の原発とは、風景だけでなく、地震・津波などの震災リスクも段違いである。このことを肝に銘じておきたい。

 海岸台地の狭隘(きょうあい)な土地に、いくつもの原子炉が軒を連らねる異様な集中立地が、日本の原発の最大の特徴だ。東電が再稼働を目指す新潟県の柏崎・刈羽原発は7基もの原子炉が並び、出力合計で世界最大の原発サイトとなっている。

 2007年7月に、同原発が中越沖地震で被災し、大きなダメージを受けた時、国際原子力機関(IAEA)の調査団が、おっとり刀で駆けつけ、海岸から原発サイトに入った。福島第一の巨大過酷事故でも、IAEAの天野之弥事務局長が事故直後の混乱のさなかに、放射線の計測チーム引き連れて急きょ来日した。

 核不拡散のためのIAEAによる査察を進んで受け入れ、その活動資金の3割近くを拠出している日本。IAEAの優等生と言われた日本の原発事故に対する、いささか大げさなIAEAの組織的対応の背景には、地震列島の海岸線に集中立地する日本の原発の震災リスクについて、欧米が抱いている厳しい評価があることは疑いない。

 原発の集中立地で、原子炉と核燃料というリスク要因の過密な集積が進み、足し算ではなく、掛け算で過酷事故のリスクを高めている。欧米の専門家が抱いていたその危惧が、今回、福島第一で不幸にも的中した。まずは日本的集中立地と4基連続過酷事故の関係を解き明かすのが、事故調査の原点であり、出発点であろう。

 海岸の土地の多くは、砂や堆積土で分厚く覆われている。かなり掘り込まないと、原子炉を据え付けられる固い岩盤は現れない。岩盤の位置が低く、原発プラントの設置位置の海面からの高さが十分得られないため、岩盤の上に分厚くコンクリートを流し込み、その上に原子炉を据え付けた例もかなりある。福島第一もそのケースである。

 流し込んだコンクリートの塊を、「マン・メイド・ロック=人工岩盤」と呼ぶ。福島第一ではその厚さが7〜8メートルにも及ぶという。メルトダウンして格納容器をも突き抜けたとされる1〜3号機の炉心核燃料が、まだ敷地外にメルトアウトした兆候が見られないのは、この人工岩盤の分厚いコンクリートのおかげかもしれない。まさにけがの功名である。

 同じ程度の揺れと津波に襲われた3つの原発、東北電力・女川原発、東電の福島第一、同第二原発を比較すると、連続過酷事故を起こした福島第一は、プラントの設置位置の海抜が2〜4メートルほど低い。厚さ8メートルの人工岩盤をかましてもなお設置位置の海抜は低く、巨大津波に耐える高度は得られなかったということではないか。

 3原発の比較で、もう一つ重大な事実は、過酷事故を起こした福島第一の1〜4号機は型が古い上に、みな運転開始が1970年代という老朽原発であることだ。いずれも、配管、炉心の構造物、冷却システムなどの経年劣化や構造欠陥が、何度も指摘されてきた「札付き」の原発である。

 東電が米国のGEから直輸入した1号機などは、緊急対応マニュアルのまともな日本語訳もなかったといわれる。大陸の安定した内陸地盤に設置することを前提にしたこの「マークⅠ型」の原発は、設計の基本思想に、地震や津波に対する備えが希薄だとされ、長い配管網の老朽化と震災による破断というリスクが心配されていた。

 福島第一原発を含めて、東電は原発の検査データ隠し、トラブルの隠蔽を幾度も繰り返してきた。内部告発によってそれが発覚した2002年に、責任を取って顧問や相談役を辞したのは、公益企業の社会的責任を重視する良心派の歴代社長、会長たちだった。後に残ったのは、「値上げは電力会社の権利」という意識だったということかもしれない。

 東電の企業体質からしても、立地条件からしても、炉の構造と機能からしても、福島第一原発事故の大枠は、札付きのハイリスク老朽原発が十分な備えを怠り、予想されていた震災にも耐えきれずに起こした人災事故だと、推し量れる。

 現在の電力供給システムでは、老朽原発をできるだけ長く稼働させれば、もうけが大きくなる仕組みになっている。廃炉には膨大な費用がかかる。廃炉を先延ばしにするだけで、相対的な利益は膨らむ。電力会社にとっては老朽電発の稼働は、やめるにやめられない禁断の蜜の味なのである。

 集中立地と老朽原発の稼働というリスクは、日本の原発が抱える抜き差しならない「構造」である。地域独占という経営形態と原発の国策民営の存続に不可欠の要件でもある。その構造がもたらした当然の結末として、福島第一の過酷事故が発生したのだとすると、日本には原発ゼロを目指すしか選択肢はないことになる。そうでないことをきちんと証明できれば、原発は抜本的な安全策を施したうえで、電源の選択肢の一つとして今後も残ることになる。

 このキーポイントを事故調が集中的に解析していないことは、不可解というしかない。国の政策選択にとって最も重要な問題を避けては、事故調の名がすたる。

 すったもんだの末、原発サイトと本社を結ぶ事故当初のテレビ会議のビデオを、東電が公開した。現場も本社も、連鎖事故、もらい事故の拡大を防ぐ手立てがないことを知っていて、そのリスクを外部に知られないよう腐心している様子が読み取れる。

 国会事故調は東電に要員撤退計画はなかったという、根拠のない結論を示しているが、ビデオは、事故の連鎖的拡大におびえた経営幹部が、要員の福島第二への退避を明らかに意図していたことを示唆している。700人中数十人の保安要員を残すから「全員」ではないなどという言い訳は通用しない。

 福島の過酷事故が実際に連鎖か独立事象なのかは、第二次事故調の解析を待つしかない。ただ、連鎖事故のリスクが一般に知れわたってはまずい「極秘事項」だったことは容易に想像できる。

 10数万人の穏やかで安定した日常生活を奪った過酷事故の本質に、科学もジャーナリズムも迫れない国を、民主主義国家と呼べるだろうか。

科学ジャーナリスト 塩谷喜雄 氏
塩谷喜雄 氏
(しおや よしお)

塩谷喜雄(しおや よしお)氏のプロフィール
岩手県立盛岡第一高校卒、東北大学理学部卒。1971年日本経済新聞社入社 科学技術政策、原子力、先端医療、環境問題、地震防災などを取材。科学技術部次長、筑波支局長、編集委員を経て、99年から論説委員(環境・科学技術担当、1面コラム「春秋」の執筆)、2010年9月末退社。93年に喉頭がん手術のため声帯の4分の3を切除、本人によると天性の美声を失う(旧友の多くは術前術後で大差無しとの評)。治療のため70グレイという大量の放射線を浴びる。趣味は飲酒。著書に「生命産業時代」(共著、日本経済新聞社)、「水を考える」(共著、日本経済新聞社)、「これでいいのか福島原発事故報道」(共著、あけび書房)


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【憲法違反】本当はダム建設より安く早く出来る方法があったのでは 全国どこでもダムで栄えた町は無い(人口減少・高齢化)。

2024-12-26 18:19:16 | 未分類

【憲法違反】本当はダム建設より安く早く出来る方法があったのでは 全国どこでもダムで栄えた町は無い(人口減少・高齢化)。

 

「ダムに沈む町」設楽ダム計画から40年 故郷を去る住民の思い(2012/12/3放送) - YouTube

 

2020年8月21日 本当は防げた…?日本で「洪水が毎年起こる」あまりに酷い理由 | ゴールドオンライン

 

「土堤原則」。それは、河川管理施設等構造令第19条にある「堤防は、盛土により築造するものとする」というものだ。決壊する土堤を繰りかえし築造してきた日本。このままでは国家が疲弊し、国土崩壊が始まる。今こそ最新の科学技術をもって全産業をリードし、その最先端に立って建設イノベーションを起こさなくてはならない。 ※本記事は株式会社技研製作所・代表取締役社長である北村精男氏の書籍『国土崩壊 「土堤原則」の大罪』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。

 

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 設楽町まち・ひと ...

 

少子高齢化の進展に伴い、設楽町の人口は昭和 35 年(1960 年)の 14,975 人
をピークに減り続け、令和2年(2021 年)10 月 1 日時点の人口は、4,437 人
となり、昭和 35 年人口の約 30%に減少している(出展:国勢調査)。

設楽町人口ビジョンの推計によると、2060 年には本町の人口は、1,500 人を
下回ることが見込まれている。

 

統計情報(令和5年9月15日更新) - 設楽町公式ホームページ (shitara.lg.jp)

 


1 人口・世帯

第1-1表 人口・世帯数の推移 [PDFファイル/50KB]

 

第1-2表 年齢別(3区分)人口の推移 [PDFファイル/59KB]

 

第1-3表 年齢別(5歳階級)人口の推移 [PDFファイル/116KB]

 

第1-4表 流出入人口及び昼間の人口の推移 [PDFファイル/57KB]

 

第1-5表 家族類型別一般世帯数の推移 [PDFファイル/59KB]

 

第1-6表 住民基本台帳登録人口・世帯数の推移 [PDFファイル/52KB]

 

第1-7表 行政区別人口・世帯数 [PDFファイル/62KB]

 

第1-8表 人口異動の推移 [PDFファイル/72KB]

 

第1-9表 国籍別外国人人口 [PDFファイル/46KB]

 

本当は防げた…?日本で「洪水が毎年起こる」あまりに酷い理由 | ゴールドオンライン (gentosha-go.com)

 

「堤防は土で作る」大原則の見直も、河川の決壊頻発で国土交通省が検討  Wedge ONLINE(ウェッジ・オンライン) (ismedia.jp)

 

離れがたきふるさと、移転へ 「下流のため」ダムで半世紀揺れた山里 [佐賀県]:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

国土崩壊 -「土堤原則」の大罪- 第2章 – 株式会社 技研製作所 – GIKEN

 

1-2_g.pdf (mlit.go.jp)  1 章 河川構造物の設計 第 2 節 堤防

 


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自公政権(国土交通省) 豊川流域 設楽ダム建設(整備)に伴い一部の町民だけが移住→人口減少・高齢化 設楽町公式ホームページ トップページ

2024-12-26 18:16:47 | 未分類

自公政権(国土交通省) 豊川流域 設楽ダム建設(整備)に伴い一部の町民だけが移住→人口減少・高齢化 設楽町公式ホームページ トップページ

 

 日本国憲法第二十五条は、(1)「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」 (2)「国は、すべて の生活部面について社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」 と、規定して いる。 こ れは国民には生存権があり、国家には生活保障の義務があるという意である。

 

"設楽ダム計画"に翻弄された100歳と88歳の人生 計画から45年目の春(2018/5/1放送)

 

田口まつり(youtube.com)

 

「設楽ダム」構想から約50年 遠い完成…ダム建設に翻弄された住民“誰もいないふるさと”への思い(2022/5/23放送) (youtube.com)

 

設楽ダム建設同意を表明しました - 設楽町公式ホームページ (shitara.lg.jp)

2022年3月28日

 

奥三河と呼ばれる東三河地方北部に位置する。 美濃三河高原に囲まれた山間部のであり、自治体面積の約9割を山林が占める。 地質は、中央構造線から近く、領家花崗岩や領家変成岩が分布する。 また、北設楽郡の中心的なである。
したらちょう 
設楽町
豊橋鉄道モハ14 道の駅したら
田峰観音 津具川
設楽森林組合
設楽町旗 設楽町章
設楽町旗
2005年11月21日制定
設楽町章
2005年11月21日制定
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 愛知県
北設楽郡
市町村コード 23561-0
法人番号 7000020235610 ウィキデータを編集
面積 273.94km2
総人口 3,860人 [編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 14.1人/km2
隣接自治体 豊田市新城市北設楽郡東栄町豊根村
長野県下伊那郡根羽村
町の木 ブナ
町の花 シャクナゲ
設楽町役場
町長 土屋浩
所在地 441-2301
愛知県北設楽郡設楽町田口字辻前14
北緯35度05分50秒 東経137度34分17秒座標北緯35度05分50秒 東経137度34分17秒
設楽町役場
外部リンク 公式ウェブサイト

概要

[編集]

奥三河と呼ばれる東三河地方北部に位置する。美濃三河高原に囲まれた山間部の町であり、自治体面積の約9割を山林が占める。地質は、中央構造線から近く、領家花崗岩や領家変成岩が分布する。また、北設楽郡の中心的な町である。

地理

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山地

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主な山

河川

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主な川
(以下省略)

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

設楽町公式ホームページ トップページ (shitara.lg.jp)

 

町議会 - 設楽町公式ホームページ (shitara.lg.jp)

令和6年発行議会だより

したら議会だより第75号 [PDFファイル/5.99MB](最新号)

したら議会だより第74号 [PDFファイル/3.98MB]

したら議会だより第73号 [PDFファイル/6.54MB]

 

設楽町議会議員名簿
任期 令和5年5月1日~令和9年4月30日
令和5年5月1日現在

議席 氏 名 読 み 住所 党派 常任委員会 備考


1 村松 一徳 むらまつ かずのり 津具 無所属
総務建設
文教厚生


2 村松 純次 むらまつ じゅんじ 津具 無所属
総務建設
文教厚生
総務建設委員会
副委員長


3 原田 純子 はらだ じゅんこ 西納庫 無所属
総務建設
文教厚生
文教厚生委員会
副委員長

4 原田 直幸 はらだ なおゆき 和市 無所属
総務建設
文教厚生
総務建設委員会
委員長


5 七原 剛 ななはら つよし 田内 無所属
総務建設
文教厚生
文教厚生委員会
委員長


6 金田 敏行 かなだ としゆき 田口 無所属
総務建設
文教厚生


7 山口 伸彦 やまぐち のぶひこ 田口 無所属
総務建設
文教厚生


8 田中 邦利 たなか くにとし 田口 日本共産党
総務建設
文教厚生


9 今泉 吉人 いまいずみ よしと 津具 無所属
総務建設
文教厚生
副議長


10 加藤 弘文 かとう ひろふみ 田峯 無所属 議長

 

地区毎の人口世帯数一覧 - 設楽町公式ホームページ (shitara.lg.jp)

 

統計情報(令和5年9月15日更新) - 設楽町公式ホームページ (shitara.lg.jp)

 

2023年12月22日  愛知・岐阜・三重県の人口、2050年に16%減 18市町村が半分以下に - 日本経済新聞 (nikkei.com)

 

キラッと奥三河観光ナビ (okuminavi.jp)

 

道の駅したら【公式】 (@shitara257) / Twitter

 

【公式】設楽町観光協会 (@kankoutownshita) / Twitter

 

広報したらNo.169 HP用 (shitara.lg.jp)

 

【公式】愛知県設楽町の観光サイト「設楽町観光ナビ」 (kankoshitara.jp)

 

第2次 設楽町森づくり基本計画 令和2年3月 設楽町

 

愛知県新城設楽建設事務所管内道路情報1 

5-17é†fi路覑勶慖倱050724.xls (pref.aichi.jp)

 

【奥三河道路情報】7/29(土) 10:00現在 | お知らせ・新着情報 | キラッと奥三河観光ナビ (okuminavi.jp)


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【人口減少】東三河地域の人口動向

2024-12-26 18:11:10 | 未分類

fa3702dc57d422ebec47a24f473ed49.pdf (higashimikawa.jp) 【人口減少】東三河地域の人口動向

 

愛知県人口動向調査結果(2020年年報)によれば、県全体の人口は1956年の調査開始以来、初めて年間増減数が減少に転じた。各月1日時点の人口では2019年11月の755万5402人がピークとなった。国立社会保障・人口問題研究所は、2020年に約751万人となりピークを迎えると推計していた。なお、2020年10月1日時点の人口は社人研推計を上回る約754万人となっている。


 東三河地域は、2008年の約773千人をピークに県内で先行して人口の減少局面を迎えており、2020年10月現在
の人口は約746千人(県人口に占める割合:9.9%)となっている。


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講演会 「ダムで命と清流は守れるの?国交省元防災課長が答えます」

2024-12-26 17:59:45 | 未分類

講演会 「ダムで命と清流は守れるの?国交省元防災課長が答えます」

 

 

 国土交通省と熊本県は流水型ダム建設にまい進していますが、流域住民のダムに対する疑問は置き去りにされたままです。「ダムがあれば命は守れるの?」「ダムができても清流は残せるの?」などの私たちの疑問に対して、国や県からは納得のいく説明はありません。
  今回、国交省職員として各地の工事事務所所長や河川部長、防災課長を歴任された専門家で、自身が発足させた淀川水系流域委員会では、徹底した住民参加と情報公開の結果、「ダムは原則建設しない」との提言をとりまとめたことでも有名な宮本博司さんに、私たちの疑問にお答えいただきます。
  また現在、問題になっている人吉市災害公営住宅や瀬戸石ダム問題、五木村民の声にも耳を傾けながら、どのような連携ができるのかを考えます。

チラシダウンロード(PDF)

 

川辺川ダム反対住民団体による新年学習講演会
「ダムで命と清流は守れるの?国交省元防災課長が答えます」

日時:2024年1月20日(土)14時~16時30分

場所: 人吉市カルチャーパレス小ホール
     (熊本県人吉市下城本町1578-1 TEL: 0966-24-3311) 地図

およびオンライン開催

オンライン参加方法: Zoomによるオンラインでも参加いただけます。申込フォームこちら

ゲスト:宮本博司さん(元国交省防災課長)

プロフィール:
1952年京都生まれ。京都大学大学院修士課程土木工学専攻修了。1978年に旧建設省に入り、技官として河川行政一筋に取り組む。河川開発課課長補佐などを経て、苫田ダム、長良川河口堰を担当。その後、国交省近畿地方整備局淀川河川事務所長として淀川水系流域委員会の立ち上げに尽力。同局河川部長をへて本省河川局防災課長を最後に2006年辞職。淀川水系流域委員会には一市民として応募し委員長に就任。現在、株式会社樽徳商店代表取締役参与。

参加費:500円

主催・問合せ先:川辺川現地調査拡大実行委員会
090-2859-5520本村、090-9561-8733光永
080-3999-9928土森 tsuchi_tk@yahoo.co.jp土森

*熊本市内、八代市内から出発するバスで参加することも可能です。
バス移動費用:熊本市内から2000円、八代市内から500円です。
下記宛て、お問合せ・ご予約下さい。


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国土交通省 設楽ダムの建設に関する基本計画 建設に要する費用の概算額 3,200億円で足りるのか?

2024-12-26 17:27:14 | 未分類

国土交通省 設楽ダムの建設に関する基本計画 建設に要する費用の概算額 3,200億円で足りるのか?

 

2022年5月17日 設楽ダム、工期8年延長 事業費も800億円増へ 働き方改革も影響:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

愛知県設楽町で建設が進んでいる「設楽ダム」について、国土交通省中部地方整備局は17日、工期を8年延長し、2034年度に完成する見通しを公表した。新たに地すべり対策が必要となり、ダム本体の掘削量も増えたことなどが要因という。建設費も約800億円増え、総事業費は3200億円になる見通し

 

設楽ダム工事事務所 (mlit.go.jp)

 

設楽ダムの建設に関する基本計画

国土交通省告示第939号
令和4年8月31日

建設の目的
  1. 洪水調節
    設楽ダムの建設される地点における計画高水流量毎秒1,490立方メートルのうち、毎秒1,250立方メートルの洪水調節を行う。
  2. 流水の正常な機能の維持
    下流の既得用水の補給等流水の正常な機能の維持と増進を図る。
  3. かんがい
    愛知県東三河地域の農地約17,200ヘクタールに対するかんがい用水として、新たに毎秒0.339立方メートル(年平均)の取水を可能とする。
  4. 水道
    愛知県東三河地域の水道用水として、新たに毎秒0.179立方メートルの取水を可能とする。
位置及び名称
  1. 位置
    豊川水系豊川
     右岸 愛知県北設楽郡設楽町松戸
     左岸 愛知県北設楽郡設楽町清崎
  2. 名称
    設楽ダム
規模及び型式
  1. 規模
    堤高(基礎地盤から堤頂までをいう。)
    129.0メートル
  2. 型式
    重力式コンクリートダム
貯留量、取水量及び放流量並びに貯留量の用途別配分に関する事項
  1. 貯留量
    • 総貯留量
      最高水位は、標高444.0メートルとし、総貯留量は、98,000,000立方メートルとする。
    • 有効貯留量
      最低水位は、標高377.0メートルとし、有効貯留量は、総貯留量のうち標高444.0メートルから標高377.0メートルまでの有効水深67.0メートルに対応する貯留量92,000,000立方メートルとする。
  2. 取水量及び放流量並びに貯留量の用途別配分
    • 洪水調節
      洪水調節を行う場合を除き、水位を標高437.0メートル以下に制限するものとする。
      洪水調節は、標高444.0メートルから標高437.0メートルまでの容量19,000,000立方メートルを利用して行うものとする。
    • 流水の正常な機能の維持
      流水の正常な機能の維持と増進を図るための貯留量は、標高437.0メートルから標高377.0メートルまでの容量73,000,000立方メートルのうち最大60,000,000立方メートルとする。
    • かんがい
      愛知県東三河地域のかんがい用水として、新たに毎秒0.339立方メートル(年平均)の取水を可能とする。
      かんがいのための貯留量は、標高437.0メートルから標高377.0メートルまでの容量73,000,000立方メートルのうち最大7,000,000立方メートルとする。
    • 水道
      愛知県東三河地域の水道用水として、新たに毎秒0.179立方メートルの取水を可能とする。
      水道のための貯留量は、標高437.0メートルから標高377.0メートルまでの容量73,000,000立方メートルのうち最大6,000,000立方メートルとする。
      なお、上記b~dについては、効率的な水利用を図るために設楽ダムと豊川総合用水施設等の利水施設による河川流水の総合的運用を行う。
ダム使用権の設定予定者

愛知県(水道)

建設に要する費用及びその負担に関する事項
  1. 建設に要する費用の概算額
    約3,200億円
  2. 建設に要する費用の負担者及び負担額
    • 河川法第59条、第60条第1項の規定に基づく国及び愛知県の負担額
      建設に要する費用の額に1,000分の890を乗じて得た額(このうち、かんがいに係るものは、建設に要する費用の額に1,000分の113を乗じて得た額)とする。
    • 特定多目的ダム法第10条第1項の規定に基づく流水をかんがいの用に供するものの負担額
      aに規定するかんがいに係る負担額のうち、その額に10分の1を乗じて得た額とする。
    • 特定多目的ダム法第7条第1項の規定に基づく愛知県(水道)の負担額
      建設に要する費用の額に1,000分の110を乗じて得た額とする。
工期

昭和53年度から令和16年度までの予定


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設楽ダムの建設中止を求める会 – NO! DAM 

2024-12-26 17:25:38 | 未分類

設楽ダムの建設中止を求める会 – NO! DAM 

 

(6) Facebook設楽ダムの建設中止を求める会 

 

設楽ダムの建設中止を求める会 – NO! DAM (nodam.org)

 

このサイトは「設楽ダムの建設中止を求める会」の取り組みの紹介と、今までの活動記録、豊川、設楽ダムに関する資料。さらに「設楽ダム建設中止訴訟」の記録資料を公開21世紀の大型公共事業、この実態をみなさまにご検討して頂く資料としています。 山から海へと短い距離で繋がる日本列島。本来、私たちはこの急峻な地形と川の恩恵を得ながら、うまく付き合ってきました。しかし、いつからか、川の流れを利用し始め、その勢いは文明の発展と称し、突き進んで来ました。その結果、失ったもの、さらに甘い見込みや、その影響から起きる人災とも言える災害。そして、失ってしまった水系に依存する生態系。 今後、日本は人口減少は免れず、利用もおのずと減少していきます。この時代に果たして、私たちは何を選択しようとしているのか。これは、私たちだけで無く、次世代にも、重くのし掛かる負の遺産となることは、今の状況を考えると明らかです。是非とも、みなさまにも、今までの資料をご覧頂き、ご参考にして頂ければと思います。そして、一つの時代の記録としてここに公開致します。

初めてのかたは、こちらの「設楽ダム計画をご存じですか?」パンフレットを、一読してみてください!!

設楽ダム計画をご存知ですか?

設楽ダム計画をご存じですか?

 

2009年12月12日 asahi.com(朝日新聞社):愛知・設楽ダム予定地 政権交代後も進む契約・住民補償 - 2009政権交代

 

設楽ダム(愛知県設楽町)建設問題で、国土交通省が地権者約80人と約11億円の用地買収の契約を結んだことが11日わかった。一方、愛知県などが負担する水没予定地住民らへの「感謝見舞金」も4億2700万円の交付が決まった。これらの大半は、民主党が圧勝して政権交代が確実になった総選挙以降に契約や申請がなされたものだという。ダムの建設自体が中止される可能性もある中で、補償が進んでいる。

 同日、設楽町議会のダム対策特別委員会で示された。国交省によると、10日までに用地買収の契約が済んだのは地権者約770人のうち、水没予定地住民数人を含む約80人。水没地面積約300ヘクタールの約11%を取得し、契約額は約11億円という。最初の契約は6月末だったが、9月以降が7~8割を占めるという。

 一方、「感謝見舞金」は水没や道路の付け替えなどで移転を余儀なくされる住民に支払われる。同町の事業だが、費用は県とダム受益地の豊橋市など下流5市1町が負担する。町によると、住民が申請して「ダムの補償契約締結に協力する」という確約書を提出すれば交付される。対象となる124世帯のうち、これまでに73件の申請があり、4億2700万円の交付が決まった。このうち68件が、10月半ば以降の決定だという。

 前原誠司国交相は同月9日にダム事業の見直しを表明。設楽ダムの来年度以降の方針は、年末の政府予算提出時までに示される。国交省設楽ダム工事事務所は「契約を急いだ方が良いと考える人がいるかもしれないがわからない。今年度予算はそのまま使って良いので、予定通り用地買収を進めている」としている。(小渋晴子)

 


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設立経緯 – 設楽ダムの建設中止を求める会 (rokujogata.net)

2024-12-26 17:24:12 | 未分類

設立経緯 – 設楽ダムの建設中止を求める会 (rokujogata.net)

 

【設楽ダム計画とその推移】

• 設楽ダム計画の経過

 

(1-1) 前史

 

設楽ダム・寒狭川ダム(1961〜1962)

1961年7月 電源開発から設楽町に調査依頼、設楽ダム約5000万m3、発電並びに農・工業に利用という計画、調査立ち入りを認めている。(6月愛知県からの通知もなされたものとみられる → 町は異議なしと解答)
1961年11月 建設省からの地質調査申し入れ、布里ダム(寒狭川ダム9300万m3)
1962年6月 愛知県から電源開発からの申し入れについて、新城市・鳳来町・設楽町へ通知、東三河工業開発中央専門調査委員会答申「東三河工業開発計画の概要―適地・産業関連施設整備マスタープランの第一次構想」
鳳来町西部地区は、水没家屋を出さないこと、地主との話し合い解決後でなければ竹木の伐採をさせない、の2点を認めれば、立ち入りに反対しないという回答を出した。ダム反対同盟を発足させ、町を挙げての反対運動を起こし、調査をさせなかった。鳳来町の寒狭川筋のダム計画は沙汰やみとなった。
設楽町では、61年の電発申し入れに対して、原田町長が電発に対して調査を認めてしまい、地主も立ち入り・竹木伐採を認めてしまった。翌年になって、水没予定地区にあたる松戸・大名倉・川向の住民136名がダム建設反対連絡協議会を結成し、全員連署による、土地立ち入り・測量反対の陳情書を設楽町長に出し、県知事にも意見書を出した(1962年7月)。しかし、この時は、設楽ダム計画も立ち消えとなった。一説に、この付近の地質がきわめて劣悪で、アーチ式ダムの建設は無理であることがボーリング調査の結果わかったからだという。

ayuturi

(1-2) 設楽ダム計画の発端

 

愛知県から鳳来町に寒狭川・布里ダムの調査実施要請(1971年7月〜1972年6月)

総貯留容量3億3000万m3の巨大ダムで、その内訳は洪水調節容量5000万m3(3000m3/sec)、および新規利水容量2億6800万m3、堆砂容量1200万m3である(愛知県『寒狭川ダム調査について』1971年9月4日)。上記文書中に触れられている、設楽ダム計画(総貯留容量1億2500万m3)には、発電容量が含まれている(名倉の大久保に上池を造る揚水発電計画が含まれていた)。建設省としては、設楽ダムについては、治水上の効果が期待できないため、先ず治水上の立場を優先的に考え、寒狭川ダムの実現方向を明確化してからでないと設楽ダムの建設には協力しかねるとの意向を示している。また、寒狭川頭首工・導水路説明会が1972年に開かれている。
これに対して鳳来町・住民の的を得た取り組みによって、布里ダム計画は頓挫することとなった。(1974年1月:山村振興調査会の現地診断調査結果公表)
こうして、寒狭川(布里)ダム建設が進まないことがほぼ明確になった後に、愛知


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広葉樹を植栽して災害に強い森林を 費用を助成/宍粟市

2024-12-26 17:22:20 | 未分類

広葉樹を植栽して災害に強い森林を 費用を助成/宍粟市

(shiso.lg.jp)

 

木のしくみ(根っこ編) | 蛭田造園のブログ

 

hardwood.pdf (affrc.go.jp)広葉樹の利用と森林再生を考える

 

土砂災害を防ぐ森づくり | TOKYO WOOD

 

多発する土砂災害 - 植樹で原生林に近い土地本来の森を再生するリジェネラティブ!Silva【シルワ】公式ホームページ

 

自伐林業への道ー災害に強い森林づくり講演会&現地アドバイス会 (synchronix.gr.jp)

 

1dai1kitaisakudounyuukkeii.pdf (hyogo.lg.jp)「災害に強い森づくり(第1期対策)」の導入の経緯

 


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森林伐採と地球温暖化の関係、その対策とは - アピステ 水を育む森林のはなしー林野庁

2024-12-26 17:18:52 | 未分類
森林伐採と地球温暖化の関係、その対策とは - アピステ 水を育む森林のはなしー林野庁
 

水を育む森林のはなし - 林野庁

 

樹木は光合成によって、二酸化炭素(CO2)を吸収し、酸素と炭素を作り出しています 酸素は放出し、炭素は取り込み蓄えることで、生長していきます。 森林はこういった形で、温暖化の主な原因である二酸化炭素(CO2)を減らし、大気に放たず固定するという役割を担っています


森林伐採と地球温暖化の関係、その対策とは - アピステ

 

植林による温暖化対策

植林による温暖化対策

!本稿に記載の内容は2010年9月時点での情報です

成長中の樹木は二酸化炭素を吸収してくれるそうですが、木はいずれ枯れて朽ち果てるもので、そうなれば二酸化炭素を吐き出すことになって、しょせん、植林などは温暖化対策としては一時しのぎではないですか。

山形与志樹

山形与志樹地球環境研究センター 主席研究員

確かに植林された樹木は、やがて伐採されるか、寿命がきて枯れる運命にありますので、森林における炭素の蓄積量は減少します。しかし、土壌中に蓄えられた炭素は着実に増え続けてゆきます。植林後の長期的な炭素ストックの平均値に着目すると、植林前の土地にあった炭素の蓄積量と比べて増大しています。すなわち、植林による温暖化対策の効果は、短い間で増えたり減ったりする炭素量ではなく、長期的に見たときに森林全体に蓄えられる炭素蓄積の平均値を増大させる効果で評価することができます。

植林は土壌を含めた森林全体の炭素蓄積を増大させる

英オックスフォード大学は、2006年に注目された言葉を対象とする「ワード・オブ・ザ・イヤー」に、企業が排出する温室効果ガスを植林事業などにより相殺し、温室効果ガスの排出をゼロにする考え方を示す「カーボン・ニュートラル」を選びました。しかし、植林された木は、いつかは伐採されるか枯れてしまいます。それでも植林が温暖化対策になる理由はどのように考えればよいのでしょうか。

この効果について考える鍵は、植林地において植林活動の前後でどのように状態が変化するかを比較することにあります。図1は、放棄された農地等の荒地に対して植林を実施した場合について、樹木の生長や伐採に伴う森林生態系(植林地の地上部と、根や土壌中を含む地下部全体)における炭素の蓄積の変化の様子を、これまでの研究知見に基づいて模式的に表したものです。

figure

図1植林の実施前後における炭素蓄積量の変化

本図は温帯林の土壌における炭素蓄積変化を表しています。森林生長は暖かいところほど速いのですが、土壌中炭素は、微生物分解による土壌呼吸が減少する寒いところほど大きくなることが知られています。

森林生態系は、樹木の生長に伴い二酸化炭素(CO2)を吸収します。一方、枯れ葉、枯れ枝、枯死木のすべてが、すぐに分解されて大気中にCO2として還るわけではなく、炭素を含んだ土壌有機物として土壌に蓄積し、少しずつ分解してCO2を放出してゆきます。図1は、植生と土壌に蓄積される炭素が、植林と伐採(あるいは枯死)のサイクルの中で、長期的にどう変化するかを示しています。森林の生長速度は気候によって異なりますが、この図では、数十から数百年の間に発生する変化が示されています。この図を見ると、確かに伐採によって、森林における炭素の蓄積量は一時的に減少しますが、土壌中に蓄えられた炭素は着実に増え続けていることがわかります。すなわち、植林後の森林では、伐採と再生のサイクルの中で、全体の炭素の蓄積は徐々に増大してゆきます。そして世界平均では、森林土壌中には植生中の炭素量の4倍もの炭素蓄積があることが知られています。

さらに森林が成熟してゆくと、最終的には木の成長分と土壌における有機物の分解が平衡状態になり、森林生態系としての炭素蓄積の増大はストップします。植林後の長期的な炭素ストックの平均値に着目すると、植林前の土地にあった炭素の蓄積量と比べて増大することがわかります。すなわち、植林による温暖化対策の効果は、短い間で増えたり減ったりする炭素量ではなく、長期的に見たときに森林全体に蓄えられる炭素蓄積の平均値を増大させる効果で評価することができます。

 

京都議定書で認められた温暖化対策としての植林事業

植林活動が可能な土地は、残念ながら日本では限られていますが、世界的に見ると、特に途上国において、過去の森林破壊によって放置されている荒地がたくさんあります。このような土地に植林活動を実施することが、京都議定書において、クリーン開発メカニズム(Clean Development Mechanism: CDM)という途上国における温暖化対策として認められました。植林は温暖化対策として有効なだけではなく、荒廃した環境を回復し、生物多様性や水の保全、さらには持続可能な発展に貢献することができます。これらの副次的な便益も考えると、植林は “潤いのある” 温暖化対策ということができるでしょう。しかし、植林対策により国連からCDMとしての認証を得るためには、植林に伴う追加的な炭素吸収量の算定や、地域に与える影響評価などの困難な課題があり、実際に実施されているCDMとして認められた植林活動は極めて限られているのが現状です。

さらにくわしく知りたい人のために

 

森林土壌に浸透した雨は、様々な経路をたどってにゆっくりと流れ出ていくことから、降雨時における流量のピーク(降雨に伴っての水かさが増していったときの最大値)を低下させたり、ピークの発生を遅らせるなどの働きがあります。 これらは洪水の緩和機能と呼ばれ、特に、中小規模の洪水の場合に発揮されると考えられています。

 

untitled (affrc.go.jp)森林が河川流量に及ぼす影響を明らかにする(目的)

 


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今の水問題 水源林と私達の生活 吉村 友里子 

2024-12-26 17:17:31 | 未分類

今の水問題 水源林と私達の生活 吉村 友里子 

 

 要約

 天から降ってくる雨を貯める水源林と私達の生活の関連性を、出身である横浜市のケースを進行中の成功例として取り上げた。水源林を取り巻く現状や課題、それらを解決するための取り組みに目を向けることでレポート全体の課題である「今私達に出来ることは何か」を考えていく。一個人で出来ることは少ないが、それでもまずは最低限目を向けて知ろうとする努力の重要性をこのレポートを通して改めて実感したことを書いている。

 

本文

 「水は資源です。」 先生が授業の最初におっしゃった言葉だ。大切な資源である水はそもそも天から雨などとして地上に降り注ぎ、大地に浸透し、川や海などに注ぎ込む。さらにそこから太陽熱などによって温められて水蒸気となり空中へ戻っていく。このサイクルの繰り返しが水の営みである。しかしこのようなサイクルの中において水という資源の重要な一時預かり所となるのが「森林」だ。このような森林は特に水源林と呼ばれ、「人間の暮らしに必要な水を安定的に貯留・供給する森林」として「緑のダム」と呼ばれることもある。首都圏においては、東京近郊の県内にある水源林に溜まる水が都心の水源となっているケースがほとんどで、水源林の減少あるいは消滅は人間の生活に直接大きな影響を及ぼすということが様々な研究や調査によって分かっている。しかしながら、水の利用者である都市の人間レベルになるとこういった問題に関する知識や認識不足は甚だしく、現在ではそういった人々への当事者意識の植え付けや、水源林自体の管理・運営などについて様々な課題が持ち上がっている。このレポートでは、日本における水源林利用を巡る問題について考えたい。

 現在日本の土地利用としては主に農耕地・都市・森林の3つに大別出来るが、そのうち全国土における森林の割合は6割以上で、この割合は世界でも4位という多さを誇っている。また、毎年梅雨や台風に見舞われることから考えても分かるように日本は降水量も豊富であるため、森林を利用した治水事業は各自治体にとって重要な課題となっているのが現状である。その中でも特に水源林については、樹木の根系が山崩れを防いでくれるという土砂災害防止機能や、落ち葉や下草に覆われた森林土壌中に雨水を浸透させゆっくり流出させることにより洪水を緩和し、水質を浄化して降雨後の川の流量を増やしてくれるという水源涵養機能が注目されていて、それらの利点を生かそうと日本各地で行政レベルからの水源林保護活動が始まっている。しかしながら、なかには林業の担い手の高齢化と人手不足から荒廃が進む水源林もあり、適切な造林・育林・管理のための十分な取り組みが求められている。

 つまり以上の内容から考えると、日本における水源林に関する主な問題としてはその当事者意識・水源林の管理手法・管理者という3点が挙げられることが分かる。では、その次の段階として「このような現状下に生きる私達が今いるところで出来ることは一体何であろうか?」という疑問が浮かんでくる。この設問に答えるために日本国内における水源林と私達人間の生活について調べていたところ、水源環境税の導入に向けて画策している横浜市についての新聞記事を発見した。横浜市では2000年に初めて水源環境保全税の導入に関する議論が起こったが、当時は水源林の重要性に関する市民の認識度が低く、議会においても増税の賛成を取り付けることが出来なかった。そこでその後の経緯を追うために関係する記事を集めてみたところ、横浜市の水源地に対する様々な取り組みが判明した。

 日本最大の市町村である神奈川県横浜市は人口350万人を超える政令指定都市で、歴史的に港町として栄えてきた。現在でもその人口と貿易商業都市としての発達ぶりを考えると、市内での1日当たりの水使用量は莫大な量にのぼると推測される。(ちなみに日本人の1日当たりの生活水使用量が322リットルと言われている。) そんな横浜市の主要水源の1つとなっているのが山梨県南都留郡道志村から始まる道志川である。道志村のホームページによると、横浜市が道志川より取水を開始したのは明治30年からということで両者の友好関係はそれ以来現在まで大変長く続いていることになる。その間、これまでに横浜市は水源地である道志村に対して様々な配慮を見せている。例えば最近の例として、2003年から始めた道志村沢水のペットボトル販売が挙げられる。横浜市の水道局が道志川の上流水を濾過・加熱殺菌したものをペットボトルに詰めて横浜市内で販売する事業であったが、発売当初の2003年から3年間で100万本が売れ、その利益の一部は道志村の森林保護費用として還元されているという。また、2004年6月には横浜市長である中田氏が道志村を訪問した際に両市村の友好と交流に関する協定書に調印し、現在道志村は「横浜市民ふるさと村」とも呼ばれている。もちろん以上のような森林保存・育成のための資金援助や名目上の友好アピール以外にも、民間レベルでの交流事業も進んでいる。もともと行政レベルで始まった友好交流事業であったが、平成17年度には「道志水源林ボランティアの会」という横浜市民を中心とした会が設立され、それ以降は横浜市水道局と協力して道志村の森林保護活動を進めるようになった。横浜市の水源林を守るという宣言の下、1300人を越える会員が月に2回程度実際に道志村まで出かけていき森林整備を行うなど大規模な民間交流事業へと成長してきている。道志村も村おこしの一環として全国から水源林に植林するオーナーを募るなど、森と清流の郷としてのアピール活動を積極的に行っている。こうした活動を通して水源林保護の動きに大きな手ごたえを感じた横浜市は、2004年になって再び水源環境保全税の導入を検討し始めた。しかしながらやはり増税という負担は市民にとっては容易に受け入れられるものではなく、再検討から3年経った現在でもその結論は出ていないのが現状である。しかしながら、結果的に横浜市のケースは行政と民間が一体となって水源林保護に取り組んでいるという点において評価出来る成功例であると思う。冒頭に挙げた3つの課題である当事者意識・水源林の管理手法・管理者に関して一定の成果を得ており、今後もその発展が期待される。

 では最後に、以上のような横浜市の例を踏まえて今私達がここで出来ることは何かという疑問の答えを考えたい。水源林の問題に関して言えば、まずその原点となるのはやはり「当事者意識」だと思う。当事者意識を持つためにはまず知る必要がある。自分が使っている水は果たしてどこから来ているのか?水源地の自然環境はどのような状態なのか?このような事柄に関心を持ち知ろうと努力することで、水を通して自分と水源林の間に関係性を見出し当事者意識を持つことが出来ると私は考える。その上で初めて何かしたいという思いが生まれ、友人と自分が知ったことについて話し合ったりボランティア団体に所属するなど行動を起こすことが出来るのではないだろうか。従って結論としては、私達がここで出来ることは、とてもちっぽけなことのようではあるが、まず「知ろうとすること」ではないだろうか。何事にも目をつぶってしまえばそのままやりすごされてしまう。私も今回のレポート課題を通して水源林に関する取り組みの成功例を知ることが出来た。私は横浜市出身で現在も祖母の家が横浜市にあるため、今度からは遊びに行った時スーパーではペットボトル入りの道志村沢水を買ってみようとも思えた。やはり何事も目を向けて考えることから始まると実感した良い経験であったと思う。

 

参考資料

  • 横浜市HP:http://www.city.yokohama.jp/front/welcome.html
  • 道志村HP:http://www.vill.doshi.yamanashi.jp/index.htm
  • 道志水源林ボランティアの会HP:http://www.doshi-suigenrin.jp/
  • 朝日新聞:2004年6月17日付 朝刊  「道志村は横浜市民の『ふるさと』友好協定と覚書調印へ」
  • 2004年12月18日付 朝刊 「水源環境保全税(振り返って04かながわ)」
  • 2006年10月5日付 朝刊 「横浜市、『水商売』大当たり 道志川の水ペット、発売3年で100万本販売」
  • 2006年11月8日付 朝刊 「『横浜の水源に木を』交流促進へオーナー募る 山梨・道志村」
  • 2006年12月25日付 朝刊 「横浜市、道志村の水源林保護へ越県連携着実 市民1300人、整備に力」

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ダムはどんな影響を川に及ぼすのですか? - ダムネーション

2024-12-26 17:10:30 | 未分類
ダムは水の流れを分断し、水質を劣化させ、川の不可欠な栄養分と土砂を堰き止めてしまいます。 また、在来の魚類や野生生物の生息地を破壊し、川でのレクリエーションの機会を奪います。 さらに、ダム湖ができると川の流れが遅くなって川幅が広がり、水温が上がるとともに水質が劣化し、そうした環境を好む非在来種の生息地になります。

_pdf気候変動による国内のダム湖水質への影響評価

 

ダムの真実を明かす - Patagonia Stories

 

生物多様性(4)「ダムによる河川の分断の影響」|ふしぎを追って|国立環境研究所

 

News | 映画『ダムネーション』 -DAMNATION /パタゴニア presents

 

fact-5ダムが川と暮らしをこわす

 

池や湖の中で暮らす生き物への温暖化の影響は? | ココが知りたい地球温暖化 気候変動適応編 | 気候変動と適応 | 気候変動適応情報プラットフォーム(A-PLAT)

湖沼の水質は1960 年代から70 年代にかけて急速に悪化し、公害問題も発生し、汚染物質が湖沼、河川、内湾に流れ込んでいないかの監視の目的で水質環境基準と全国湖沼の水質モニタリングサイトが整備されました。その後、下水処理技術や下水道整備率の向上に伴い、生活排水の流入量は減り、2000 年以降は河川の水質の向上がみられるようになりましたが、湖沼に流れ込む農地由来の過剰な栄養塩の量はなかなか減らず、富栄養化した湖沼の水質は近年でも大きく改善したとは言い難い状況です。

その中でも特に水中の酸素濃度が近年問題となっています。我々も酸素を吸っているように、魚類など水生生物の多くも水に溶け込んだ酸素(溶存酸素)を吸って生きています。この溶存酸素の濃度がある一定値以下になってしまうと、呼吸が難しくなり、弱ったり死んだりしてしまいます。環境省は健全で豊かな湖沼生態系を取り戻すために、水生生物にとって重要な底層溶存酸素量を新しい水質環境基準として2016 年より導入しました。一方で、地球の温暖化は湖沼の底層の溶存酸素量を減少させるのではないかと言われており、実際に気候変動がどのように溶存酸素濃度に影響するかという調査研究が近年始まってきました。

2. 湖沼環境や大気環境に影響する湖沼底層の溶存酸素量

湖沼はため池、ダム湖、自然湖沼などその大きさや深さも様々ですが、一般に大気からの酸素がとどきにくい湖底近くはどの湖沼でも貧酸素化しやすい場所になっています。逆に表面に近い湖水では溶存酸素量は高いのですが、酸素を必要とする水生生物の中には湖面近くでは生きることが難しいものも多々あり、そうした生物の中には貧酸素化の影響を受けてしまうものがいます。湖底付近の貧酸素化が水環境へ与える3つの大きな影響を紹介します。

〇冷水性魚類の減少・絶滅

サケ科魚類に代表される冷水性魚類の中には湖沼を主たる生息場としているものが多数知られています。夏場は表層水温が高温になるため、冷水性魚類は冷たい水が沈んでいる深みに逃げています。一方、こうした湖底付近の水は表層との交換が少なく、貧酸素になりやすくなっています。サケ科魚類の多くは15℃以下の水温と溶存酸素量としては4 mg/L 以上が必要と言われています。もし、夏季の表層から湖底までのどこにもこうした条件を満たす水が無い場合、サケ科魚類は生息できないことになります。実際にヒメマスやニジマスの放流が行われている奥日光の湯の湖では、夏季には上記の条件を満たす水深4~ 8m の狭い水深帯に大型魚類個体が集中して生息していることが分かってきています(図1)。

図1 音響探査による湯の湖の大型魚類個体(主としてニジマス、ヒメマス、カワマス)の生息水深と水温、溶存酸素量との関係
図1音響探査による湯の湖の大型魚類個体(主としてニジマス、ヒメマス、カワマス)の生息水深と水温、溶存酸素量との関係

〇栄養塩類の底泥からの過剰な回帰

湖底付近の水が貧酸素化することで単に底の酸素が無くなるだけでなく、飲み水等に適さない各種金属イオンや藻類の栄養となるアンモニウムイオンやリン酸イオンが底泥から溶出してきます。湖底の水は夏の間に底泥から溶出してきたこうした物質を蓄積し、秋から冬にかけて表層の水と循環するようになると、光の届く表層へと移動し、藻類に取り込まれ、翌年の藻類の異常増殖の原因になると考えられています。

〇メタンガスの底泥からの発生

メタンガスは温室効果の大きなガスで温暖化の主要因のひとつであり、今後減らしていく必要があります。湖沼や湿地は自然から発生するメタンガスの主要な発生源です。人間が作り出したダム湖やため池からのメタンガスの発生を抑制していく努力は必要ですが、底層付近が貧酸素化するとメタンガスの発生量が多くなり、夏場その多くがバブルの形で直接湖底から大気へ放出され、温暖化促進の要因となります。ちなみに、海の面積は広いのですが、メタン生成を阻害する硫酸イオン濃度が高くメタンガスの主たる発生場所ではありません。

3. 湖沼の溶存酸素量が減りやすい時期と湖沼の特徴

湖沼の底層の水が貧酸素化しやすいのは表層水と交換しにくい夏の時期になります。夏季に表層水が温められ、表層の水の密度が軽くなり、底層と表層の水の密度差が大きくなるほど、底層水と表層水との交換は起きにくくなります。また、海水由来の塩水が底層にたまりやすい汽水湖ではこうした交換が通年阻害され、夏場に限らず貧酸素化しやすい湖沼です。淡水湖沼では深い湖沼ほど表層と底層の水温差が大きくなりやすく、底層が貧酸素化しやすくなります。浅い淡水湖沼では、長期間貧酸素化することは少ないですが、暑く風の弱い期間には、表層と底層の温度差は広がりやすく、一時的貧酸素が発生しやすくなります。

4. 気候変動下で進む湖沼の貧酸素化

湖沼の特徴や地域性が貧酸素化のしやすさに影響する一方、気候変動下で進む夏季の高気温や渇水や洪水のリスク上昇が湖沼の貧酸素化に及ぼす影響についてはまだ分からないことが多くあります。近年、平均気温の上昇速度に比べて、最高気温や猛暑日の日数などは速いスピードで記録を更新し続けています。地下水の水温は年平均気温に近いことから、地下水影響の強い浅い湖沼では、夏季に平均気温に近い冷たい地下水が底層にたまりやすい一方で、表層水は高温になりやすく、結果として底層水と表層水の水温差が拡大し、貧酸素化のリスクは高まっていると言えます(図2)。

図2 気候変動の影響を受け高まる湖沼底層の貧酸素化との概略図(左図)。深くなるにつれて水温は大きく低下しますが、水の重さが4℃に近い低温ほど重くなることがその要因です(右図)。
図2気候変動の影響を受け高まる湖沼底層の貧酸素化との概略図(左図)。深くなるにつれて水温は大きく低下しますが、水の重さが4℃に近い低温ほど重くなることがその要因です(右図)。

また気温以外に大雨や大風の頻度が増える場合も、浅い湖沼は濁りやすく、結果として藻類による光合成が阻害され、貧酸素化が助長される可能性もあります。ただし、高気温であっても日照時間が増える場合には、光合成活性が増える結果、溶存酸素量が高くなることもあります。貧酸素化のモニタリングを今後も続け、知見を積み重ねる必要があります。

5. 気候変動適応策として貧酸素化を遅らせ、その影響を減らすには

実際に世界中の湖沼で貧酸素化リスクを評価した研究成果では、湖沼の貧酸素化リスクは海洋以上に高まっていると結論づけられています。では、どのようにすれば気候変動下で貧酸素化リスクを減らし、その影響を少しでも減らすことができるでしょうか。これまでも、貧酸素化したダム湖などでは底層に直接新鮮な空気を送り込む曝気により貧酸素化の改善が行われてきました。一方、こうした従来法は多くの電力を必要とすることから、持続的な水質環境改善のためには以下の3つの点を中心に対策する必要があると考えています。

〇流域からの濁り成分の流入や栄養塩負荷を減らす

流域からの栄養塩や有機物の流入を少しでも減らすことで、湖底近くの酸素消費速度を抑制し、貧酸素化の進行速度を遅らせることができます。また湖内の光合成を阻害する濁り成分の流入を減らすことで溶存酸素量を増やす光合成活性を高めます。

〇豊富な地下水で湖沼の底層水の入れ替わりを促進

近年の都市化等に伴い雨が土壌に浸み込みにくくなり、結果として地下水の湧水量は減りつつあります。夏季に豊富な地下水が湖沼に流入するようにし、底層水が滞留しにくく、貧酸素化しにくい環境を作る必要があります。

〇貧酸素化の生物影響を軽減するには

底層の貧酸素化により大型の冷水性魚類が大きな影響を受けるのは免れません。一方、小型の魚類、水生昆虫、水草などは酸素を豊富に含んだ冷たく小さな湧水帯を保全することでも、絶滅を回避できる可能性があります。貧酸素化を防ぐとともに、こうした退避場所を残すことも大切と考えています。

さらにくわしく知りたい人のために

1)「温暖化の湖沼学」(2012)永田ら編 京都大学学術出版会

公開日:2022年12月26日 最終更新日:2022年12月26日

 


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豊川水系総合開発促進期成同盟会 ~山からつながる・水でつながる~/豊橋市 当会は設楽ダム建設を目的にしていません。

2024-12-26 17:08:54 | 未分類

豊川水系総合開発促進期成同盟会 ~山からつながる・水でつながる~/豊橋市 当会は設楽ダム建設を目的にしていません。

 

豊川水系総合開発促進期成同盟会 ~山からつながる・水でつながる~/豊橋市 (toyohashi.lg.jp)

 

 本会は豊川水系における総合開発事業等の促進を図ることを目的とし、関係方面への促進要望、総合開発に関する調査研究、水源地域開発に対する協力などの活動をしています。

 

構成団体

団体 
豊橋市/豊川市/蒲郡市/新城市/田原市/豊橋商工会議所/豊川商工会議所/蒲郡商工会議所/新城市商工会/田原市商工会/音羽商工会/一宮商工会/小坂井商工会/御津町商工会/渥美商工会/豊橋農業協同組合/ひまわり農業協同組合/蒲郡市農業協同組合/愛知東農業協同組合/愛知みなみ農業協同組合/豊川用水二期事業促進協議会/愛知県豊川改修工事促進期成同盟会/豊川改修期成同盟会(豊橋)/豊川改修期成同盟会(豊川)/豊川改修期成同盟会(新城)
事務局

豊橋市企画部政策企画課

所在地/〒440-8501 豊橋市今橋町1番地

TEL.0532-51-3153 FAX.0532-56-5091

e-mail.seisakukikaku@city.toyohashi.lg.jp

 


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豊川の明日を考える流域委員会 【設楽ダム建設を決めた賛成意見】

2024-12-26 17:07:18 | 未分類

豊川の明日を考える流域委員会 【設楽ダム建設を決めた賛成意見】

 

意見 (mlit.go.jp)

 

意見

 

平成13年10 月 5日

国土交通省中部地方整備局長  
    清治 真人 殿


豊川の明日を考える流域委員会
委員長  藤田 佳久

    
 豊川水系河川整備計画原案(大臣管理区間)について(意見)

 
 豊川の明日を考える流域委員会(別添の委員)は、「豊川水系の今後の河川整備を進めていくにあたって、河川整備等の現状と将来像について助言し、河川整備計画の原案について意見を述べる」ことを目的として平成10年12月8日、建設省中部地方建設局長(現国土交通 省中部地方整備局長)及び愛知県知事からの委嘱を受けて設置された。
 本流域委員会は、平成10年12月15日に第1回を開催し、約2年9ケ月の間に23回にわたり流域委員会での審議を行った。この間、本年3月30日には本流域委員会から「豊川水系河川整備計画の原案作成に向けての提言」を提出した。
 この提言を受け、本年6月15日の第20回流域委員会において、貴局から示された豊川水系河川整備計画原案(大臣管理区間)について審議を行い、ここに、本流域委員会としての意見を別 紙のとおり取りまとめたので提出する。
 なお、今後、河川整備を進めるにあたって、配慮すべきと思われる事項についても含めているので、関係機関などとの連携を強化し東三河地域の健全な発展に努められたい。


 

平成13年10月 5日

愛知県知事
神田 真秋 殿  

豊川の明日を考える流域委員会
委員長  藤田 佳久

     豊川水系河川整備計画原案(大臣管理区間)について(意見)  

 豊川の明日を考える流域委員会(別添の委員)は、「豊川水系の今後の河川整備を進めていくにあたって、河川整備等の現状と将来像について助言し、河川整備計画の原案について意見を述べる」ことを目的として平成10年12月8日、建設省中部地方建設局長(現国土交通 省中部地方整備局長)及び愛知県知事からの委嘱を受けて設置された。
 本流域委員会は、平成10年12月15日に第1回を開催し、約2年9ケ月の間に23回にわたり流域委員会での審議を行った。この間、本年3月30日には本流域委員会から「豊川水系河川整備計画の原案作成に向けての提言」を提出した。
 この提言を受け、本年6月15日の第20回流域委員会において、中部地方整備局から示された豊川水系河川整備計画原案(大臣管理区間)について審議を行い、ここに、本流域委員会としての意見を別 紙のとおり取りまとめ提出したので、指定区間の整備計画作成に当たっては参考にしていただきたい。
 なお、今後、河川整備を進めるにあたって、配慮すべきと思われる事項についても含めているので、関係機関などとの連携を強化し東三河地域の健全な発展に努められたい


 

(別紙)


豊川水系河川整備計画原案(大臣管理区間)について(意見)


豊川の明日を考える流域委員会  

 豊川における過去の洪水被害の発生状況や渇水の発生状況並びに、流域及び河川環境の現状などを踏まえ、本流域委員会としては、中部地方整備局から示された豊川水系河川整備計画原案(大臣管理区間)に対し、基本的内容については同意するとともに併せて下記意見をとりまとめたので、この意見を極力尊重した豊川水系河川整備計画を早期に作成されたい。


 

1. 構成・文章表現
 章立てとその表現も含め、一般の人々にも分かり易いよう論理的なストーリー性をもつ丁寧な文章表現とすること。
 また、議論の過程やそれを裏付ける調査結果を資料として添付すること。
2. 内容
  (1) 「設楽ダム」の建設については、その規模も含め、それが必要である根拠を分かり易く示したものにすること。
  (2) 「設楽ダム」の建設に関連して、森林の保全・整備および水源地域の振興を図る方向を含むこと。
  (3) 環境関係の記述については、現状や課題での記述内容に対して施策での記述が貧弱であるため、記述内容の充実を図ること。
  (4) 霞堤を残すことについては、その理由を記すこと。
  (5) 三河湾浄化については、独立した節を設けて豊川と関連させて述べること。
  (6) 流域及び利水地域を含む「豊川流域圏の一体化」を目指す工夫を示すこと。
  (7) 上記(2)と(5)および(6)については、その目的のために既存の組織利用も含め、省庁の枠を超えた組織を設けること。
  (8) 長期の計画も含むため、計画の見直し(ローリング)を含める弾力的計画であることを示すこと。
3. 配慮事項
  (1) 計画決定後事業を進める段階においては、事業の節目毎に住民への情報提供を積極的に行うこと。
  (2) 次期以降の河川整備計画策定時においては、基本高水のピーク流量等について十分な検討をすること。

 

 なお、議論の過程で、水需要予測や環境面から、ダム建設への疑念が一部の委員から表明されたことを付記する。


  (別添)

豊川の明日を考える流域委員会委員

 

豊橋商工会議所特別顧問 神野 信郎
愛知大学教授 沓掛 俊夫
設楽町長 後藤 米治
前豊橋技術科学大学長(前委員長) 佐々木慎一(故人)
前「母なる豊川」活動推進委員会委員長 澁谷 弘幸
前とよはし女性フォ-ラム会長 杉本 かつ
豊橋創造大学短期大学部教授 中村 敬一
豊橋技術科学大学教授 中村 俊六
豊橋市長 早川  勝
愛知大学教授(委員長)  

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