むかしむかし、村のおとこがお嫁さんをもらいました。
その男は結婚することになったのだが、隣の村からたいそう働き者で可愛い嫁を連れてきた。
そしてその村から連れてきた嫁がまた摩訶不思議な嫁だった。
はじめのうちは仕事を豆によく手伝ってくれる気立ての良い嫁だった。
だが、少しずついっしょに仕事を夜遅くまで手伝ってくれていた嫁が元気がなくなってきて、早く帰るようになったそうな。
そして、その様子がちょっとずつ気になって、心配で嫁に聞いてみたのです。
すると屁をこきたくて我慢してたら、お腹がいつもいたくなってしまって
(〃・ω・〃)テレッと恥ずかしそうに申したそうな~
すると、男はガハハハは~ そ・・笑そんなことなら我慢しなくてもいいよ。遠慮なくおやりよ。(o´罒`o)好きにやっちゃってー
ここでやっちゃいなさいよ。と
了解を得たということで、着物をめくって、家の中で男に向かっていっぱつ
「えーーーーーーーーーい!!!ドヤァ(`・ω・)b」
すると、ばくはつか台風でも来たようにしてぶあぁあああああんっ!!!!!!!!!
と音がしたと同時に男は家を突き抜け、高く舞い上がり遠くの村まで飛ばされてしまったのです。
「ひやゃああああったすけてーーーーウワッ!!Σ(゜ワ゜⊂)≡≡≡зззーー」と声がとおくなってゆきました。
遠くまで飛ばされて高い松の枝にひっかかり事なきを得ました。
ひぃひぃ、言いながらも歩いて帰ってきた男は嫁に一言言いました。
「最初はこんなすごいとはおもわなかった。でもこの様子だと家が吹き飛ばされてしまうので、この結婚はなかったことにして、申し訳ないが隣の村に帰ってはくれないか?
(。´-д-;)すまん」
すると嫁は悲しそうな顔をして、しぶしぶ
「わかりました( (´・ω・ )(´;ω; )(´;д; )ぶぇぇ…m(;x;)m...」と
一緒に隣の村まで送っていくことになり、とぼとぼと歩いていると、
子どもたちが何やら大きな木についているカキの実を見上げていました。
たくさんの実がついているので、簡単には取ることができなかったのです。
そこで嫁が子どもたちに声をかけました。
「坊やたち、どうしたんだい?」
すると「カキの実を取りたいのだが、取れないんだ」とこどもたちが言いました。
そこで「それなら私が取ってあげようと言って、でもちょっと恥ずかしいから、後ろを向いて、私がしているところを見ないでおくれ」
と言いました。
そして、ぶあぁあああああんと大爆音でカキの木がゆらゆらと揺れて、実がボトボトとおっこちてきました。
「たくさんの実をとることができた。ありがとう(∩゜∀`∩)ウキャ━━ッ!!」
こどもたちに喜ばれたのです。
お礼に両手いっぱいにカキの実をもらいました。
次にまた道の途上で、大商人たちに出会いました。
「どうしたんですか?」と声をかけると
「船がハマってしまって出せないんだ」
「それはお困りでしょう。私がなんとかしてみましょう」
「商人たちは笑みを浮かべ、あんたさんのその白くて細い腕で何ができるんだい。もしそれができるなら、お米を半分あげよう」
「お約束はまもってくださいね」┗(¥∀¥)┛カネダカネェー!!
「あいよ 了解!!(・∇・`ゞ」
「でもその前にちょっと後ろを向いていてくださいますか?(//´ŐωŐ`)」
と言って、いつもよりも力を入れて٩(๑`^´๑)۶ぶあぁあああああんっとすると、ハマっていた大きな船がゆっくりと元の位置に修正されていきました。
商人たちは驚きと賞賛の目でお礼を言って、お米を半分あげました。
すると、隣にいた男はその嫁に言いました。
「なんだか君のしていることを見ると別れるのが惜しくなってきた。離縁するとは言ったが、またいっしょにやっていかないか?(●´ω`●)ゞテレ」
そして嫁は「はいε=ヾ(*・∀・)/」
「ただし、お願いがあります。家を壊すといけないので、おもいっきり屁ができるところを作って下さい」
「わかったよ」
と嬉しそうに元きた道を仲良く戻って行きましたとさ。
そして、屁っこき穴というものが作られ、全国でも有名になりましたとさ。
おしまい。
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いかがでしたでしょうか?私はこの話をオーディオブックで聞いて爆笑しましたが、朗読をする女性の方がゆっくりと落ち着いて、しかも力強く離されていることを興味深く聞いていました。
よく笑わないで淡々と話せるな~笑 しかもちょっと感動しちまったぜ~♪
というように朗読で人を感動させられる人たちをカッコイイと思ってしまいますた。
深いなあと思ったのはこの嫁のハンディーになる部分が長所に変わったところです。
こんな人いるわけないが笑人間は誰しも長所と短所があります。
それぞれの良い所、目につくところがありまして、それをうまく利用しているのです。
ここまで顕著なものはないとしても、欠点は目につきやすいものではあります。
そこをうまく適材適所というか発揮される場があったり、理解してくれる環境や人たちがいるということで、どれだけ安心するだろうか?と感じられるおはなしでした。