畑とともに過ごす日々

~有機農家の暮らし~

10月のマーケット

2012-10-12 19:14:07 | 

本日(10月13日)発送分から、野菜セットの宅配を再開いたしました。

昨年や一昨年よりも、1週間ほど早くスタートできました。
今年の残暑は長くてつらかったけれど、過去2年の猛暑のほうが、さらに畑にはダメージが大きかったように記憶しています。

それでも、やはり今年も暑さに耐えられなかった苗がありました。キャベツやブロッコリー、カリフラワーなどです。
9月に小さな苗を畑に定植するのに、ここ数年の残暑は厳しすぎる。
ならば定植時期を遅くしたらいいのではと思うのですが、寒くなる前に大きく育たない可能性があります。
本当に難しいな・・・と実感しています。

話は変わりまして、10/7(日)は、「アースデイマーケット千葉」に出店しました。
しげファーム端境期明け早々、といったところ。
こんな顔ぶれとなりました。

いちおしは、小糸大豆の枝豆。他に、みょうがや生姜、にんにくやキッチンハーブなど。

栗はほんの少し・・・。すぐ完売。保存してからジャムにして、11月のマーケットで販売予定です。

サラダセットも小さめですが、持っていくことができました。間引きの大根や蕪、人参。そして採れ始めたやわらかい小松菜やルッコラなど。

ところで最近このマーケットがらみで、大学生と話をする機会が立て続けに2回ほどありました。

ひとつめは、アースデイマーケット千葉をゼミの研究で取り上げている千葉大の学生さん達です。今回のマーケットにボランティアを兼ねて、数名参加していました。社会学を専攻しているとのこと。
野菜の販売を手伝ってもらったり、質問を受けたりしました。

ふたつめは、卒論で代々木のアースデイマーケットを取り上げている、早稲田大学の学生さん。都市計画を学んでいるとのこと。
東京からわざわざ畑にヒアリングにいらっしゃいました。
ヨーロッパなんかでは街の中心に広場があって、市場が並ぶけれど、東京はそういうのがないな、というのが研究テーマの発端だそう。

こんな学生さん達との出会いがあり、思ったことがふたつありました。
まず、マーケットがこんなふうに若い世代に注目されてきたんだなということ。
いろんな分野からのアプローチが可能なんじゃないかと思います。

そして、学生さん達の知的好奇心が純粋で、なんだか良いな・・・と感じました。
農業を始めてから、雑誌など取材的なものを何度か受けていますが、その中には質問をしてくる相手から、「落としどころをどこに持っていこう」と探っているような、なんとなく姑息な?印象を受けることもあったりします。
そうゆうのと違い、若い学生さん達から、なにやらすがすがしいものを感じたのでした。


もうすぐ野菜の宅配を開始できそうです

2012-10-04 21:37:54 | 

ようやく日差しがやわらかくなりましたね。

残暑が厳しかったり、雨が降らなかったり、台風が来たり・・・無事に野菜が育つか心配な毎日でしたが、ふと気付けば野菜はちゃんと大きくなり、収穫真近となってきています(そうではない野菜もあるのですが・・・)。

こちらは、ルッコラ。

そして、こちらの写真は、右からまだ小さい大根、そして少し早く蒔いて大きくなってきた蕪と大根、その左は人参。さらにその左に見える黄色っぽいのは生姜です(写真わかりにくいですね、すみません)。

こちらは、右が里芋の大きな葉。左はさつま芋が植わっています。

草が生い茂って、これまたわかりにくい写真ですね~。
この時期、草は種をつけ始めています。畑のどの作物より、土にたくさん種を落としていることでしょう。除草剤を撒いて草一本生やさない考えの方から見ると、あきれられてしまうのでしょうね。
本当は、「こうゆう農法です!」と胸をはって言いたいところですが、ここまでぼうぼうにしたくはないのです。何度か草取りしたものの、草の勢いにはかなわない現実。草は多いのは、悪いことだけではないと思っているのですが。

さて、こちらは九条葱です。太くて立派な葱とはまた違う品種です。寒くなると、甘くなります。

防虫ネットの中の小松菜も、もう収穫の時を迎えています。

こんなふうに、なんとか収穫できそうな品目が揃ってきました。
セットが組めるようになるまで、もう少しです。
再開できるようになりましたら、ホームページでお知らせいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。