猫絵日記

絵を描きながら、猫と私のささやかな日常を綴っています。

華ちゃんとの思い出

2016-05-02 18:48:37 | 日記


華ちゃんです  友人が飼っているお姫様みたいな猫ちゃんです もう7~8歳くらいかな~

家のそばに捨てられていたそうです

白い毛は汚れ、目やにで目は開かない みすぼらしい小さな子猫

まさか 成長して こんなにフサフサで 綺麗なお姫様になるなんて…! みにくいアヒルの子みたいね


我が家にみけ くろがまだいない時、華ちゃんを1ヶ月近く預かったことがありました

友人のご主人が入院 友人は仕事で どうしても華ちゃんの世話ができない。  ちょうど我が家は母の部屋が空いていたし…


私は どんな猫でも世話をしていれば なついてもらえる自信があったのですが

華ちゃんで 見事に 打ち砕かれました

1日中 戸棚のうしろや、テーブルの陰に隠れて出てこない

近づくと 「ハーッ」「フーッ」って唸ったり 威嚇したり… 「にゃーん」っていう声は聞いたことない 全くなつかない 飼い猫なのに

誰もいなくなると フードを食べたり、トイレに行っているらしい。 ちょっと安心…ホッ


途中、ご主人が 一時帰宅して 心配して会いに来ました

そうしたら華ちゃん 急に甘えた声で「にゃーん」って鳴いたのです  初めて声を聞きました
「な~んだ! 華ちゃん にゃーんって鳴けるんだね!!」

ご主人に 抱っこされて幸せそうでした

かわいそうに  ずっとずっと我慢していたんだね

怖い思いをして 緊張して 警戒して… 飼い主以外に頑なに心を開かずに…


それから1週間ぐらいして、ご主人が退院して 

結局、1ヶ月近く 触れさせもせず 全く心を許すこともなく 華ちゃんは 無事に嬉しそうに戻って行きました
飼い主冥利に尽きますね


華ちゃんになついてもらえなかった 自信を失った 我が家の家族は

しばらくネコは飼わないと決めていたのに、

華ちゃんがいなくなると 無性になついてくれる猫が欲しくなって

みけと くろを引き取ったのでした





 



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