この絵は、昨年の春描いた、河原の野良猫たちです
先日、友人の知り合いの里親会の方にお会いしました。
この里親会は、活動を始めて、もう12年になるそうです。
取材をうけて、読売新聞にも載ったことがあるそうです。
いろいろお話を伺っている間も、何度も、動物病院の先生から電話が入って、中断しました。
その日の二日前の夜遅くに保護した猫ちゃんのことらしい。
その中に親猫がいたらしいのですが、
避妊手術をするために、麻酔をかけたとたん、子猫を1匹出産したそうです。
その時、なんと妊娠していると気がついたのだとか…
このまま麻酔をかけたままにしておくと、おなかの中の他の子猫たちにも麻酔がかかって死んでしまうそうです。
かろうじて生まれた1匹にも、初乳を飲ませられない
急きょ、母猫に 麻酔を覚ます処置をしたそうです。
だけど、待っても待っても おなかにいるはずの他の子猫が産まれてこない
このままだと、おなかの中の子猫はもちろん、母猫の命も危ない… そんな電話のやりとりでした。
「幸せにしたいと思ってやったことだったのに……」と何度も電話口で繰り返していました。
多頭飼い崩壊の現場に呼ばれて、夜遅くにもかかわらず、猫たちを保護するために出かけていくこともあるそうです。
「TVでやっている…? あんなもんじゃないのよ!」と言っていました。
現実は、想像を絶するものだそうです。
善意だけで続けている活動だそうですが、
「ボランティア って言われるのは嫌なの。 不幸な猫を幸せにする活動 って言ってね。」
この言葉には、長年、いろいろな思いをしながら続けてきた経験から出た、深い意味があるように思いました。
(里親会のホームページです。こちらに寄付をしています。活動内容などもわかります)
http://cat.pelogoo.com/satooya/