猫絵日記

絵を描きながら、猫と私のささやかな日常を綴っています。

お母さん猫の みけ

2015-04-22 05:59:57 | 日記



ツイッターに、火事の中から、やけどを負いながら5匹の子猫を救い出した、ノラの母猫の話がありました。

思い出したのが、私が子供のころ飼っていた、母猫「みけ」のことです。(三毛猫がたくさんいてややこしいけど、みー公とも、今のミケとも違う猫です)

ノラで子供を育てるのは、きっと並大抵のことではありません。
よほど、母性本能が強く、賢く有能な母親だったのでしょう。
垂れ下がったおなかと乳が、何度も子育てしてきた証です。

「みけ」は数匹の子猫をつれてやってきました。

はじめは、子猫を守るため、警戒心が強く、人を寄せ付けない、ノラ特有の厳しい目をしていました。
まったくなつかず、とても、手におえる猫ではありません。

……が、それがいつの間にか、猫を手なずける父の魔法で、我が家に居ついてしまいました。
子猫たちは飼えませんでした。私の母(猫が大嫌い)の大反対で外でエサだけもらう生活になりました。

心を許してくると「みけ」の表情が、飼い猫の穏やかなやさしいものに変わっていくのがわかりました。、

「みけ」の子育ては完ぺきでした。
時期が来ると、あんなに命がけで守ってきた子猫たちに急に冷たくなり、自立を促しました。


その後、「ミケ」は余生の数年を我が家で過ごしました。

最期は、病気で出血が続き、弱っていくのがつらかった。
ふらふらと、自分で死に場所をさがしに行ったのか、ある日、突然帰りませんでした。


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