modest photo album

- 日常の中で気に入った瞬間を写真に収めています -

佐倉市先崎の鷲神社

2019年03月20日 | 神社・仏閣
2019年3月17日

今回は千葉県佐倉市矢崎にある鷲神社です。

決して有名ではない小さな神社ですが、里山の中にある小さな林に囲まれて地元の人たちを1000年以上の間見守ってきた、歴史のある神社です。
今回何故ここを訪れたのかというと、、、『本殿にある彫刻が見事』だと聞いていたからです。


彫刻を見る前に、立派な石の鳥居をくぐります。
この鳥居は石造りの鳥居としては市内最大の大きさで、指定文化財だそうです。
今回は写真がありませんが、御神木の欅の木も樹齢1000年超で、学術的にも貴重な物です。


そしてこれが文化財に指定されている本殿。(現在の本殿は築150年程)
決して大きな建築物ではありませんが、確かに物凄い密度の彫刻です。
本殿正面の柱には向かって右側の柱が昇り龍、左側が降り龍の迫力ある見事な彫刻。 
もともと彩色は施されていなかったように見えます。




本殿を裏側から眺めた状態。
壁や基礎の部分、階段の下など可能な限り全ての部分に彫刻が彫られており、圧巻の密度。






本殿の三方の壁には源頼光による大江山鬼退治の伝説が彫り上げられています。
本殿は鉄骨製の頑丈な屋根に覆われており、この貴重な文化財を保護する為に努力している事が良く分かります。
それにしても、この彫り物を作った当時は当然ながら電動工具なんてなかった時代ですので、職人技とはいえ大変な作業だったのでしょうね。



鷲神社の周辺は殆どが農道で、乗用車がすれ違うのは難しい様な場所にあって目標物なども無い場所なので、訪れる人も殆どが地元の人達ばかりと思われます。
私が見た限り、駐車場なども無い様に思えました。
この貴重な文化財に興味のある人は、十分にアクセス方法を確認した上訪れる事をお勧めいたします。
※ここは地元の人達にとって大切な神社ですので、マナーを守る事は勿論、必ず拝殿で参拝をしたうえで見学をする様にしましょう。




【撮影機材】
EOS-6DMK2 EF24-70mm F2.8L、
EOS-KISS X7 EF85mm F1.8



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佐倉城址公園の河津桜

2019年03月12日 | 季節の花、自然
2019年3月9日

今回は地元千葉県佐倉市にある佐倉城址公園の河津桜です。

ソメイヨシノの咲く季節になると多くの来園者で賑わう佐倉城址公園ですが、梅が満開になった後でソメイヨシノが咲くまでの少しの間は河津桜が来園者を楽しませてくれます。
各地で満開の情報が聞かれるなか、先週末に様子を見に来た際には未だ咲き始めの状態を確認してあったのですが、暖かい日が続いていたので気になっていました。
私が訪れたこの日は未だ梅が咲き誇っており(満開は過ぎたかな・・・)、一方で河津桜は満開には少し早い5割くらいの開花率の様に見えました。
しかし、この陽気では『翌週末だと満開の時期を過ぎてしまうのでは?』という気もしたので、今回撮影した写真をご紹介いたします。


この角度で見ると満開の様にも見えますが、多くの木は未だ蕾が多いです。




日差しが良く当たっている枝は結構花が咲いています。


河津桜はソメイヨシノに比べて花びらが濃い桃色の様に思いますが、そのぶん花の数が少なくても見ごたえがあって私の好みでもあります。


開花率は5割位の様に思えますが、週末だけしか見に来れないと気が付いたら『散り始めてた・・・』なんて事になるんですよね。












(画面左側の桜の木の上に見えているのは白梅の枝です)
佐倉城址公園は千葉県内で唯一「日本100名城」に指定されている(本丸など建物はありません)そうですが、広い公園内は地元のボランティアの協力もあってよく手入れされており、1100本植えられているソメイヨシノが満開になるころには来園者の目を大いに楽しませてくれます。
その頃には公園内だけではなく、周囲の堀の周辺等でも美しい桜が楽しめますので、この後のシーズンも楽しみです。




【撮影機材】
EOSー6DMK2 EF24-70mm F2.8L、EF70-200mm F4.0L IS、EF85mm F1.8



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成田山公園の梅園

2019年03月11日 | 季節の花、自然
2019年3月9日

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今回は成田山公園の梅園です。

成田山新勝寺の裏手(境内です)にある、東京ドーム3.5個分の広さといわれる公園の中には梅園があります。
500本といわれる梅は手入れが行き届いており、樹齢が長いと思われる木も多くて、高低差のある落ちついた庭園になっています。
成田山公園では3月3日まで梅祭りが開催され、多くの来園客で賑わっていましたが梅祭りが終了したこの日でもまだ梅は咲いており、晴天の中で梅を楽しむことが出来ました。













この公園の梅は樹齢の長そうな木が多く、苔の生えている幹を眺めていても楽しめます。






梅園は適度な高低差のある斜面にレイアウトされていて、様々な角度から梅を楽しめるように工夫がされています。


今春は何度か梅の花をご紹介しましたが、そろそろ桜の季節になってきました。
各地から河津桜の満開情報も聞かれますし、この後は暫く桜の花を求めての撮影行になりそうです。



成田山公園には梅園のほかにも西洋庭園や、風情のある三箇所の池や滝まであって散策していて楽しめる公園になっています。
秋には紅葉祭りもあり紅葉の名所にもなっていて、四季折々の楽しみ方が出来るように造られています。
新勝寺へのお参りの際には是非一度足を運んでみる事をお勧めします。


【撮影機材】
EOSー6D EF70-200mm F4.0L IS
EOSー6DMK2 EF24-70mm F2.8L



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東日本一の杉大木 成田市 麻賀多神社

2019年03月07日 | 神社・仏閣
2019年3月2日

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今回は成田市台方にある麻賀多神社です。
麻賀多神社の佐倉市にある社へはたまに訪れていたのですが、こちらが本宮で私は初めてお参りをいたしました。
ここを訪れるきっかけになったのは、こちらの御神木が樹齢1300年を超える“東日本一の大杉”という事を聞いていたからです。
今回近くへ行く用事があったので、やっと訪れる事が出来ました。



神社の場所は千葉県成田市台方1番地。
駅からは少し遠くバスの便もあまり無いようですので、車でのアクセスが便利かと思います。
高速道路を利用するのであれば、東関東自動車道の佐倉インターから20分程の場所に有ります。
周辺は里山がある印旛沼の湖畔と言っても良い静かな場所です。


大鳥居を抜けて参道の先にある階段の奥には拝殿が見えます。




調べると1700年以上の歴史のある神社の様ですが、現在の拝殿などは最近建て直されていてピカピカの新築です。




拝殿の向かって左脇奥にあるのが御神木の杉大木です。
樹齢1300年超との事ですが、この時代は日本武尊や聖徳太子の時代に近く、そんな昔からここで生きてきたのですね。
1300年超の歴史はその姿にも滲み出ていて、枝や幹の表面などに重厚さも感じられます。


周囲9m。 大木好きの私はその巨大さに感動です。
そもそも、杉ってそんなに長生きするの? と思ったのですが、調べると杉の寿命は2000年とも言われている様です。
多くの場合は若いうちに建築用に伐採されたり、風雨など天候の影響で被害が有ったりして枯れてしまうのでしょうね。


本殿です。
こちらは拝殿と一緒に改築をしなかった様で、朱色の美しい建物で状態良く維持されています。
Webで調べると改築前の拝殿は本殿と似たような、朱色を基調とした色合いの建物だったようです。


絵馬にもご神木が描かれています。 拝殿のイメージは改築前のものなのかな、、、



最近はパワースポットという言葉をよく耳にしますが、この神社も公式ホームページによればパワースポットとして人気を集めているらしいです。
最近までこんな大木が自分の住んでいる地域の近くにあるとは知りませんでしたが、探せばまだ珍しいものが身近にあるものだと、今回改めて思い知らされました。


【撮影機材】
EOSー6D EF70-200mm F4.0L IS
EOSー6DMK2 EF24-70mm F2.8L EF17-40mm F4.0L



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