朝から 暑っ苦しいアキブがモップ掛け
そんな アキブを見つめる 神様が
あのトイレの神様とは違って、64歳の定年延長おじさん。 20歳から今まで会社に多大な‥‥ 迷惑をかけています。
モップおじさんの名前は、清 本社にも轟くクレームの王様
清は 婿さまで 家に帰るといろんな仕事があります。 朝は廊下のモップ掛け 玄関掃除 コバヤシの散歩 夜は西友の半額の弁当の買い出し 風呂掃除があります。 清の家族は8人で清の位置は飼い犬の次の位置にいます。
何故 清がモップ掛けの神様と呼ばれるのは、清の家では清は鬼嫁がイイと言うまでモップ掛けをやらされる。 何かあると 清はモップ掛けして体裁を作るのが当たり前の様に身についてきています。
『モップ掛けしていれば 怒られない 怒られない 』 清の脳内メーカーは モップでいっぱい。 身についた 自己防衛本能です。
鬼嫁も婿探しに疲れて、無責任な親戚の叔母からの紹介で ハズレを 引かされた。 なんの取り柄のない 清を‥‥ 選んでしまった。
会社では清のクレームは月3〜4件が本社から来ます。 会社の品管に言わせると 『清は学習能力がなくて、直ぐ飽きる』とか『清は自分が器用と思っていて、直ぐ自己流で仕事をする』その結果が、社内一のクレーム王の座に ついてます。 追随さえ 許さない 清の仕草は 素敵にさえ 感じてきます。
いくら品管や品証が、清を怒っても効果が全く無い有様が何年も続いて本社の査察で清には担当者をつけて仕事を一から指導した方がいいと吐き捨てる様に、提案をします。
それから清の担当にされるのは、会社では出世から外された人に罰ゲームの様にやらせます。 清にはいくら教育しても無駄で、覚えたフリして直ぐ飽きて鬼嫁に買ってもらったiPhoneⅪを直ぐ自慢して次の担当者が 行き遅れの杏奈に決まって‥時は末期的です。
品管の部長も以前、清に関わって降格された経験から扱いにくい杏奈に振った。
杏奈にすれば婚活したいけど、先ず男がいない。婚活アプリも日に日に増えていくあり様で、松本市のインチキ占いBBAのデマカセで運気活性化でローンで買った黄色のベンツも水垢がついてきて‥ 自分でも洗車する気もなくて 放ったらかしです。
婚期が延びているのは、 会社でのポストを誇りに思って同期より 出世が早かったのが 原因だと思います。
杏奈は もし私が男なら、仕事一筋でも体裁は保てるのに ‥‥ そう感じて 無意味な婚活アプリ サーフィンを 始めて‥