明治34年末、日露戦争を目前にして陸軍は寒冷地教育の不足を痛感していた。ロシア軍と戦うためには雪中行軍をして、雪とは何か、寒さとは何かを知らねばならなかった。
その行軍の目標となったのが生きては帰れぬ冬の八甲田であった……。「小説吉田学校」「日本沈没」の森谷司郎監督が、高倉健を主演に、壮大なスケールで描いたドラマ。
実際に起きた無差別凶行《新宿バス放火事件》に遭遇した女性の愛と苦悩を描く。杉原美津子の手記『生きてみたい、もう一度』の映画化で、脚本は「イヴの濡れてゆく」の渡辺寿、「ザ・オーディション」の中岡京平、「しあわせ」の恩地日出夫の共同執筆。監督は恩地日出夫、撮影は「F2グランプリ」の上田正治と「逃がれの街」の岸本正広がそれぞれ担当。