家の裏には 昔から『暗闇坂』 言う
昼なお暗い 細くて真っ暗な坂があるんえ
そこから 横にうちの家まで もっと 細くて ひょろひょろした
暗~い 道がのびて
木が鬱蒼と茂り 今日は風が
何か知らせるように ざわざわ…ざわざわ…
お昼と夜は全然雰囲気が違ごて
なんや いる ような感じ…
ほら…また 聞こえてきた…
なんや 聞いたこともない
ぎぎぎ…ぎぎぎ…ぎぎぎ…
昔から ここらへんには 魑魅魍魎がうようよいた
言われています。
それが今も生き残っていて 毎晩 暗闇坂を歩いて
うちの家の裏にある暗い細道の 門までくるんです
そうして その門の前でたちどまり しばらくじ…としていて
こちらを うかがっています
…うちは いるのん 知ってるけど
なんも 言わはらへんの
…ほら……
…もう 帰らはったえ…
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