鳥と犬と猫と、ときどき雀

ー鳥2羽と保護犬2匹と捨て猫2匹との生活を綴ったブログですー

犬の散歩から思うこと

2023-09-15 | 犬のこと

さて、我が家の保護犬チワワのソイは散歩が大好きです。

ですが先日、階段の上り方がおかしいことに気づきました。いつもはタッタッタッターッとダッシュして駆け上がるのですが、一歩一歩 ″ヨイショッ、ヨイショッ″と左後ろ足をかばいながら上がっているのです。

ソイは今年で10歳を迎えるので元気そうに見えても実はシニア犬です。体力も衰えていくのだと思います。

 

そういう訳でかかりつけの獣医に見てもらうと、後十字靭帯が断裂まではいかなくても少し裂け始めているとの診断でした。サプリなどを飲みながら、激しい運動(階段の上り下りや高い所へのジャンプ、長時間の散歩と駆け足)を控え、経過観察をすることになりました。

十字靭帯は一度裂けると元に戻ることはなく、いずれは再建手術が必要になるともいわれました。

あれから数か月、今はすっかり痛みも治まったのか?ちょっと目を離すと高いところに飛び乗ったり、部屋中を走り回ったりしています。 階段も以前のように駆け上がり…治ったのでは??と思うほどですが、また痛めては大変なので慌てて止めて他に気をそらして対処をしています。

 

そんなこんなでソイは大好きな散歩に制限がかかってしまいました。

先生曰く″15分くらいがベスト″とのこと、仕方がないので距離は減らして、その分ゆっくりと散歩を楽しんでいます。一方、散歩嫌いなミルキーにとっては降ってわいたような話に喜んでいるのではないでしょうか…。

そんな2匹との散歩の時間は私にとっては癒しのひと時です。

季節ごとに変わる木々や草花などから自然の美しさを感じたり、鳥や虫の鳴き声に神の狂いない摂理に思いをはせたり、この大自然の中で自分はなんと小さな存在なのかと思ったりします。

 

さて話は変わりますが、散歩時にはリード(犬をつなぐ紐)をして出かけますが、このリードを繋ぐことで犬と人間が手をつないだ状態になると聞いたことがあります。

ソイが来た当初リードを落としたすきに逃げ出したことがありましたが、今では家族との信頼関係も強くなりリードを落としても逃げたりすることはありません。

当初、信頼をしていない夫に連れられて散歩にいくことは、ソイにとっては強制連行のようなものだったのかもしれません。

ミルキーはリードを落とすと、その場に踏みとどまって動きません。再びリードを手に取ると安心したように歩き出すのです。きっと幼い子のように親と手が離れたことで不安を感じているのかな?なんて私は思っています。

 

こんな犬たちの行動から、私たち一人ひとりに必ずついて地上人生を導いてくれる守護霊に思いが飛んでいきました。

いつでも手を繋ぎ私たちを見守り導き、心臓の鼓動よりも近くで私たちが霊的成長できるように働きかけたり、苦しいときには励ましてくれたり、挫けそうになった時には鼓舞してくれているのです。

なんとありがたい存在であるのかを感じるとともに神の配剤の見事さに感嘆します。この苦難に満ちた地上人生に守護霊がいなければ誰を頼りにしたら良いのか途方に暮れてしまいます。

そこで地上人生を摂理に沿って導いてくれる守護霊に思いを馳せてみたいと思います。

 

シルバーバーチは守護霊について次のように述べています。(*1)

「霊が地上へ誕生してくるに際しては、一人の守護天使がつけられます。それは地上でいう″家系″を同じくする者である場合もあれば、″霊的親和性″(霊系)によってえらばれる場合もあります。いずれにしても、両者を結びつける何らかの共通の利益というものに基づいております。

しかし、両者の関係がどこまで親密となるかは、地上の人間の霊的成長しだいで決まることです。守護霊の働かけをまったく感受できない場合は、霊力を使用して外部環境から操作せざる得ません。意識的協力が不可能な場合は、無意識のうちにでも協力関係をもたねばなりません。霊界からの働きかけは霊的にしかできませんから、いつどこであろうと、条件が揃った時にその影響力が届けられるように配慮するわけです」   霊的新時代の到来 

ーーーーー

「このわたしも、人間が苦しむのを見て涙を流したことが何度かあります。でも、ここは絶対に手出しをしてはならない、と自分に言い聞かせました。それが摂理だからです。そのときの辛さは、苦しんでいる本人よりも辛いものです。しかし本人みずからの力で解決すべき問題を、この私が代わって解決してあげることは許されないのです。もしもわたしが指示を与えたら、それは当人の自由選択の権利を侵すことになるのです。もしもこの霊媒個人にかかわることで、わたしが、為すべきことと為すべきでないことをいちいち指示しはじめたら、一人間としての自由意思を奪うことになるのです。その時から人間としての進歩が阻害されはじめます」 霊的新時代の到来 

 

このシルバーバーチの言葉から、守護霊とは何と報われない任務なのかと思います。なぜなら多くの人が守護霊の存在を知らずに暮らしているからです。それでも常に身近にいて人間を導いていくのですから、ありがたい存在だと私は心から感謝しています。

 

何故そう思うかとなれば、息子の病気という苦しみの最中に私は地上で頼りになるものはないと心から感じたからです。

もちろん先生方は一生懸命に対処してくださいましたし必要な検査も受けましたが、結局病気の原因を今の医学では突き止めることもできず体を元にもどすこともできません。人知を超えた問題を地上の人間が解決する術はないのだと思いました。一人ひとりの人間に霊的背景があるのですから当然なのです。

こんな時頼りにできるのは、神と神の摂理であり、霊的真理であり、守護霊だと理解したのです。

 

苦しみの中で重要な決断をしなくてはならないときに良く神に祈りを捧げ意識を高めるようにしましたが、同時に頼りにしたのは守護霊の存在でした。(*2)

常に側にいてくれている守護霊に「どうしたらいいのか」を尋ね、精妙な霊的感覚を捉えられるように心を清めていくことで、理性を保ち平静な心を保つことができたと思います。常に身近で見守っていてくれる存在がいることが支えになりました。一人で立ち向かっているのではないという、その事実がどれだけ心強かったか分かりません。

 

そして気づいたことは、地上の人間が守護霊に意識をむけて頼りにしていくことがとても重要だということです。関係を親密にしていくことで、より強く太い絆が構築され励ましや勇気、力を得ることができるからです。

これからの地上人生も困難や苦難、試練はたくさんあると思います。

ですが事あるごとに守護霊に語りかけ心を通わせて力と励ましをもらい、地上世界を力強く生き抜いていきたいと思います。

 

 

 

 

 
 
(*1)「霊的新時代の到来」は、スピリチュアリズム・ブックスから購入できます。
 
(*2)  「関東シルバーバーチの会」という、「シルバーバーチの霊訓」を学ぶ読書会のメンバーが「あいのしんこと舎」を設立し、自費出版にてスピリチュアリズムの知識を分かりやすく絵本にしました。

絵本は全部で「コトとシンのうちゅういちたのしいおはなし」    「コトとシンの10のどうして?」     「コトとシンのうちゅういちたいせつなおはなし」   「コトとシンのうちゅういちすてきなおはなし」

「コトとシンのうちゅういちふじぎなおはなし の五部作です

どの絵本にも地上人生において大切なこと、知っておくべきことが描かれています。そして全ての背景には、神や霊界という存在があります。学校教育では決して学ぶことができない、人生にとって役に立つ大切な知識をお子様と一緒に知っていただけたなら幸いです。

 


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