3年前に迎えた保護犬のミルキー(チワワ・6歳)は、とても温和な性格で多くの時間を休息の時間として過ごしています。(ダラダラと寝て過ごしています 笑)
ちょっとボーッとしているので、獣医師に水頭症があるのでは!?と疑われたほどです。
結局CT検査の結果、性格であったことが判明し私としては安心しましたが…。
繁殖場で狭いケージの中で肉体的自由と精神的自由を奪われたミルキーですから、思う存分グウタラして自由にのびのびと過ごしてほしいと思っています。
また母親犬になるくらいなのでとても愛らしい容姿をしているのですが、夫はそんなグウタラで食いしん坊でちょっと太めの可愛いミルキーが大好きです。
散歩嫌いのミルキーが散歩中にボイコットをすると、すぐに抱っこしてしまい誰の散歩か分からないことも度々です。
そんな夫が、年に2度の健康診断に行った時ですが、血圧を測ると上が170と高めでした。
緊張からも高めに測定されるので、再度測ったのですが…。
その時、夫はミルキーの愛くるしい姿を思い浮かべ抱っこしていることをイメージしながら測ったそうです。
すると、なんと血圧は正常に!!
良く病院や介護施設などでもセラピー犬がケガや病気を抱えた方や、心のケアが必要な方にぴったりと寄り添いふれあいや交流を通じて不安を払拭し、希望や勇気となり、そして何よりも癒やしをもたらすと言われています。
そんなミルキーの存在に重きを感じながら、私はスピリチュアリズムの一環として行われているスピリットヒーリングの事を思いました。
そのヒーリング・パワーについて語るシルバーバーチの言葉を抜粋します。(*1)
「人間は誰もが霊的資質を持っています。
それはある人においては、他の人よりも表に出やすくなっています。
その資質― “心霊能力(サイキック)”と呼んでも、“霊的能力(スピリチュアル)”と呼んでもかまいません― は、それを開発しようとする努力によって発現し、その人間と背後で働く指導霊たちとの協調の度合いが密接になります。
それは霊たちとの調和度が高くなり、精妙になり、緊密になるということです。
霊的光波が一つの美しい調和状態に混じり合い、その調和の次元が頂点に達したときに霊界の医師団と地上の道具(ヒーラー)とが完全に一体化します。
その完全な状態に少しでも近づくほど霊団とヒーラーとを通して使用できる霊的光線(治癒エネルギー)の次元が高くなり、強力になります。」
シルバーバーチの教え・下巻 P70
ーーー
問 「霊的治療と磁気治療では何がちがうのでしょうか。」
答 「磁気治療は、治療家自身からでる磁気エネルギーによって病気を治します。
霊的治療は、治療家のバイブレーションが霊界の治療家のバイブレーションと一体となり、通常では物質界の圏内には届かない治療エネルギーがその治療家を通して流入するようになるのです。」
シルバーバーチの教え・下巻 P79-80
ーーー
「心霊治療の仕事の大切な要素は、身体を治すことではなくて、魂の琴線にふれさせることです。
魂を目覚めさせ、身体への支配力を大きくさせ、生きる目的を自覚させ、霊的存在としての本来の自我を表現させることに成功すれば、これは治療家として最大の貢献をしたことになります。
そのことの方が身体を治すことより大切です。
それが治療家としてのあなたの努力の中でも、永遠に残る要素です。
人間は精神と肉体と魂とが一体となったものです。
これに、その三者が互いに絡み合って生じる、プラスアルファの要素もあります。
その影響も忘れてはなりません。
病気というのは、その大半は主として精神と肉体と魂との間の連絡が正しく行われていないことに起因しています。
正しく行われていれば、つまり完全な一体関係が保たれていれば、健康と安定性と落ち着きと機敏性をそなえています。
もっとも、そういう人物は地上ではめったにお目にかかれませんが……。」
地上人類への最高の福音 P131
この3つの抜粋箇所から驚いたことが3つあります。
まず一番目の抜粋箇所から、誰もがサイキック能力やスピリチュアル能力を潜在的に持っているということです。
もちろんそれを開発するのは、心身を清浄にした日常の努力が必要なのでしょうが、ヒーラーとか霊能者というと特別の能力を持った人として特別視してしまいがちですが、能力が表面に出やすいということなのです。
ですから特別の存在ではないということです。
2番目の箇所からは、心霊治療にも種類があるということです。
それはどういう治療家かで、治せる範囲が変わるということだと思います。
よくスピリット・ヒーリングには医学で見放された人が、藁をもすがる思いで訪れるというのは、こういうことなのでしょう。
地上人個人の力のみより、霊界の治療家のエネルギーが加わることで、より大きな効果がでるということです。
3番目の箇所からは、身体が治ることよりも魂が目覚め、身体への支配力が大きくなり、生きる目的を自覚し、霊的存在としての本来の自我を表現することの方が私たちには重要である、ということです。
それは死後も永遠に霊的存在として生きる私たちだからです。
肉体よりも霊や精神が優位になることで、私たちの三位(肉体・精神・霊)は調和するのですから、その結果、不治の病といわれた病気や医者から見放された病も快方に向かうことがあるということなのです。
私たちは肉体だけの存在ではないということです。
こう考えてみると、私たちが死後も霊的存在者として永遠に生き続けるという事実は誰もが知らなければならない知識なのだと私は思います。
そう知ることで、自分が潜在している資質や霊界の存在が私たちに大きな影響を与えてくれていることをもっと身近に感じることができて、今よりも大変だけど希望のある生き方が出来ると思います。
身体も精神も霊も正常にするために、日常の常識も変わっていくと思いますし、実際私は変わりました。
お酒やタバコ、肉食も三位一体のためには必要ではないと感じ止めましたし、暴飲暴食も良くないと思うようになりました。
今生きている地上だけではなく、死後永遠に過ごす霊界での生活のために今を整えていこうと思えるようになりました。
が、出来ないことも多々ありますので、それが原因となって病気になった時には自分の日常を振り返り、心を新たにして三位が一体になる努力をしていこうと心に決めています。
霊界という死後の世界を希望の光に変えて、頑張りたいと思います。
そして何よりも、目に見えず耳に聞こえはしませんが、霊界の人々は地上の人間のために日夜働いているということに感動しました。
その目に見えない私たちの恩人に意識を向けて絆を深めていけたなら…と思います。
(*1)「シルバーバーチの教え・下巻」、「地上人類への最高の福音」は、スピリチュアリズム普及会で、自費出版されています。