先日、「私の好きな国ランキング!」を発表させて頂きましたが、今日はその第2弾、「私の好きな世界遺産ランキング!」を発表しようと思います(^^)
これは全ての世界遺産から選んだランキングではなく、私は訪問した世界遺産の中から選んだランキングですのでご了承下さい。
これまで訪れた国は35ヶ国でしたが、今回、訪れた世界遺産を初めて数えてみたら、77ヶ所でした。
1番多いのは中国で10ヶ所、次は韓国で8ヶ所、次はイタリアで7ヶ所でした。
南米にはまだ足を踏み入れたことがないので、一般的な世界遺産ランキングで必ず登場する、ペルーのマチュピチュ遺跡は残念ながら入っていません。
今回も順位をつけることがとても難しく迷いましたが、心の揺さぶられ度に重点を置いて選ぶことにしました。
棚田好き、秘境好きな私ですので、一般的な世界遺産ランキングとはひと味違うと思いますが(^^; 参考になれば嬉しいです。
第2位のタージマハル(インド)
★第5位・・・フランス・モンサンミッシェル(2013年8月訪問)
世界遺産の登録名:モンサンミッシェルとその湾(1979年文化遺産に登録)フランスで1番め
「一生に一度は行きたい場所」ランキングで、よく1位になるモンサンミッシェルですが、私の中では5位でした。
初めて目の当たりにした時は涙が出そうなくらい感動したけど、あまりに事前情報や映像が多すぎたので、「想像通り」で、インパクトは4位~1位の世界遺産に比べると少なかったですね。
正直、モンサンミッシェルだけなら圏外だったのですが、なぜ5位になったかというと、それは「空を飛んだ!」からなんです\(^o^)/
これはまぎれもなく、インパクト大でした!
回りに邪魔するものが何もなくて、神々しいですね。
昼間も素敵ですが・・・
夜のモンサンミッシェルも素敵です。
モンサンミッシェルの上空を遊覧飛行して、長年の夢がかないました。
あまり知られていませんが、モンサンミッシェルの内陸部は田園地帯が広がっています。
パッチワークのようですね。
パイロットと2人乗りのモーターハングライダーはスリル満点ですが、モンサンミッシェルが近づいてくると、テンションが上がりすぎて怖さを忘れていました。
これは最高の思い出です(^^)
モンサンミッシェルのブログはこちら ⇒ 2013年8月 フランス周遊
★第4位・・・韓国・安東河回村(アンドンハフェマウル)(2016年10月訪問)
世界遺産の登録名:韓国の歴史的集落群 河回と良洞(2010年文化遺産に登録)韓国で10番め
以前、「世界のかわいい猫たち」でも登場した安東河回村です。
丸っこくてかわいい茅葺屋根が並び、タイムスリップしたような、本当に昔話の世界でした。
安東河回村は、近くの屏山書院(ビョンサンソウォン)と合わせて、韓国の時代劇がよく撮影されるところです。
岐阜県の白川村と姉妹村だそうです。
今でも野菜やお米を作りながら、普通に人々が暮らしているってすごいですね。
安東河回村は、心安らぐ癒やしの里でした。
川沿いの桜並木が満開の頃、また訪れたいと思います。
安東河回村のブログはこちら ⇒ 2016年10月 韓国 安東河回村とソウル
★第3位・・・ベトナム・ホイアン(2018年2月訪問)
世界遺産の登録名:古都ホイアン(1999年文化遺産に登録)ベトナムで3番め
好きな国ランキングでもご紹介しましたが、やはりホイアンを選んでしまいました。
ホイアンは昼も夜も素敵で、「かわいい」がちりばめられていて、とにかく心がときめきました。
真剣に住みたくなったくらい好きな街です。
ピンクのブーゲンビリアと黄色の壁のコントラストにキュンとします♡
トゥボン川沿いに黄色い家並み、ホイアンの象徴的な風景。
いつまでも眺めていたくなります。
世界遺産の中に建つ、歴史的建築物のビンフン・ヘリテージホテルに泊まりました。
雰囲気抜群で、忘れられない思い出です。
ホイアンと言えばランタンですね。
夜は街中、華やかなランタンで彩られて、心が躍ります♪
ホイアンの旅行記はこちら ⇒ 2018年2月 ベトナム世界遺産の街ホイアン
★第2位・・・インド・タージマハル(2000年11月訪問)
世界遺産の登録名:タージ・マハル(1983年文化遺産に登録)インドで1番め
デリーから、タージマハルの最寄り駅アグラまでは、特急で約2時間。
途中で停まったので4時間かかりましたが、インドで2時間遅れは相当ラッキーだと思います。
誰もが知っている有名なインドのタージマハルですが、私が行ったのはもう20年も前のことです。
その時期、プライベートで悲しい出来事があり、これを乗り越えるには、これ以上のショックを自分に与えるしかないと思い、無謀にもインド1人旅を計画したのです(笑)
1人旅と言っても、小心者の私は、要所要所で車とガイドさんを手配していたので、バックパッカーさんに比べるとかなり楽な旅だったと思います。
ただ、いきなりいろんなことが起こり、つらくて、わずか2日めに日本に帰りたいと1人で泣いたほど過酷でした(T T)
20年前はブログを始めていなかったので、様々な過酷体験を残してなくてとても残念です。
ということで、インドは旅行記を作っていないので、多めに写真を載せますね。
ウダイプル:湖の中に建つ宮殿ホテル「タージレイクパレス」に泊まりました(*^^*)
ジャイプル:街中がピンクの建物だらけ、ピンクシティと呼ばれるかわいい街です。
バラナシ:沐浴で有名なガンジス川です。
沐浴はしませんでしたが、ボートで遊覧しました。
浮いている死体も見ましたよ(> <)
さて、過酷なインド旅行について少し触れますと・・・
・元々お腹が弱いので、早速2日めの朝からお腹を壊し(その後、毎日下痢)、
・ちゃんとしたホテル(と思っていた)なのに、早朝1人でエレベーターに閉じ込められパニックに。
・ホテルで夕食代をぼったくられた上に、両替もごまかされ(これは指摘してセーフ)
・ポーターにはチップが少ない、とはっきり言われ「ドルでも円でもいいよ。」とずうずうしいことを言われた。
・街に出れば、次から次に裸足の子供たちが寄ってきて物乞いされ、
・ゴロゴロいる路上生活者(子供やお年寄りも)に心を痛め、
・野犬の群れに狂犬病の恐怖を感じ、
・終始漂っている特有の臭いに気分が悪くなった。
薬を飲んでも下痢は治らないし、人間不審にもなるし、だんだん旅を続ける自信がなくなり、2日めにして、「もうインド嫌い!日本に帰りたい。」と涙が出てきました。
(この ↑ 街の状態は20年も前のことなので、今は変わっているかもしれません。ご了承下さい。)
そんな私の気持ちに変化が起きたのは、ムンバイからウダイプルへ飛ぶ日、空港の待合室での出来事です。
何度もトイレに行きながら、心の中で「いつ日本に帰ろうか。」と考えていた時、2組のご年配の日本人ご夫婦から声をかけられました。
女性1人旅が珍しかったのでしょう。
陽気で優しい人たちとおしゃべりをしてたら、不思議なことに少しずつ体調がよくなってきたのです。
たぶん久しぶりに日本語を話せたことと、楽しい会話ができたことで、ストレスが消えたんだと思います。
嬉しいことにその日のホテル(タージレイクパレス)も一緒だったので、夕食をご一緒させて頂き、付き物が取れたように元気を取り戻しました。
インド旅行を続けて行く気力が出てきて、最後までインドを楽しむことができたのは、その2夫婦のお陰と心から感謝しています。
帰国してから一度再会し、今でも年賀状のやり取りをしているんですよ(^^)
ではそろそろ、タージマハルについてご紹介しますね。
インドは世界遺産がたくさんあり、私はこの1回の旅行で6ヶ所訪れましたが、やはり何と言っても圧巻はタージマハルでした。
ムガール帝国の第五代皇帝シャー・ジャハーンが亡き妻ムムターズ・マハルのために建てた、総大理石の美しいお墓です。
タージマハルの門です。
この ↓ 写真が有名なので、あまり知られていませんが、門も花とカリグラフィーの施された大理石が素敵ですよ。
美しすぎて、心が震えました。
青空に白い大理石が映えますね。
白亜の美しい霊廟を守るため、ガソリン車の乗り入れは禁止なので、途中で電気の車に乗り換えないといけません。
また、電卓やお菓子、タバコなどは持ち込み禁止、霊廟は土足厳禁なので、靴を入れるビニール袋を持って行って下さいね。
20年前のインドで、女性1人旅はまだ珍しかったようで、どこに行ってもじろじろ見られました。
じろじろどころではなく、近くでじーっと見るのです。
気が付けば、私の顔の横に、顔があったりするので、最初は怖かったんですが、だんだん慣れてきました(笑)
どの観光地でも、一緒に写真を撮ってほしい。と老若男女から声をかけられましたが、なぜかインドの人は、家族で来てても、1人1人、私と写真を撮るので、時間がかかってしようがありません。
時間がないので・・と断ると「なぜあの人とは撮って、私とは撮ってくれないの?」と悲しそうに言われるので仕方なく全員と撮ることに(^^;
タージマハルでは、見学よりインドの皆さんと写真を撮っている時間の方が長かったと思います(笑)
楽しい思い出です。
ムンバイ、ウダイプル、ジャイプル、デリー、バラナシ、アグラを巡り、9日間のインド旅行を終えることができました。
毎日お腹は壊していましたが、気持ちが強くなって、いつの間にかインドを楽しめるようになっていました。
物乞いの子供たちは、『食べるものがなくて腹ペコなんです。』と言わんばかりに、口に手をやり悲しそう顔で近づいてくるけど、脈がないと分かると、猛ダッシュで他の観光客へ向かって走ります。
元気やんか!とつっこみたくなりました(笑)
いやはや、たくましすぎます。
あるレストランでは、外で待機していた男の子と女の子(たぶん兄妹)が、私を見つけると急にくるくる回りながら踊り始めました。
気にせずレストランに入り、ランチを終えて出てくると、また私のところに駆け寄り、くるくる回りだしたのです。
決して上手な踊りではないけど、健気さに胸を打たれて、チップとお菓子をあげました。
ただ物乞いするだけなら、あげたくなくなるけど、こうやって努力をされると弱いですね。
その後も、大人にはぼったくられそうになったり、ウソをつかれたりすることは何度もありましたが、駆け引きできるようになってからはそれも面白くなり、彼らの、生きていく為のたくましさや賢さに感動さえ覚えるようになりました。
インドへ行った人は、はまる人と嫌悪する人に分かれると言われますが、私は結局はまってしまって、帰りの機内では日本に帰りたくないと涙が出てしまったほどです。
最初は日本に帰りたいと泣き、最後は帰りたくないと泣くことになるとは、インドって本当に不思議な魅力を持つ国です。
まだまだ訪れたいインドの世界遺産や街がたくさんあるので、いつか絶対再訪したいと思っています。
インドについてはブログがないので、長くなってしまいました(^^;
★第1位・・・中国・福建省の客家土楼(はっかどろう)(2009年11月訪問)
世界遺産の登録名:福建の土楼(2008年文化遺産に登録)中国で36番め
客家土楼は、私が一番衝撃を受けた世界遺産です。
よくぞ、こんな素晴らしいものを作ってくれた!感動をありがとう!と中国にお礼を言いたいくらいです(^^)
客家土楼までは、厦門(アモイ)からチャーターした車で約3時間、途中の道はきれいでした。(トイレは汚いけど 笑)
客家土楼の中でも一番見たかった、田螺抗(たにしこう)土楼群。
これが目に飛び込んできた時は、同行者と歓声を上げました。
鳥肌ものです(> <)
丸と楕円と四角の土楼が仲良くくっついていて、実に面白いですね。
回りの段々畑も美しくて、いつまでも眺めていたい絶景です。
田螺抗土楼群を横から見るとこんな感じ。
上からは同じ高さに見えましたが、段々になっているんですね。
近づいて行く時のワクワク感は忘れられません(> <)
切手の柄にもなっている、有名な承啓楼(しょうけいろう)。
約300年前に建てられた4階建ての巨大な土楼に圧倒されます!
中庭にも4重の土楼がある珍しい建築。
中心には祭りや婚礼などを行う祖堂が作られています。
屋根瓦がまた美しいではないですか!
各階には72部屋あり、中庭の部屋と合わせると全部で400部屋もあるそうです。
多い時には80家族、600人以上の親族が住んでいたそうで、300年前にこの頑丈な集合住宅を作った中国人はすごいですね。
この時は観光客も4階まで上がれましたが、今はダメみたいです。
福建省・客家土楼の旅行記はこちら ⇒ 2009年11月 中国福建省 客家土楼
中国は7回行ってて、心を揺さぶられる世界遺産や棚田も多いので、「好きな国ランキング」にも入れたかったのですが、衛生状態が問題で入れられませんでした。
私は特に山奥や田舎の方へ行くので、ドア無しトイレや、あまりに汚いトイレを体験してきて、これは皆さんにお薦めできないなと思ったのです。
すばらしい建築物や絶景が多いのに、その点だけが残念です。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
たぶん私の好きな世界遺産ランキングは偏っていると思いますが、まだ知らなかった方が興味を持ってもらえたら、こんなに嬉しいことはありません(^^)
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