~2013年05月04日(土)~
●朝の棚田
<部屋から初めて見た棚田>
昨晩は暗くて何も見えなかった。
朝6時、期待に胸を膨らませ、カーテンを開けると、棚田が目に飛び込んできた。
うわ~っ感動!
少し霧がかかってるけど、まずまずじゃない!
これ以上霧が濃くなったらけないので、見えている間にたくさん撮ろう(^^)
<放し飼いの鶏>
<早朝から働き者だな~>
角部屋だったので、違う窓からは村が見え、鶏がたくさん目に飛び込んできた。
こんな近くにいたのか~。うるさいはずだ。
Mさんは寝起きから、きらいな鶏の集団を見て、「ひぃ~っ」と言っている(笑)
<テラスから棚田の眺め>
朝食は8時なので、それまで散歩をしよう。
床のミシミシ音が結構響くので、そ~っと身支度をする。
カメラを持って玄関に下りると、残念ながら中からも鍵が開かないようになっていた。
テラスの鍵は開けられたので、そこで写真を撮ったりして時間をつぶす。
このテラスはホテルのHPで紹介されているけど、実際は写真よりだいぶ狭くてびっくり。
さすが上手に撮ってるね~。
●龍脊一楼の朝食
<レストランから棚田>
<シンプルな朝食メニュー>
朝食はトーストかクレープ、目玉焼き、コーヒー、みかんという素朴なもの。
コーヒーとトーストが意外とおいしくてびっくりした。
おしゃれなコーヒーカップである。
<部屋番号>
<龍脊一楼の外観>
●恐怖の籠
<ホテル裏に置いてあった籠>
<籠から見る景色>
今日はいよいよ、棚田を見渡せる展望台へ。
もっと霧が流れてくれないかな~。
棚田の展望台までは長い石段を登らないといけないので、かなりきついと旅行記で読んだ。
足腰に自信のない私たちは最初から籠を頼むことにした。
籠代は1台250元(約4,000円)と言われたけど、交渉すると180元(約2,880円)まで下がった。
体力の問題もあるけど、籠に乗りたかったのでワクワクしていたけど、すぐ後悔することに。
怖いなんてもんじゃない!
籠1台がやっと通れる狭い急こう配の石段を登って行くので、身体はほぼ上を向いて寝ている状態で、左右に大きく揺れるし、左は崖というところがたくさんあって冷や汗ものなのだ。
<Mさんの運び屋さん>
Mさんの運び屋さんは結構がっちり体型の若者だったけど、私の運び屋さんはやせたおじいちゃんで、悪いけど安心して任せることができなかった。
手すりを持つ手に力が入り、緊張と恐怖でとても疲れた。
楽をするために籠に乗ったのに・・・(^^;)
これなら歩いた方が楽だったな~(笑)
<籠から見える景色> 揺れながら撮ったのでぶれてます。
<展望台からの景色> 残念な結果でした。
そんな思いでたどり着いた展望台では霧がたちこめていて、わずかに棚田が見えるだけ。
テンションが下がる。
しばらくねばってみるけど、全然見えてこない。
展望台のお土産屋さんが、チワン族の衣装を着て写真を撮らないか?と声をかけてきた。
「棚田見えないし・・・」と暗い顔で断ると、棚田の看板を指さして、「この前で撮れ。」と言う(笑)
さすが中国!もちろん断って帰ることにする。
籠で下るのは登りより怖いので、帰りは籠に乗らず歩くことにした。
180元もったいなかったな~。
歩いた方が写真もぶれないし。
<村入口の風情のある橋>
納得の1枚が撮れないので(T_T)、晴れていたらこんな感じという棚田の写真を写真集から拝借します。
このガイドブックは昨日入場券を買った案内所で売られていて、25元(約400円)と安い。
<棚田の写真集より>
<入場門のところに大きな看板> かなり色あせてます。
<駐車場のトイレ>
山を下ると駐車場でドライバーの黄さんが待っていてくれた。
スーツケースは既に車まで運ばれていた。
駐車場の公衆トイレでトイレを済ませて、10:30頃、龍脊棚田を出発。
このトイレはドアもあり、清潔だったのでホッとする。
●棚田から風雨橋へ
はるばる遠い道のりを来たのに、圧巻の棚田を見ることができなくて残念だった。
2泊したら可能性はあったと思うけど、相変わらずの弾丸ツアーなので仕方がない。
後ろ髪を引かれながら、次の目的地、風雨橋へ向かう。
予定では約3時間、おなかの調子はいいので、3時間大丈夫だと思う。
<チワン族の村と棚田>
途中、チワン族の村や美しい棚田の見えるところで写真ストップ。
高度が下がると霧が晴れるので、棚田の全容が見えて感動する。
龍脊の棚田にはかなわないけど、十分美しくて大満足。
この狭い1段1段、機械ではなく人間の力で開墾して、お米や野菜を作ってきたことに敬服する。
この辺りの棚田は約700年の歴史があるそうだ。
感動するも、行きと同じ土砂崩れの道にハラハラする。
しばらくすると広くきれいな道になり、ホッとすると眠くなってきた。
<三江トン族自治県の入り口>
ドライバーの黄さんは、風雨橋に行くのが初めてのようで、カーナビはついているけど、途中誰かに電話で聞いたり、道行く人に聞いたりしていた。
一度、汚いガソリンスタンドでトイレ休憩があり、その後、都会の三江市を通り過ぎたあたりで、おなかが空いたな~と時計を見ると12時過ぎだった。
黄さんは簡単な単語なら日本語が分かるので、「ご飯は?」と聞くと「はい、はい、待って」と言うので、もう少しかな~と待つ。
が、30分経っても停まる気配はない。
だんだん山の中に入っていき、レストランぽい建物は全然見えなくなった。
私は低血糖で、おなかが空くとふらふらするので、チョコレートや飴で糖分を取りながら耐えた。
が、13時になってもまだ停まらない。
黄さんはどこで私たちに昼食を取らせてくれるんだろう。
「黄さん、ご飯、ご飯」と訴えると、黄さんは「20分、20分」と答える。
え~っまだ20分もかかるの~!
私たちの顔が相当殺気立っていたのか(笑)、急にスピードを上げ始めた。
車1台がやっとのカーブの多い田舎道を70キロくらいで走っている!
黄さんの運転がうまいのはよく分かっているけど、黄さんもおなか空いてるだろうし、大丈夫かな~。
黄さんにも飴をあげると喜んでくれた。
私たちは黄さんにプレッシャーを与えないよう、こっそり菓子パンを食べた。
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