以前、読んだ時は思わなかったことを痛感したので書いてみた。
この本の内容を書くと、離婚して母が一人で子育てしていた兄弟。
母が過労の末亡くなり、母の願いである「大学に行く」ことを兄が弟にさせたい
と考えていた。
だが、大学へ行くとなればお金が必要で…
兄はある時、出来心で強盗に忍び込んだら、家人がいて殺めてしまう。
そして兄は逮捕されてしまう。
その後の弟の生活が、この話のテーマだった。
弟は周囲から人殺しの兄を持つ者として、周りから疎まれて生活をしなくてはいけなくなる。
高校をなんとか卒業し、仕事を得ても、兄の犯罪が知れると仕事を追われる日々…
だが、彼は二部の大学に通うことにした。
それこそ、お金を工面するのも大変だったが、頑張って働き、新しい生活を送ろうと
もがき苦しむ。
そんな弟は昼間のほうに転部するほど勉強もでき、素敵なお金持ちの彼女ができた。
ところが、その彼女の両親が弟との付き合いを反対する。
そして、彼の兄が犯罪者だと知り…結局は別れる。
また、大学生活で知り合った友達とバンド活動をしてプロを夢見た。
デビューしようとしたときも、やはり兄の経歴が弟を邪魔した。
大学を卒業して、就職する時も。。。
そして就職して、働き出しても兄の経歴が弟に重くのしかかった。
時には人殺しの兄から逃れようともがき苦しむ弟。
兄のことを不承不承でも受け入れてきた弟が、最後に兄に縁を切ると通告したのは
自分の娘が保育園で「犯罪者の姪」ということで周囲から受け居られなかったときだった。
兄に今までどんな不条理な扱いを受けたことを言わなかった彼が、初めて兄に告白した
手紙だった。
それを読んだ兄は、ショックを受けていた。
ある意味、この兄弟の悲しみは、私の悲しみだった。
私は病気をしてから、病気を告白すると、周囲がこの弟の周りのようになった。
病気して大変だね~、でもね私に迷惑をかけないで…という人たちにいっぱい、出会った。
なりたくてガンになったわけじゃないのに。
私は言いたい。
和田さん、あなたが私のガンを引き起こしたのよ。
私は言いたい。
横山さん、あなたがあちこちに適当にやるから、私は癌になったのよ。
そして、また。
自分の遠くでガン患者がいることには「応援するね!」って。
でも私の近くにはいないでね、というママたち。
そういう本性を知ることできて、私は良かった。
あなたたちの本性を見ることができて。
人って、土壇場じゃないと本性が見えないから。
あなたたちがどんな人か知ることができたから。
恨んでいるんじゃないの。
わたしは。
そんなレベルにいるほど、私は暇じゃない。
私はもっと、高い所に上がりたい。
私の子には、そんな人たちに出会わぬところに身を置いてほしい。
身勝手な人たちがいないところへ。
この本の内容を書くと、離婚して母が一人で子育てしていた兄弟。
母が過労の末亡くなり、母の願いである「大学に行く」ことを兄が弟にさせたい
と考えていた。
だが、大学へ行くとなればお金が必要で…
兄はある時、出来心で強盗に忍び込んだら、家人がいて殺めてしまう。
そして兄は逮捕されてしまう。
その後の弟の生活が、この話のテーマだった。
弟は周囲から人殺しの兄を持つ者として、周りから疎まれて生活をしなくてはいけなくなる。
高校をなんとか卒業し、仕事を得ても、兄の犯罪が知れると仕事を追われる日々…
だが、彼は二部の大学に通うことにした。
それこそ、お金を工面するのも大変だったが、頑張って働き、新しい生活を送ろうと
もがき苦しむ。
そんな弟は昼間のほうに転部するほど勉強もでき、素敵なお金持ちの彼女ができた。
ところが、その彼女の両親が弟との付き合いを反対する。
そして、彼の兄が犯罪者だと知り…結局は別れる。
また、大学生活で知り合った友達とバンド活動をしてプロを夢見た。
デビューしようとしたときも、やはり兄の経歴が弟を邪魔した。
大学を卒業して、就職する時も。。。
そして就職して、働き出しても兄の経歴が弟に重くのしかかった。
時には人殺しの兄から逃れようともがき苦しむ弟。
兄のことを不承不承でも受け入れてきた弟が、最後に兄に縁を切ると通告したのは
自分の娘が保育園で「犯罪者の姪」ということで周囲から受け居られなかったときだった。
兄に今までどんな不条理な扱いを受けたことを言わなかった彼が、初めて兄に告白した
手紙だった。
それを読んだ兄は、ショックを受けていた。
ある意味、この兄弟の悲しみは、私の悲しみだった。
私は病気をしてから、病気を告白すると、周囲がこの弟の周りのようになった。
病気して大変だね~、でもね私に迷惑をかけないで…という人たちにいっぱい、出会った。
なりたくてガンになったわけじゃないのに。
私は言いたい。
和田さん、あなたが私のガンを引き起こしたのよ。
私は言いたい。
横山さん、あなたがあちこちに適当にやるから、私は癌になったのよ。
そして、また。
自分の遠くでガン患者がいることには「応援するね!」って。
でも私の近くにはいないでね、というママたち。
そういう本性を知ることできて、私は良かった。
あなたたちの本性を見ることができて。
人って、土壇場じゃないと本性が見えないから。
あなたたちがどんな人か知ることができたから。
恨んでいるんじゃないの。
わたしは。
そんなレベルにいるほど、私は暇じゃない。
私はもっと、高い所に上がりたい。
私の子には、そんな人たちに出会わぬところに身を置いてほしい。
身勝手な人たちがいないところへ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます