南英世の 「くろねこ日記」

大学入試共通テスト


たまたま新聞に載っていた「現代社会」の通し番号18 をやってみた。
資料がやたらと多いが、問題そのものはいとも易しい。
それにしても、解答はやっぱり「次の中から正しいものを選べ」という選択方式。
これでは表現力は磨かれない。

高校教員になって34年、ずっと論述式テスト(1問=100点~50点)にこだわってきた。
今回の試行テスト問題を見て、論述試験に代わるテスト足り得ないと改めて思った。


そもそも、短期間に50万人もの採点をするというところに無理がある。大学入試センターを解体して、入試は各大学に任せるほうがいいのではないか。難問・奇問大いに結構。世界のフロントランナーとなった日本に今必要なのは、「速く解ける」ことではない。難問・奇問に挑戦する心意気である。



(追記)
現代社会の問題、印刷して全部やってみました(もちろん、全問正解)。私の従来通りの授業のやり方で十分対応できることを確認しました。というか、論文を課す私のような試験では、覚えただけでは何の役にも立たないので、当然といえば当然のことなんですが。
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