大阪の私学の先生が20人ほど参加した。
講師の先生は45歳で、在日3世だといっておられた。
ということは、今われわれが教えている在日の高校生は在日4世か。
そのあたりの感覚というのは、こういう生の話でも聞かないと、なかなか実感としてつかめない。
本名を名乗っている生徒もいるが、まだ日本では通称で通している人の方が多いのかなあ。
配布された資料によって、次のことを改めて確認。
1975年 大阪府は教員採用試験の国籍条項を撤廃。
これにより、韓国籍・朝鮮籍の人にも教諭への道が開かれた。
1985年 国民年金加入が認められる
1986年 在日外国人の国民健康保険への加入が認められる。
1993年 特別永住者の指紋押捺を全廃。
1996年 川崎市が政令指定都市で初めて職員採用の国籍条項を廃止。
2003年 冬ソナ、テレビ放映
2006年 テロ対策として、入国に際して外国人の指紋・顔写真を採取
することを認める。
ちなみに、国民年金の加入、国民健康保険への加入、外国人の指紋押捺問題は、センター試験の政経や現代社会の問題によく出される。
ただ、地方公務員への道は開かれたが、管理職試験の受験資格はない。だから、教諭になっても、管理職にはなれない。
政府は「当然の法理」だというのだが・・・。
いただいた資料には、朝鮮学校について紹介したものもあった。
北朝鮮の資金援助を受けているという以外、ほとんど情報らしい情報を持っていなかったので、大変参考になった。
このことについてはまた今度の機会に。
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