(この話は私にとって非常に重たい内容なので「院長への手紙2018」同様、少しづつ書き進めることにします。)
(第一話) 元院長、統合失調症を家族に通告
私は元院長がこっそり「統合失調症」という偽診をカルテに書いてから、それを半年以内に偶然知ることができた。看護師からある書類を見せてもらう機会があった時、そこに書いてあったからだった。
入院中は少なくとも月に一度、大概は週に一度両親が面会に来てくれた。両親が転居した田舎の家からT里病院までかなり離れているにも関わらず、当時80代の父が軽トラックを運転して夫婦でせっせと通ってくれていた。(本当にありがたかった。)
約1時間ほど過ごすので、面会中に何らかのことで父と意見の相違で「言いあい」をすることはよくあった。
しかし今回の入院のその頃から「お前はビンタがおかしたっど」と言われることがたまにあった。
それまで過去に何度も入退院を繰り返し、T里病院にも長く入院していたので、それでだろうと受け止めてあまり気にしていなかった。
しかしそれは父が院長から「統合失調症」と聞かされていたから出た言葉だったと気づいたのは私が退院してからだった。
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