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休校措置コラムニストに反論?

2020-03-04 17:38:52 | 日記
とあるニュースコラムを読んで、感想を備忘録として残しておこうと思う。

今回の一斉休校措置について書いてあった。
内容的には
教育<命<仕事
っていう日本社会の図式を皮肉っているものだった。

また、このコラムニストは
命よりも教育が大切だという思いがあるようだった。かなり刺激的な内容ではある。

このコラムニストの考えの底辺に、義務教育に対する考え方と期待度があるとも思う。

義務教育についても、色んな世論がある。
そんな世論の中の一意見として書こうと思う。

まず一斉休校の要請について、『子供達の命を守る』ために一斉休校要請に踏み切った。と安倍首相はじめ内閣は発信している。

にも関わらず保育園、託児所、学童の運営継続は例外とした事に反感があるようだった。

蓮舫議員の質疑が、昨日の検索ワードで急上昇しても思ったことだが。

『命を守る』為にはある意味必要な事だと思う。収入が減り生活が出来なくなる様な状況
もまた命を危険にさらす事だからだ。命の危機になるうる要因は多次元的に存在する。


私の周りを少し紹介しようとおもう。
 地元保育園では、通常通り開園している。
しかし、新型コロナウイルスに危機感を持っている家庭では自主的にお休みしているママもいる。
 会社から在宅勤務の許可が出たママの中にも保育園をお休みをしたママもいた。
また小学生の子供を持つ保育士達のために時短勤務を進めている保育園もある。
 私の住む市町村では低学年の児童は学校で受け入れているが学童に普段から通っている子供に限定された事もあり全校700人に対して、学校に登校しているのは一日50人程度だという。
 他の市町村では学童の人員不足が問題とされている中で学校で一部預け入れたおかげで学童施設の午前開園のための人員確保が必要なかったためにパンク状態は免れた様子だった。
 ただ事前に学童からお休みが可能な家庭はお休みしてくださいという連絡があったという。また熱も普段37.5℃まではお迎え要請がないが今回は37.3℃でお迎えを要請しますということだった。
 
 少し話を戻す。休校措置が正しかったかといえば私は正しかったと思う。11/18に文部科学省は感染が確認された場合や、市中で流行が確認された地域では、休校措置を検討する様にという話がでていた。通達もなされていた。しかし、この通達はほとんどの学校また市教育委員会で保留されていた。

 今現在、日本の共働き世帯は全体の46%程度だという。半数近くの家庭では自宅で過ごす事は可能だと思う。そして、学校を利用している家庭を除いた40%の家庭は会社と折り合いをつけて休んだり、在宅勤務にしたり、ベビーシッターを雇ったりしながら現状を乗り越えようとしてる。


 他の国はどうだったのだろう。同じく休校措置がなされた台湾の場合。児童生徒の感染が、確認される前から冬休みの延長をきめ一斉休校の指示をだした。
同時に、企業にたいして親が子供の面倒を見るための休暇を看護休暇として取らせる様に働きかけ、休ませなかった企業にも罰則を与える法律を作った。今現在、台湾の休校措置は解除され、患者数も他国と比べて極めて少ない。

今回の休校が、貴重な義務教育の機会を奪っているか否か。コラムニストは奪っていると書いていた。その意見を私は完璧に否定することは出来ない。

しかし、長期的な視点で見たとき。奪われる時間をより短くできるのも一斉休校だと思う。

もう一点反論すべきが、学童と保育園についてだと思う。学童に預ける親や保育園に子供を預ける親が子供の命よりも仕事を選んでいるという主張は間違いだと思う。

 急な休校措置に、一番振り回されたのは彼ら親だった。
 必要なのは善悪裁判なのだろうか。
いま必要なのは、立法と行政のフォローと周りの理解、企業の理解協力だと思う。

もう一点、
武漢での患者数発表を持ち出して、子供は新型コロナウイルスに感染しにくいという『憶測』があちらこちらででている。
患者数は感染者数とは全く違う。患者とは有症患者であり無症状の者は、多くの国で検査対象外だということ。ダイヤモンドクルーズや武漢からの帰国者に対しては例外的に検査がなされ無症状患者が確認されている事。
その両方は大切な情報だと思う。

また中国の数値というのは休校措置をとった上での患者数だということをちゃんと受け止めて欲しい。

文章が長くなってきたので
義務教育については、後日投稿しようとおもう。

頑張っている人の傷口に塩を塗るような事は間違っていると思う。


その頑張りを
自分達の子供達の安全を確保しようと必死になって駆け回っている全ての親御さんを
私は応援したいなと思う。  

自宅で待機する親、仕事を続ける親、その両方が必死で、それぞれに苦労している。

それぞれの選択が尊重される国であってほしい。




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