おじさんのAcoDiary♪

Acoustic Guitarにまつわる出来事を日記に綴ります♪

アコギ作成日記 #14

2012-07-09 22:03:32 | 日記

本日も晴天の元、工房へ作成作業に行ってまいりました♪


今日の作業は、かなり難しい作業でした!

トップ板のXブレーシングの貼りつけです。

一口にXブレーシングの貼りつけと言っても、その前にやらなければいけないことが山盛りあります。

・Xの部分の切り出しと合わせ
・Xブレーシングに端っこが潜り込んでいる他のブレーシングとの合わせ
・Xブレーシングに潜り込んでいるブリッジプレートとの合わせ

などなど、細かい現物合わせ作業が沢山あります。
すべての合わせが確認できて、やっと貼りつけの作業ができます。

最初に、Xブレーシングの高さ(一番高い部分)は、14mmでいこうと決めました。

今日の作業内容は非常に難しいので、ほとんど師匠にやっていただき、私はそれを見て勉強してました。


まず、Xブレーシングのどっちが上でどっちが下で組み合わさるのかを決めます。


一本ずつ正確に位置決めをします。


そして、えんぴつでマーキングをして、組み合わさる部分を正確に描きます。


こんな感じで組み合わさります。

斜めに交差するところが、難しいですね!


さて、これから交差する部分に凹の細工をします。

えんぴつでマークした線の内側にナイフで切り込みを入れます。


その切り込みからノコギリで線の手前まで切ります。


私もやらせていただきましたが、真っ直ぐに切ることができませんでした。

縦に切ったら、ナイフで不要な部分を落としていきます。


こんな風に、凹ができました。


もう一方のブレーシングも同じ要領で、凹(こっちは上下逆になります)を作成します。

何度もかみ合わせの深さや角度を確認しながら慎重に微調整していきます。
まさに宮大工のような仕事です。

そして、見事に合体しました!



次に、このXブレーシングに潜り込むブリッジプレートを成型していきます。

まず、正確に組み合わさる部分を決め、マーキングします。


ノミとカッターで成型していきます。


こんな風に、45度の角度を付けて、Xブレーシングに潜り込ませます。


反対側も同様に成型します。


成型ができたブリッジプレートです。


続いて、Xブレーシングに(45度角で)潜り込む他のブレーシングも成型していきます。


同じくノミとカッターで成型します。


最後に一番小さいブレーシング(フィンガーブレース)も成型します。


コレで終わりかと思いきや、Xブレース側に潜り込むすべてのブレーシングやブリッジプレートに合わせて、45度角の切り込みを入れないといけません!


その前に、第一ブレーシングをラフに成型しておきます。
Xブレーシングを貼ってしまうと、成型しずらくなってしまいますので。
第一ブレーシングの高さは、13mmでいくことにしました。
13mm近くまでカンナで削って、角を落としました。



まず、Xブレーシングを正確な位置に置いて、竹槍で留めておきます。
まだ、ボンドはつけません。


そして、ブリッジプレートの潜り込む位置を正確にマーキングします。


直角ではなく斜めに潜り込むんですね~!



その他の、ブレーシングの位置も正確にマーキングします。


こんな風に、削り取る場所をえんぴつで印を付けます。


すべての場所にマーキングが終了しました。


この後、竹槍をはずして、Xブレーシングをバラして、マーキングした場所に切り込みを入れていきます。
ノミ、カッター、ヤスリなどで45度の溝を作っていきます。


現物合わせをしながらピッタリ合うようにします。


微調整は、カッターで慎重に行います。


こんな風に、45度の切り込みができました!


すべての作業は、難しいので、師匠がやってくれました。(ホッ♪


フィンガーブレースの潜り込むところの切り込みは、私がやりました!
上手くできたでしょ♪



Xブレーシングの細工がすべて終了したので、トップ板にボンドで貼り付けを行います。


竹槍をいっぱい使い、固定します。


はみ出したボンドをふき取ります。


特に切り込みを入れた部分にボンドが溜まらないように、念入りにふき取ります。



今日の作業はこれで終了です。
このトップブレーシングの細工が一番難しい(手間がかかる)ところだそうです。

続きはまた明日のお楽しみ~♪







アコギ作成日記 #13

2012-07-06 21:27:26 | 日記

今日も、せっせと宿題をやりました♪

やったのは、バック板のブレーシングのシェイピングとサンディング。
それと、バックストリップを長さを合わせて切りました。


まずは、工房にてラフに削ったブレーシングをシェイピングします。
バック板を傷つけないようにアクリル板を敷いて作業します。


島忠ホームセンターでミニカンナを買いましたよ♪

でも、上手く削れません(汗

なんとかこんな感じになりました。


アクリル板を外すと、こんな感じ。イイんじゃないでしょうか!(自己満足笑


幅の狭いブレーシング(1番~3番)は、こんな感じにしました。


なんとなく、ソレっぽく仕上がりました♪




次に、センターストリップ(継ぎ目隠し)を正確な長さに切ります。


ブレーシングからブレーシングまでの距離を測って、ちょっと長めに切ってから調節します。


ココ↓を真っ直ぐに切る(する)のが難しいです。


奮闘の末、こんな感じになりました!

一見、ちゃんとしてるように見えます!?

ネック側から1、2、4、5番目は長さピッタリに切れました。

イイ感じに納まってますよね♪

しかし、3番目を(気を付けるようにと念を押されてたにもかかわらず)短く切っちゃいました(大汗
ので、詰め物してごまかしてみました(苦笑

左側に、破片を詰めて長さを合わせましたが、ダメでしょうか!?
サウンドホールから見えるところだからな~


来週、工房で師匠に相談します。

もう一本、センターストリップ作った方がイイかな~…


ってことで、宿題終了(?)です♪









アコギ作成日記 #12

2012-07-04 19:33:51 | 日記

なぜか今日もイイ天気でした♪ 工房へ行く日はいつも晴れです!

私の普段の行いが良い(?)のでしょうか、いえいえ、師匠の人徳なのでしょう!


ってことで、今日もヤッテル感満々の作業でした。

・先日貼ったバック板のブレーシングのシェイピング
・サイド板へのライニング貼り
・トップ板へのブレーシング(1本)貼り



工房へ到着すると、先日作成した竹林がありました。


竹槍を取り除きました。



これからブレーシングを削ります。



まず、小さいカンナでブレーシングを目標の高さ(15mm)まで削り下げます。
その後に、角を落とし尖った山形に成型します。
師匠が見本を見せてくれました。



私もやらせていただきました!
バック板を保護するためにアクリル板を敷きます。



師匠は経験と勘で手早くシャカシャカ削っていきますが。
私は高さを測りながら恐る恐る削りました(汗


ラフに形が整いました。残りのシェイピングとサンディングは宿題です♪



次に、先日ネックブロックとエンドブロックを貼ったサイド板にライニングを貼りました。


サイド板を少し大きく切ってあるので、ブロックに合わせて高さを調節します。


この作業は、(カンナの使い方が難しいので)師匠がやってくれました。


削り終えたところ。ブロックよりチョビッと(後での削りしろの分)高めにしてあります。


削り終えたサイド板です。


だんだん箱になっていきますね~♪


お次は、サイド板のバック側へのライニング貼りです。
サウンドホールから良く見えるアレですね(笑


用意するのは、木の(懐かしい)洗濯バサミ沢山!


予めライニングをサイドの曲線に合わせて少しカーブを付けておいてから貼ります。


貼ったら、洗濯バサミでとめていきます。
この洗濯バサミ、良く見ると丸い木(師匠の自作)が挟む内側に付いています。
これで食い付きが良くなるそうです。


どんどんとめていきます♪


横にして、浮いているところがないかを確認してます。


反対側も貼ります。貼る時はネックブロック側から貼っていきます。


そして、貼り終えたところです。
この光景も写真では見たことがありますが、ライブは初めてでした♪



最後に、トップ板のブレーシング(一番ネックブロック寄り)を貼りました。

まず、トップのアーチに合わせてサンディングします。


そして、ボンドで貼り、例の竹槍で圧着します。



今日の作業は、ココまででした。

宿題のためにブレーシングを貼ったバック板を持ち帰りました。

家に入る前に手が滑りバック板の入ったケースを落としてしまい!
一瞬涙目になりましたが大丈夫でした(苦笑


次回は来週月曜日です。


さて、宿題やろ~っと♪












アコギ作成日記 #11

2012-07-02 18:13:00 | 日記

今日も天気にも恵まれ、楽しく作業してきました♪


本日、ブログのことを師匠に話し、許可をいただいたので、私の通ってる工房を紹介します。

新高円寺にあるアコースティックワールドという名前の工房で、師匠は岩本健さんと言います。

アコースティックワールドのHPです。
http://www.acousticworld.com/

フルオーダーで、ギター、ウクレレ、マンドリンなどの弦楽器を作成してます。
また、それらのリペアやカスタマイズも行っています。

HPに、私が通ってるギター作成教室の詳細が載ってます♪

岩本さんは、とても気さくで優しい方ですので、親切に教えてくれます。
私のようにブキッチョでもギター作成ができるよう指導してくれますよ♪


ということで、本日のメニューは、

・両方のサイド板にネックブロック&エンドブロックの貼りつけ
・バック用ブレーシングのシャイピング
・バック板へブレーシング貼りつけ

でした。


工房へ到着すると、先日行ったサイド板曲げマシンが出てました。
固定を外し、鉄板を外して、サイド板を取りだしました。



両方のサイド板を型にハメてみました。


これから、ネックブロックとエンドブロックを貼りつけます。
貼る前に、フィッティングを確認して、隙間が無くなるようにブロックをサンディングしました。

そして、接着です。
まずは、ネックブロックです。下(台の方)がトップ側です。


次に、エンドブロック。


それぞれを、クランプでとめます。

これで、乾くまで待ちます。


次に、バック板用のブレーシングをバック板の湾曲に合わせてシェイピングしました。
真中が凹んだ板の上に、ブレーシング位置にサンドペーパーを貼って、ひたすらサンディングします。


4本あるので、プチ肉体労働って感じです。


ブレーシングが垂直に立つようにサンディングするのが、難しかったです(汗

最後は、師匠に助けていただきました!


ブレーシングのシェイピングが終わったら、いよいよバック板に貼ります。
4本が、こんな感じになります。


ブレーシング貼りつけ用の台と天井(?)を組み立てましたよ!


一本づつ位置を確認してボンドで貼って、竹槍(?)で押しつけていきます。



すべてのブレーシングを貼り着けました。
竹林の向こうに師匠が見えます!


この光景は、写真では見たことがありますが、ライブで見るのは初めてでした!

けっこうヤッテル感がしますね(笑


というところで、本日の作業は終わりです。
続きは、明後日のお楽しみ♪




















アコギ作成日記 #10

2012-07-01 16:24:24 | 日記

昨日、今日と宿題をやってました♪(暇さえあれば宿題をやってます!)


昨日は、

・トップとバックのブレーシングのサイドをサンディング


・バックのセンターストリップのシャイピング&サンディング


・サイドの割れ止めのシェイピング&サンディング(右Before, 左After)


・ブリッジプレートのサンディング


をやりました。



そして、今日はサウンドホールロゼッタのサンディングをやりました!

ロゼッタの溝が浅かったので、だいぶ貝が飛び出してます(汗


これを真っ平らになるまで、サンディングします。


#100, #180, #240と順に仕上げていきました。

かなりイイ感じに平らになりました。


トップ全体を引いて撮ってみました♪


ん~♪ これは、かなり悦に入ります(笑


この週末は、防塵マスクとメガネをして、掃除機を傍らに置き、ひたすらサンディングしてました(笑


明日は、また工房へでかけます♪