劇団未来ブログ

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終演後に〈作品紹介〉があります!

2011年10月10日 22時00分00秒 | 稽古日誌
観劇したい方が増えてきたので、最前列に座布団席を作りました。

両脚を両腕で抱えて座っているお客様を見ていて、往年の80年代小劇場ブームを思い出しました。

今はなき扇町ミュージアムスクエア(OMS)で、知らないもの同士が体を寄せ合って観劇したことを、昨日のように覚えています。
日本はバブル景気で小劇場が社会現象になり、企業もメセナと称して文化支援をしていた時代です。
未来ワークスタジオは新劇のアトリエですが、小劇場の雰囲気を持った空間です。

さて、『ワーニャ』の上演時間は、約1時間40分。
終演後、演出家と舞台美術家による作品紹介タイムをオマケにつけています。
演出意図、原作との違い、美術プラン、稽古の仕方など、ネタバレ的なことをしゃべっています。
「深く作品を理解することができた」と意外に好評なのに驚いています。

音楽のように感じる、作品の背景を調べる、演出意図などを読み解く…など、色々な楽しみ方が演劇にはあります。
これから観劇される方で、興味がある方は終演後、ご参加ください。

『ワーニャ』を自分に引きつけて下さった方の感想を転載します。

エンディングの先を見たいと思いました。
カーテンコールの明かりが入り、
「これから先はあなたたちの出番ですよ」と囁かれたようでした。
励まされるわけでもなく、絶望的でもなく、
ただ何となく「この先も生きて行けそうだ」という気になりました。


皆さん、鑑賞ではなく、〈体験〉をしてくだされば幸いです!


(by 脚本・演出)



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