劇団未来ブログ

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立ち稽古4日目

2016年05月09日 20時54分35秒 | インタビュー
はい!皆さまこんばんは!
曇天雨漏りうすら寒い1日でございましたが、かたや、ご存知アイスクリームのサーティーワンことバスキンロビンスは中高生をメインとした大、大、大行列でバッタバタのホットな1日となったようです。
財布もうすら寒い私には有難い企画ではございましたが、シングルコーン100円なんぞ目もくれぬ!「ダブル」こそ贅沢且つ魅惑の一品!単一の味でバスキンロビンスは語れない!400円くらい惜しまず払おうぞ!
そんなわたくし、バスキン池田ンスがお届けします今日の企画も、負けず劣らずモーストホットなこの内容!チェケラッ!!


「復活・見たい!聞きたい!教えて未来!劇団員に話を聞こう!vol.7 」劇団未来の可憐な若手女優、前田都貴子さんにインタビュー

他のご出演される方々含め、酒盛りしながら行いました。


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池田「今日はお時間を割いて頂きありがとうございます。よろしくお願いします」

都貴子さん「お願いします」



池田「では読者の皆様には馴染みの深い女優さんである方もたくさんいらっしゃるとは思いますが、念のため自己紹介をお願いします」

都貴子さん「前田都貴子です。良く言えばマイペース、悪く言えば自己中のB型で、熱しやすく冷めやすい牡羊座!産まれは大阪、育ち(高校まで)は奄美でございまーす。」

池田「素晴らしい!完璧を超える自己紹介でした。ありがとうございます。さて、劇団未来に入団されてから、どれくらい経ちましたか?」

都貴子さん「2002年からだから、あぁもう14年!14年います。おん年ピーー歳です」(池田が勝手に自主規制。知りたかった方、ごめんなさいね)

池田「入団のきっかけは?」

都貴子さん「元上司の係長が、これまた元団員でね。私はお客として観に行ったことがあったんだけど、その上司から裏方の手伝いを頼まれたのね。裏方なら、とお手伝いに行ったら、出演者だった肉戸さんが仕事の都合で出演キャンセルになってしまい、代わりに私が出ることになって。それがきっかけ」

池田「すごい巡り合わせですね!」

都貴子さん「でもね、実は元上司のお芝居を観る以前にも劇団未来のお芝居を観劇してたんよ。元上司に誘われて観劇するまで忘れてたけどね」

池田「未来とは運命の出会いだったんですね!では、その初芝居の思い出をお聞かせ下さい」

都貴子さん「元上司の頭をはたけ!と指示されたけど出来なかったこと。あの時は若かったんやね、どうしても出来なくて、演出の森本さんには怒られて裏で泣いてたなぁ…」

池田「今、当時の都貴子さんに何か言う事が出来たら、何を言いますか?」

都貴子さん「ハリセンで叩けって言うね(笑)」

池田「あははは。14年間で、外部出演を含めるとどれくらいの回数お芝居に出演されていますか?」

都貴子さん「どれくらいだろう?30回程かなぁ?でも、何か成長した気がしないんよね」

池田「なんと…。こんなことを仰っていますが、近江さん。近江さんから見て、都貴子さんが変わったと感じたところはありますか?」

近江さん「私がトキベェを初めて観たのは、鈴江俊朗さん作品の『髪をかきあげる』という芝居で、スカートを太ももの付け根まで捲し上げる女性の役をしていてとても魅力的だった」

都貴子さん「胸に詰め物をして臨んだ芝居で、それを観た男の子が私目当てで入団してくれたんだけど(笑)あの胸の子はどこだ!って。顔は似てるんだけど…って。そんなことがあった」

全員爆笑

近江さん「『夫婦レコード』(中島淳彦さん作品)の次女役で新人賞をとったよね。で、私は『ぬけがら』(佃典彦さん作品)で(トキベェは)変化したと思う」

都貴子さん「今まで親思いな良い子ちゃんの娘役が多かったから『ぬけがら』みたいな役は新鮮だった。」

近江さん「生活感の出た役で、それに大変な役やったよね」

都貴子さん「そう、娘役以外を頂いた初の作品!ダンスの先生の役だったけど、講師をつけてもらえなかったから自分でダンス教室に通ったの」

池田「研究熱心でアグレッシブ。素晴らしいですね。大変、ですが、楽しかったですか?」

都貴子さん「楽しかった!!それに痩せたしね!嬉しかったのが、ダンス教室の先生に、「やっぱりお芝居やってる人だね」って言われたこと。人前に立って楽しんでパフォーマンス出来るね、ってそう言われてすごく嬉しかった」





池田「そんな様々な経験を持つ都貴子さんが今回、古川健さん作品『その頬、熱線に焼かれ』で小林智子という女性を演じられます。まだキャストが発表されていなかった時点で、気になっていたキャラクターは誰でしたか?」

都貴子さん「言っていいの??(ニコニコ)実はね、弘子」

白亜さん「やっぱりーー!!」

都貴子さん「言動や内面にとても魅力を感じたし、何より一番やったことのない役だったし」

池田「智子役に決定して、どう思いましたか?」

都貴子さん「「やっぱり」。キャスト発表前に役者をあてがったんだけど、ほぼ思った通りだった。

池田「智子を今後どのように作っていこうとお考えですか?また、気をつけているところはどんなところですか?」

都貴子さん「自分なりの智子像をどういう位置付けとして置くか、演出的に全体をどうしたいのかを只今考え中。気をつけているところは…まず広島弁がそうだし、初めての長ゼリだけど、これをどう聞かせるか、かな。被爆してからの10年後を語るんだけど、リアルな体験をしながら客観的に表現しないといけない。どこまで言えば(表現すれば)伝わるかなと。きっと卑屈になっていただろうし、一番近い感情を持ってきて、どう膨らませるか…」

白亜さん「8割想像しかないんよね。私たちは広島に住んでいなければ、戦争経験者でもない。リアルに体験した人が観に来て下さる可能性もある、ハードルの高さはすごく感じる」

近江さん「肉親やお友達、親戚を亡くされている方々だもんね」

白亜さん「戦争ものは本当にハードルが高い。でも、あの経験を体験した方から聞けるのはもう、私らの年代くらいまで。今の子は原爆が落ちたことすら知らないでしょ。たった2世代の差で。私たちが繋いでいかないと、切れてしまう。だから、責任を持ってやらないといけない」

都貴子さん「ただのお涙頂戴にしたらダメなんよね。陳腐になってしまうよね」

白亜さん、近江さん「そうそう!しかし自分らでかなりハードル上げてるよねぇ」

都貴子さん「おそらく、途中、役の感情や状況で壁にぶつかると思う」

白亜さん「ゴールが上演日と設定するなら、そこでは成功していると思っておくことにしよう。それまでは落ちたりぶつからないとアカンしね、それに自分が成長できたと思った時は成長してない(笑)変化する前に必ず葛藤が生じるけど、演出が何とかしてくれる。すんなりいくほど恐いもんはないよ」

池田「試行錯誤の連続で大変な稽古が続きますが、合間の息抜きや気分転換はどうされていますか?」

都貴子さん「火曜サスペンスなんかのドラマを洗い物でもしながら見ることかな?子供が寝たら家事、食事、お風呂だし…。夜10時か11時くらいから寝る1時までの間に台本読む時間ができるかな。旦那ちゃんが居てくれてる時のトイレは落ち着く。
あ!!今思った!稽古時間が私の気分転換かも!」

白亜さん「そうやね、自分の為に使ってる時間やね」

近江さん「母は大変やね」

池田「それでは最後に、読者の皆様にメッセージをお願いします」

都貴子さん「今までとは違う未来のお芝居を観に来て下さいね」

池田「本日はどうもありがとうございました!」

都貴子さん「ありがとうございました」






いかがでしたでしょうか?
とても真摯に役に向きあう前田都貴子さんの人柄を少しはお届けできたでしょうか。

さぁ、次回のインタビューは誰になるでしょう?楽しみにお待ち頂けると嬉しいです。

それではまた近々お会いしましょう!
明日は給料日だ!池ダンス!でした。ばぁーい。


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