劇団未来ブログ

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役創り(役を好きになる・イメージを膨らませる)

2007年04月13日 16時35分29秒 | 稽古日誌
今回の公演で初めて役に付く入団したばかりのM君20才。(お父さんお母さんも戦争を知らない2世時代生まれです)
彼の役は主人のかっての恋人、シューベルトの「歌曲」ボナールの「少女の絵」「トルストイの小説」が好きなロマンチスト学生。学徒動員されて戦場に行く途中、船が沈没されて死ぬ。
で、主人公のこころのなかに40年後の今でも鮮明に生きている男性。
役創りにあたって
①戦時中の二人の想い出、手紙のやりとりなどは役者同士で話し合いをする。M君はKさんに指導されて話し合いをしている。
②その上で自分の役(ロマンチスト学生)を好きになり、イメージを膨らませて役を創る。そのためにはシューベルトの歌曲を聴き、ボナールの絵を鑑賞し、トルストイの小説も読まなければならない。M君はボナールの絵を図書館から借りて、カラーコピーして眺めている。
③また、テレビ、映画等観賞して学徒出陣のイメージを膨らませてることをしなければならない。M君はこれはまだ手が着いていないようだ。
 厳しい演出Mさんのダメに耐えながら、素直に「はい、はい、はい」を繰り返している。
好きになるとかイメージを膨らませてなどと「言うは易く行うは難し」
入団したばかりのM君20才にファイトの声援を!(H/F)

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