今日の奈良は朝から時折みぞれのような雨が降ったり止んだりする天気。冬らしい肌寒さ。外で４人、信号待ちをしていた。
キープ；(坊主頭二人に)「頭寒いでしょ？」
坊主頭二人；「寒いっちゅうか、すがすがしいね」
キープ・ふさふさ；「またまた」（笑）
私；（自分の頭をなでて）「いやいや、これがええんやって」
キープ；「無理しないでいいっすよ。まぁボクたちなんかはフサフサやから寒くないもん！」
キープ・ふさふさ；「ね～
」私；「あのなぁ！（ちょっとムキになってる）」
「だいたいハゲてる者はみんな自分の頭をいやがってるというのがマチガイやで。ハゲもまた良し。オレはこの頭がええと思うてるんや」
キープ・ふさふさ；（笑）
私；「何か腹立つなぁ。あのな～、みんな毛が多いのがええという考えが正当と思うたらアカンで。ハゲは美しい
」キープ・ふさふさ；「はいはい」（笑）
う～む、まじめに言ってるのにまともに受け取ってもらえないのが悔しい
だいたい、テレビで「♪リ～ヴにじゅ～いちっ」とか「♪あ～とねいちゃ～」とか「薄毛、お医者さんで治せます」とか、世間みんながハゲることを恥ずかしがったり悩んだりしているのが当然という前提に立ったＣＭが多すぎる気がする。あれ、ハゲることを恥じる意識を後押しし、ハゲを笑うことに大義名分を与えていませんかね？
私は、恥ずかしいも恥ずかしくないもどちらもありません。私のこのＭ字のおでこと薄い頭頂は、私のありのままですし、私はこの私っきりなのです。私はこのままが一番良いんです。私はこの坊主頭が好きですし、結構かっこいいと思っているんです。
もちろん自分のハゲを何とかしたいと思っている人もたくさんいるでしょうし、それはその人の自由でしょう。自分の属性ですから。
自分が自分らしくあることを妨げるような空気を社会に広めて定着させるようなことはやめてほしいなぁ、と思った今日の出来事でした。
