今朝から母がちょっと変でした。朝7時に妻が呼ばれて部屋に行くと、母がベッドに座って「私お金、どこへ行ったんやろ。ああ、何もわからんようになった…」と不安がっていたのです。母が座るすぐ横に、金融機関から送られてきた誕生日祝いの紙の封筒があり、財布に入れておいたお札だけがそこに入っていたそうです。財布が見つからなかったのですが、妻がベッドを整えようと布団をめくると、小銭の音がして、布団と毛布の間にあるのを見つけました。
母に聞いても「わからん」というばかり。落ち着いて話しているうちに、母が自分のお金を確認して、お札だけを違うところにしまおうとしたこと、その際、札を出した財布のことを忘れてその上に布団をかけてしまったこと、などがわかりました。
母によると、今朝起きた時に少ししんどかったようで(どうやら花粉症のようです)、今日は10時前からお風呂の介助の人が来る予定だったので、「余計にしっかりしないと!」と思った節があります。これまでの行動パターンから見ると、そういう風に緊張したときに、自分でお金や服を管理しようとして行動し、その結果、思い付きであれこれしてしまって、逆に混乱してしまうのです。
どうやら今朝はその状態だったようです。
お風呂の介助のヘルパーさんは、とても気やすくて明るい人で、風呂から出て話しをしているのを見ると、冗談を言いながら笑い合って、とても楽しそうです。会話はごく普通。良い意味の緊張がほど良くあるようで、そういう時は心配いりません。
ただ、何かと自分で動こうとすると、自分で自分を混乱に陥らせていくようです。
お金は常に自分のそばに置いておくようにして、別のところに置かないように言い続け、だいぶ定着してきたように思うのですが、まだ時々こういうことがあります。元気に回復して、そういうところも少なくなってくれるように期待しているのですが…。