小・中・高校と同窓生だった吉原文音さんから『吉原文音の俳句の話アラカルト』をいただきました。
高校3年の時の担任の国語教師S先生と卒業後も俳句の会でお付き合いがあったはずなので、同窓会でその後の動向を尋ねたら、大病を乗り越えて今も元気にされているとのこと。
先生の俳句の会は「フェニックス」という名前で、会員の方からも「フェニックスみたい」と言われているということでした。
受験生のころS先生から励ましていただいたことが思い出され、思わず涙が溢れそうになりました。
あとでどんな活躍をされているのか気になって調べてみようと思いましたが旧姓しか知りません。名前が一致する吉原文音さんが彼女らしいと見当を付けて、略歴を見ていたら、平成19年「竜を探して」(俳句紀行文)にて第二十八回新風舎出版賞ノンフィクション部門奨励賞受賞というのが気になります。
友人を通して読んでみたいと連絡を取ってもらったら、この本に「竜を尋ねて」に改題して入っているとのこと。
本を受け取ってまずは目次を一瞥、収録されているインタビュー記事の相手を見ると沢木耕太郎、渡辺和子、谷川俊太郎、梅原猛、中西進と錚々たるメンバーに驚きました。
みんなどんどん立派になっていくなぁ。
「竜を尋ねて」は高橋克彦の小説に触発されて始まった旅のちょっと不思議な俳句紀行文でした。
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2024/05/29 S先生の訃報がありました🥲