諸行無常の響きあり

フィリピンの小さな焼き鳥居酒屋の親父のつぶやき

BFホームスの中の韓国文化

2012年07月17日 02時05分16秒 | つぶやき

※韓国グロッサリー御用達辛子明太子




※韓国グロッサリーで取り扱うおにぎり用海苔




※持ち帰り用日替わり弁当の半分は韓国グロッサリー調達



韓国人のフィリピン移住者はBFホームスだけとは限らず、フィリピン全土において日本人から比較したら
何倍もの割合になるだろう。

しかし我がBFホームス内には以前はあった日本食料品店が今は無い。
したがって、仕入れをするにも車で小一時間もかかるパサイ市まで行っていた。

だが、ここのところ韓国グロッサリー店は日本の食品まで取り扱い出している。
味噌や醤油始め、納豆、漬物、カレー粉、とんかつソース、大体の物はご近所で揃うことになる。

しかしながら、ここのところ大きなビレッジであるBFホームスと言えど、いささか乱立気味である韓国グロッサリー、
我々日本人は非常に重宝している場面でもあるが、当の店主たちは飽和状態とも言えるグロッサリー店の数、
なかなか経営は大変なところでもあろう・・・。



















出戻り

2012年07月12日 10時10分00秒 | つぶやき
以前勤めていたスタッフが戻ってきた。
出戻りなんて言葉はこの国の有るのかどうかは疑問だが、
彼らは問題なく退職して行った場合、以前の勤め先に戻る習性が有るのだろうか・・




たこ焼きを焼く技術を身に着けて戻ってきたスタッフがいるので、ようやく稼動したたこ焼き。
なんちゃってたこ焼きが多い中、限りなく本物に近づけよう・・だが蛸がやたらと高い。
パレンケのイイダコを柔らかく煮ようかな・・・。
今回はイカゲソを使ったが、やはり蛸だな本物は・・。



誕生祝に頂いた日本の羽子板の飾り物。
いい年して誕生祝もないが、それでも嬉しいものである。
いつも来てくれる学生さんたち、ありがとうございました。



これもお祝いに頂いた焼酎だが、ほとんど飲みあげてしまった。
よく見たら40度、原酒かな・・・それにしても効くな・・・。



偶然いらしたお客さんもいたが、昨日はどうもありがとうございました。


雨と看板工事

2012年07月03日 22時45分47秒 | つぶやき
昨日の突風で店の電光看板の吊鎖が切れて、傾いてぶら下がった状態になった。
賃貸ビルの管理人から電話を貰い急遽駆けつけたのだが、幸い看板下の駐車場には一台も駐車しておらず
事なきを得たが、看板を吊ったのは私自身であったが、まさかわずか9ヶ月で使用したチェーンが切れるとは・・・

※新しい看板


写真の『ほたる』の看板の上に付いていた物を取り外し、ロープで吊り下ろし、ついでにその下に付いていた
今は空きになっている以前の店子の物を使用することになった。
それが又一苦労で、吊ってあるアングルバーのボルトとナットは錆びて回らない。
四苦八苦の末に金鋸で切ることに・・・・・・がこれが又切れない。

それではとサンダーを持ち出して切る準備をしたのだが、今度はそこまで届く延長コードが無い(汗)
最終的に手金鋸で切ることにして近所の金物屋に買いに走り、やっとのことで既存の看板を下ろした。
店の繁忙時間も迫っていたので、残りの作業は翌日に持ち越すことに・・・・。

翌日である本日、下ろした看板の解体作業を開始した。
アングルで骨組みを溶接で組んであり、そこに『ターポリン』という看板自体のデザインを印刷した布地が張ってある。
何せ再利用どころか電球の交換も思慮に入っていない構造の物が多いので、止め金具はリベットが使用してある。

その50個以上あるリベットを外すには、金属用ドリルで頭を落とすしかない。
まことに根気の要る仕事であるが、ようやく解体作業が完了、昨日のうちに作成していた
新しい『ターポリン』を張り付ける作業に入った。


※以前の看板



元の錐穴の中から綺麗にリベットの残骸を取り除き、元通りにの形に新しい『ターポリン』を張り
元の形に再生していく訳だが、再生する前にふと思った。
中の電光用の蛍光灯が付くかどうか心配になり、一旦仮繋ぎで蛍光灯の点灯テストをした。

案の定、3本入っていた蛍光灯のうち2本は点灯しない。
ここで問題となってくるのは、蛍光灯は針金だけで吊ってある場合の多いこの手の看板、
電灯が切れているだけとは限らない。

とりあえず蛍光灯を新しく買い、ついでにグローランプも交換した・・・・がそれでも点灯しない(汗)
この蛍光灯を点灯させるにはこちらでは『バラス』と呼ばれる安定器が必要となってくるが、
従来から付いている安定器の故障が考えられる。

今度は安定器を買いに更に金物店へ・・・・安定器を新しい物に交換し無事点灯した。
今回は幸いにも金物店が近くにあるので、大体の部品は直ぐに調達できたが、
これが金物店が遠方だとなると、大変な時間と数倍の経費がかかる訳である。

普通は自分で材料の調達や取替え工事などする人間は少ないだろう。
したがって外注の工事人に依頼することになるが、この工事人も慣れた人でないと
部品の買い忘れなどが頻繁に起こり、今回私が経験したことと同じように数回に渡り
金物店に通うことになる。

普段頻繁に使う部品などは大まかには揃っているが、使用頻度の低い部品などは、この金物屋に
置いておらず、先日いきなり外部ブレーカーが燃えた時など、かなりの数の金物店を回った記憶が
生々しくよみがえった。(笑)

いずれにしても看板の電球が切れる度に、このような事が繰り返されるフィリピン、今回は多少手間が
かかったが、同じ徹を踏まないように直ぐに蓋を取り外せるような構造に改造したが、
こういう出来事に遭遇するたびにいつも思うのだが、この単純であろう筈の電球交換の為に
高所の看板をわざわざ外して解体しなければならないと言うことに疑問を感じないのだろうかと
思う私である。



それにしても今回の工事でつくづく感じたことは、こちらの工事人は
なんと根気のいる仕事しているのだろうと言うことである。

まず始めに取り掛かる前に高所へ上る為の脚立の心配から、工具の心配、
もちろん立て替えて材料を買うなどと言うことは一切しないことも含めると、
考えられない程の長期工事になるのを納得するような場面もある。

まあカリカリした方が負けだということを一番理解しているのは、
工事をする本人達、工事の発注者も理解していなければとても身が持たないと言うことを
改めて感じた次第である。


因みに最後の写真に写っている隣の『SHAKEYS』は完工まで2ヶ月以上、その隣の『CHANMARU』と言う
韓国レストランは完工まで4ヶ月以上かかったように記憶している。