諸行無常の響きあり

フィリピンの小さな焼き鳥居酒屋の親父のつぶやき

皆のクリスマス

2011年12月25日 00時13分36秒 | つぶやき

ラスピニャス市の国道沿いでレチョンを焼く光景だが、そもそもこのレチョン(子豚の野焼き)は元祖がスペインだそうである。
当時のスペイン統治下に置いてこれは間違いなく人を持成す為の料理だったに違いない。
しかし、この時期予約を受けてレチョンを焼く人達、国道沿いの混雑をよそに、年末に向けて本日から掻き入れ時だろう。
写真を撮りながら4軒立ち並ぶレチョンの数を数えて見たが、ざっと数えて100頭以上の子豚が一斉に焼かれていた。

心配になるのは、フィリピン中でレチョンを焼かれているとすると、年初めには親豚しか残らず豚肉の品質が下がり、反面
価格が高騰するのでは無いかと余計な心配をする私である。
レチョンの販売価格はこの時期はおそらく一匹当たりP5,000、皮算用でもかなりの収入が見込めることになる。
年末の一週間だけのにわかレチョン屋でもやろうかな・・・・・。
因みに平行してレチョン・マノック(鳥の丸焼き)やレチョン・リエンポ(骨付き豚バラ肉焼き)なども行列が出来るほど
並んで買い求める客で一杯だった。




当店も従業員だけのささやかなクリスマスパーティーをやったが、その時の様子をフォトチャンネルにしてみた。
誰に見せるのか解らないがいつもと違う化粧の濃さと、着ている物までいつもとは違うウェイトレス達、
まあ女性は皆そうなのだろうな、これは日本の女性も同じ筈である。

市役所の賑やかな電飾の写真もあるが、この電気代はちゃんと払うんだろうな、ついつい心配になってしまう私である。
それにしても一般家庭の電飾は極端に少なくなってきたこの頃であるが、それより電飾より、新年のおせち料理の向けて
明日から準備をすることにしよう・・・・。


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カリフォルニア巻とフィリピン

2011年12月20日 20時03分36秒 | つぶやき


今から15年以上前の話だろうか、マニラの某有名な歓楽街の近くに宿を取った。
友人と共にその一角全てが『ゴーゴーバー』と呼ばれる店が集合して入っている場所に行ったときのことである。
席について座って酒を飲み始めた時にそこのステージでくねくね踊っていた女性達が盛んに同席させてくれと誘ってくる。
日本から来ていた友人はご他聞に漏れず、その中の数名の女性を座らせ、飲みものの注文をして女性に飲ませることになった。
その女性達はお摘みを食べさせてくれと執拗に言うので溜まりかねた友人は『何が食べたいのか聞いてくれ』と私に言った。
その女性達は揃って『カリフォルニア・マーキー』が食べたいと言い出した。

今でこそ、それを売り物にしているが、その頃は『カリフォルニア・マーキー』なる物は何のことか全く解らず、とりあえず注文することにした。
出てきたのはこのフォトチャンネルの始めに出てくるカリフォルニア巻と同じだったかどうかは記憶に無いが
とりあえず食べてみたが、寿司のようで寿司ではない、しかし結構食えるというような印象が強かった。
今になってまさか自分がそれを売り物にするとは思わなかったが、やはりあの何ともいえない不思議な味の巻物を
こちらの人は今ではジャパニーズのメニューの定番だと思っている節がある。
日本の方であればそれは違うと言うだろうが、それはそれでこちらで変化した物なのだろう。

ただその後に知ったことであるが、本来のカリフォルニア巻は海苔を内側に巻くという物ではなく、普通の海苔巻きと同じ外観
しかし中に巻くのはタラバ蟹の身とアボカドというフルーツを巻いた物がオリジナルであると誰かに聞いたことがある。
それが本当だとすると私が出している物は一体何巻きなのだろう・・・・・・差し詰め『フィリピン巻き』ということか・・・。
今では日本のレストラン関係だけではなく、現地の人が経営する食堂でも日本の食べ物の代名詞として、この『マンゴ・カニカマ・巻き』は
立派な売れ筋のメニューとして君臨している。

食べ物だけとは限らず私の好きな『JPM』と呼ばれている日本の歌をタガログに訳して唄われている曲なども現地の人は
オリジナルミュージックがフィリピンだと思い込んでいる人も多いようである。この『JPM』に関しては私のブログを見てコメントを
下さる方の中には相当に詳しい方もいらっしゃる。歌などもそうであるが、要するに庶民は一日中音楽が流れている
環境にいても飽きない程に音楽は日常的に生活の中に浸透している。日本の曲のみならず英語の曲などもタガログ化されている
歌はおそらくオリジナルが何処の国で出来た曲などと考えて聞いていないだろうし、スペイン語曲などはおそらくフィリピンの『OPM』だと
思って聞いている人もいるのではなかろうか。

その他にも明らかにルーツが外国だと言うにも拘らず国民はフィリピンがオリジナルだと思っている場面も沢山あるだろう。
もっとも食器類にしろ、日常使う道具にしろタガログ語では表現できない場合も沢山あるようであが、
諸外国の文化と現地のネイティブ文化が入り混じっていることの多い、この国の人たちにとってはそんなことはどうでもよく
現状の生活に支障がなければいいのであろうと私は解釈している。

今後も新しい言葉は増えて来るだろう、トッポイ表現となるのだろうが、タバコの事を『ヨシ』と言ったり身嗜みの出来ていない
女性を『ブルーハ』などと呼んだりする。女性のことは『ババエ』、男性は『ララケ』、プレイボーイは『ババエロ』、プレイガールは
『ララケラ』と言う風にAが語尾に付く場合は女性、Oが語尾に付く場合は男性、セニョリータとセニョリートと言ったような使い分けをする。
これは明らかにスペイン語の影響だろうが、スペイン語ですらフィリピン風にアレンジされている言葉も沢山あるだろう。

ただ現地の人は英語を話せることに自信を持っているようでだが、文法などは合っているのだろうが、アクセントを聞き取りにくい
と言うのが私の実感であるが、まあ英語と言うのはスペルこそ同じだが、使う国の人によってかなり発音が違うのでフィリピンの英語が
世界に通用するかどうかは私には疑問が残る。何れにせよ複合的な文化が入り混じり現在のフィリピンがあるのだということ感じる自分である。

因みにビサヤ地方のセブアナ語などでも罵声を浴びせる言葉『ギ・アータイ』という言葉があるが、これも男性だと『ギ・アートイ』となるのは面白い。









パーティー・シーズンですね

2011年12月17日 13時30分43秒 | つぶやき


12月の15日はフィリピンでも13ヶ月という給料の差額分の清算、正確に言えば12ヶ月+1ヶ月分の給料を支給されたようである。
これはここの国独特のスタイルなのかボーナスの他に一か月分の給料を貰えるというものである。
13ヶ月分を12で割って、各月に振り分けて支給している雇用主もいるようだが、これはあくまでもレギュラー雇用の従業員だけに当て嵌まるもので
6ヶ月の臨時雇用の人たちは蚊帳の外となっているようである。SMデパートやスーパー、他の大手の売り子達はこのレギュラー雇用ではなく、
臨時雇用の人たちが多く、これもまた適用外になることが多い。

しかしレギュラーであろうが臨時であろうが、この時期は各職場や知人同士のパーティーも多い。
その職場のパーティーの経費やボーナスの支給で事業主はさぞ頭の痛い人たちもいるであろう。
いずれにしても一年中あるパーティーの中でも年末のこの時期は最大の楽しみでも有り、最大の出費になると言っても過言では無い。
もっとも身内のDEVU(成人式に近い)や結婚式は別物であるが、一年中のエネルギーがこの月に集中する。


年末にオープンする店も少なくないフィリピンだが2回のAKIHABARAという喫茶店は日本人経営だとのことであるが、
新し物好きの私は夕べリサーチを兼ねて、覗いてきたが、日本風のメニューに軽食と言った喫茶店メニューで揃えられているようである。
試食もしてみたかったが、時間もなったので、毎日通勤で前を通るのでいつか行ってみる事にしよう。
一階の店は以前からある中華料理を売り物にする店で、空港内に本店がある日系の事業者とのことである。


本日早朝から始まった、正確に言えば昨日からだが『シンバン・ガビ』と呼ばれるクリスマスまでの一週間早朝4時半に行われるミサに参加するのが
ここの国のカトリック信者の行事となっているようである。写真はこの時期教会の近所に出店する屋台で売られる『プト・ボンボン』
と呼ばれるココナッツの実と黒砂糖を塗して食べる餅菓子である。

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近隣の風景

2011年12月14日 11時59分00秒 | つぶやき


ここBFホームスという場所はBF即ち、BANCO FILIPINOの頭文字をとったBFホームスという名称がつけられている。おなじBFでも隣のラスピニャス市だと、BFリゾートというビレッジがあり、同じくアラバンサポーテロードにはBFアルマンサというビレッジがある。その中でも特に巨大な造成地であるこのBFホームスは内部にコンビニから各国の料理を出すレストラン、中国や韓国の食料品店、おまけに語学学校からマッサージ屋までがあり、スーパーマーケットなどもある。もちろんコーヒーショップなども多数あり、ここのビレッジの内部で大概の買い物は済んでしまうという利点がある。

古くから政界や富裕層の息子や娘達がここには大勢住んでおり、俳優や歌手なども多く住んでいるようである。しかしそれとは裏腹に何処のビレッジの近隣には必ずといっていいほどスクァッターエリアがあり、その富裕層の人たちの下働きや商店のガードマンやドライバーなどの職についている為に必然的にそういうエリアを形成する形になっている。言って見れば富裕層とスクァッターと言うのは表裏一体と言ってもいいであろう。

しかし巨大なビレッジの内部、独立した街を作った方がいいと言う意見もあるようで、人口も相当なものになっていると思われる。因みに日本人も多く居住する『エリシウム』というビレッジもその一部を形成している。

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あと2週間

2011年12月11日 15時45分04秒 | つぶやき


こちらフィリピンではクリスマスまであと2週間と迫った。
今朝近所の華人経営の店にクリスマス用の飾りを買いに行った。

店一杯に展示してある電飾や飾りだが、とりあえず年を越すまで持てばいいという観点なら
安価なこのようなものでも十分である。

しかし下手したら年末まで持たない物もあったな、過去には・・・・。
という訳でこれから店のオープンの時間に向けて飾り付けをしなければいけない。



今日は店が夕方からのオープンなので時間を集約してやることが沢山ある。
とりあえず飾りも買ったし一部だけだが、伸びきっていた髪を切りに散髪屋へ・・・。

相変わらず安い、40ペソの散髪料である。ものの15分で終わる散髪、これこそ『塵も積もれば山となる』
というが、確かに客が順番待ちをしている程の盛況振りであった。

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