てまえみそ日記

布ぞうりを作ったことやその他のことなどを記す。
年に一度はばあさんの手解きで味噌造りをしている。

源氏物語ー梅枝

2019-06-30 | 日記
いつまでも結婚しない夕霧を心配して結婚について父から言われたことや若い時の過ちを反省したことなどを話した
雲井の雁の乳母に馬鹿にされた悔しさで早く官位をあげ、結婚はそれからだと思っている
それを源氏が知ってれば官位をあげてやりすぐにプロポーズに行かせて解決するのだがそれでは夕霧が望まないし
風通しの悪い親子だ
親父と息子なんてのはこんなもんだよな


源氏物語ー真木柱

2019-06-28 | 
 玉鬘を宮仕えさせることに決めたので喜んだ者から諦めた者がいる中で鬚黒の大将だけはどのように口説いたのか女房に手引きさせて玉鬘と結婚してしまったので源氏や帝は悔しがった。
 玉鬘は鬚黒の大将の妻になり翌年子を産んだが源氏はまだ諦め切れてなかったとは執着のほどが知れる。もう諦めてもよさそうだがどこから「執着心」がわいてくるのか。玉鬘に対する源氏のしつこいねっとり感は例えるなら炊き立てのご飯の上にかけたねばねば納豆の切りたいのになかなか切れない納豆の糸のようだ。
 正妻とは別居し子供たちも分かれてしまう不幸に見舞われた。中年になって若い女に入れあげてしまうのはどうかなと思う。が人生が短ければそれも仕方ないか。
歳月人を待たず、楽しみだけが人生か なあ

人それぞれに納豆のうまい食べ方があるようだ。
お勧めはてまえ味噌を入れ好みでねぎを入れるのもいい。
醤油や塩とも違った味噌納豆が楽しめる。


資治通鑑を読んだ

2019-06-27 | 
 2月ちくま文庫にあったのを見つけて難儀しながら読了した
文庫で600ページはたいへん長いが全体のごくごく一部だ。しかも読めない漢字が多いので辞書を引きながら読み通した。歴史書でありながら歴史小説を読んでいるような感じになるほど大変面白かった。
 資治通鑑を知ったのは吉川幸次郎著「漢文の話」のなかの歴史書の文章についてであった。卓越した名著であり、毛沢東も何度かの通読者であったと記されていた。読む機会はないと思っていたがたまたま見つけ衝動買いしたのがきっかけだった。
 ここには玄宗皇帝が楊貴妃を寵愛し、安禄山の乱について書かれてあった。
楊貴妃が寵愛されるさまを見聞きして当時の人々のいうには「男を生んでも喜ぶな、女が生まれたとて悲しむな、君は今女を看て家門と作す」と。戦争は民を苦しめること甚だしく、安史の乱の前後にうたった杜甫の「兵車行」「石壕吏」など再読もした。
 史記や漢書などは現代語訳があるがこの資治通鑑は全巻の現代語訳がないのが残念だ。売れないから出版社も手を出さないのだろうか。
 資治通鑑の解説本があるにはあるが他者の二番煎じの解説を読むよりは短くても原書にあたり感じ、考えるのが読書の楽しみだろう。読むか否かの判断材料にしても。つまらないテレビドラマを見ないでこれを読んでよかったと思う。なので源氏物語が中断している。
もっと楽しむには地図を広げ世界史日本史の年表など見ながら読めば面白かったろうな


源氏物語ー行幸

2019-06-19 | 
源氏が考える玉鬘の扱いは三つあるが苦慮している
1 宮仕えさせる
2 兵部卿か鬚黒の大将に嫁がせる
3 このまま六条院に置いて愛人とする
本音は3の愛人の一人に加えたいが憚りがあるので出来ないがしたい、世間には親子と言っているから
2はない玉鬘を一番愛しているのは自分だという自負がある
1は 帝が強く望めば有りうるが内大臣にしてみたら愛娘同士で帝の寵を争うことは避けたい しかし源氏に逆らうことは出来ないから傍観するしかない
3以外はあり得ないと思う、これまでに添い寝をしたり引き寄せて睦あったり実事の一歩手前までのことはしているのだから
が求婚者はあの手この手で玉鬘にアタックしてくるから油断はできない

源氏物語ー藤袴
源氏としては宮仕えさせるつもりのようだ。が鬚黒の大将は諦めていない。玉鬘の女房を手蔓にして情報収集しているようだ。危険が迫っているようだ、女房の手引きでモノにしたことがある源氏にしては監視がゆるそうだ
女房というものは善人ばかりでは無い、どの求婚者と組むかと損得計算をする時が来たから
 
玄宗皇帝が源氏、楊貴妃が玉鬘と見立てると閑職にいる源氏は歓を尽くしたい
案禄山は鬚黒の大将?
スケール感が小さすぎてこの見立てはお門違いだね
長恨歌の影響はどこかにあるのだろうけど


3日連続のこんこんぞうり

2019-06-15 | 布ぞうり
赤く見えるのはコーデュロイ、グレイは洋服地
生地が厚いので大きく見えるが内側の寸法はそうでもない
大きなこんこんぞうりを作るのにいいと思う
内側寸法 長サ:24 幅:9 cm
腱鞘炎にならないように気を付けながら3日連続でこんこんぞうりを編んだ
今年に入ってからたくさん作ってきたのでしばらく休むことにする
少し涼しくなるころに再開しようと思う
藁細工としてのこんこんぞうりは作ってみたい
素朴な感じがしていいだろうと思う

雨音に 合わせこんこん 木槌打つ アラが見えてる こんこんぞうり
休憩してから見直すといろいろ見えてくるものだ


ウールの着物はこんこんぞうりに生き返る

2019-06-14 | 布ぞうり
先日ウールの着物で紐を作ったのでこんこんぞうりに仕上げた
昨日完成したこんこんぞうりよりちょっと小さめに作った
小さい足の方に最適だと思う
内側寸法 長サ:23 幅:8 cm
色とりどりのぞうりがもてはやされているようだがこのようなものが高齢者には良いみたい、自分の着物で作ったから愛着がわくのかもしれない
おふくろさん曰く めんごいのができたな
このように褒めてくれるのはめったにないことなのでうれしい


炬燵カバーがこんこんぞうり

2019-06-13 | 布ぞうり
昔の大きな風呂敷だという話だったが広げてよく見ると炬燵カバーだった
今日はたいへん天気が良いので布団を干し洗濯を3回して掃除までしてしまった
働きすぎではないかと思う
そしてこんこんぞうりまで作ってしまった
やや厚手の木綿の炬燵カバーはこんこんぞうりを作るのに向いている材料だ
風呂敷だってOK
内側寸法 長サ:24 幅:9
 

高齢になると温度に対して鈍感になるらしい
暑いのに暑くない、むしろ寒いなどと云ったりする、だからあのばあさんはこの季節でも普通の布草履をはかないでこんこんぞうりにを履いているのだろう
冷え性の人ばかりりでなく寒がりの高齢者にもいいのかもしれない