【 相模鈴門 】
さてさて、相模国のとあるお城を出立致しました小鈴様と、お供の紅三郎&まー之進。
意気揚々と
歩を進めております。
普段 お城に篭りっきりの小鈴様は、ほんの少し歩いただけで もうお疲れのご様子です。
あちらに茶屋が
ございます。」
「 ひと休み
致しましょう。」
「 ……。」
「 季節外れの
柏餅…。」
「 細かいことは気にせず
食べようよ♪」
「 むむッ!」
「 わぁッ!」
「 ……。」
オイラ、お腹が
減っていたんです!
許して下さい!」
さぁ、お食べ。」
オイラもどうか、
旅のお供に加えて
下さい。」
「 いいよ。」
ハリーって
言います。」
うっかりハリ兵衛
だよ。」
「 時々、うっかりなことをしなくちゃ駄目だからね。」
こうして、ハリー少年改め うっかりハリ兵衛を供に加え、お腹もいっぱいになった小鈴様ご一行は、再び旅を続けることに致しました。
この風車は一体…?
≪ つづく ≫
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