AI、ビッグデータ、IoT、DX・・・
最近あらゆるシステムが連携するようになり、またシステムが巨大化している。システムが巨大化してさらにシステムとの連携が増える。システムとは様々なハードウェア・ソフトウェアの製品の集合体だが、どんな製品であっても盛者必衰があって、各々の製品は必ず老朽化していく。
昔はシステムの連携が数えられる程度であり、老朽化に対して更改する範囲のみ影響は限定的であったと思う。しかし現在のシステムは複雑な結合により、お互いに多くの制約を持ってしまっている。結果として、あるシステム単独での更改はできず、関連しているすべてのシステムも、その結合部分の変更を受け入れなければならない。システム一つ一つが順々に繰り返し更改する必要があると考えると、連携するシステム数が増えれば増えるほど、老朽化に対応する更改の手間は増え、いずれどんなに手間をかけても追い付かないという状況になってしまう。現代のSEはその責務を背負っており、一生をシステムのご機嫌を伺うこと捧げることになってしまう。言わばシステムの奴隷ではないか。
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