大学の時の教授の言葉「会社ではある時、突然担当する業務が割り当てられる。そして翌日から社内でその分野の第一人者となる。たとえ、それまでにその分野に対して知識がなかったとしても。」だから必死に勉強する必要が有ったと言う話だ。私の大学の研究室の教授はけっこう長くサラリーマンをしていた。研究室のでは、学問の話だけでなく、社会人としてどう技術に向き合うか話もよくしていたように思う。
最近になって改めて「自分が第一人者と言う意識」はやっぱり大切だなと。
SEと言う職種の意義が、常に最新のテクノロジーを活用するなのであれば、そのテクノロジーの活用方法について社内で知識がある人はいないことになる。ならば、頭の固くなったベテランよりも柔らかい若手の方がそのテクノロジーの扱いを身に付けるのはきっと早いだろう。そう考えると第一人者になるのに経験はあまり関係無いことになる。
元々なんの知識もない状態から、突然第一人者になると言うのは無茶苦茶なことを、いっているようで実は技術系の職種では合理的だっりする。また、全く新しいテクノロジーでなかったとしても、その案件の一番細かく最新の情報を把握しているのは担当者となる。つまりその範囲においては第一人者だ。
ここでは、これからSEになる人が読んでくれるなら、担当する仕事が割り当てられた時、自分にはわからないし、できないと決めつけずに、その仕事の第一人者であると言う気持ちで取り組んでもらいたいと思う。