mitsuki memo

茨城の片隅で 50歳男が葉巻をくゆらし

気が向けば 発作的にレビューをアップするブログ・・です。

どうでもいい話 15

2017-11-28 06:46:50 | どうでもいい話
芥川龍之介も旨そうにふかしますね~


喫煙者は死ぬまで吸って、死ぬ直前には最後の一服を・・
それが幸せじゃないでしょうか。
芥川もそうしたでしょう。
僕もそうしたいと思ってます。
みなさんもそうでしょうか。




うちの近所に元気な80代のおばあちゃんがいたんですが
くわえタバコで杖をつきながら散歩するんです。
うちの前まで来たとき目が合ったので
「こんにちは。たばこ好きなんですね~」と声をかけると
「ああ~あたしゃ若いころから吸ってるから」とのこと。
「近頃禁煙ブームでうるさいですけど、体のためにやめる気はないですか」と聞くと
「ないねえ。やめる気はないよ。」とキッパリ言って歩いて行きました。



その2か月ほど後に、おばあちゃんは亡くなったんですが
最後まで好きなタバコを吸って自分の足で散歩して
幸せだったんじゃないかな~と思うんです。
僕も最後まで自分でタバコが吸える体でいたいですね~




どうでもいい話 13

2017-11-22 02:40:52 | どうでもいい話
朝、外に出たら前の空き地の枯草に霜が降りていた。
(・・初霜か~)


そう思った途端、
(そういえば三島の句にあったっけな・・)と思い出した。

ご存知の方、多いと思います。
彼の辞世の句の片方。

「 益荒男が たばさむ太刀の鞘鳴りに 幾とせ耐へて 今日の初霜 」

彼の命日が11月25日ですから、今週は言わば三島ウィークなんですよね。
そんな時にどういうわけか、三島ネタで更新してしまった前回・・
彼は怒っているだろうか。
いや、どちらかと言えば、彼に僕が書かされたのではないか。
三島が「お~い、おれも葉巻が好きだぞ」と言っているような気が・・


楯の会とかいろいろ難しいことをやったけど
自宅に帰って外向きの仮面を外して書斎で一人葉巻を燻らす時
やっと素の自分に戻れてほっとしたんじゃないかな・・


現代人はネット検索で葉巻を買うけど
三島も葉巻趣味という点では同じだな~と思う箇所がある。
「豊饒の海 暁の寺 三十五」にこんなシーンが・・

(・・初夏の日の暑い午後である。本場物のハバナなどはないが、
 アメリカ製のフロリダ半島産の葉巻ぐらいならPXで手に入る。
 旧松屋デパートのPX前まで、葉巻を買って出てくる慶子を、
 車で迎えに行こうというのである・・)

今、三島ウィークの彼は、きっとブログ村の愛煙家たちを見てるに違いない。
(おれが生きてたら、思うさま書き散らしてやるんだがな~)
なんて思ってないだろうか・・

彼が持っていた理論はわからなくても、彼の葉巻趣味なら理解できる。
きっと素の彼となら一緒に葉巻を吸って楽しく過ごせたに違いない・・

命日まであとわずか・・
葉巻趣味の大先輩として、改めて彼の冥福を祈りたい。


どうでもいい話 12

2017-11-19 02:02:40 | どうでもいい話
三島由紀夫の小説「豊饒の海 暁の寺」に、こんな部分がある。

「・・本多はようよう手に入れたハバナの手巻きのモンテ・クリストを三本、
 内ポケットに入れていた。これだけ喫む間にはジン・ジャンが来るだろう・・」



三島はモンテクリストが好きだったのかな。
けど多くの日本人がモンテ・・の音でイメージするのは葉巻ではなく
デルモンテとか



もんた&ブラザースとか



みのもんた・・とか、そっちの方のような



30年も前に喫茶店でバイトしたことがあって
客待ちのカウンターで話してるとき、話題が三島由紀夫になった時があった。
マスターが「三島由紀夫って楯の会とか作っただろう。だから誰か横の会を作ればいいって
おれずっと思ってるんだ」なんて言ってたけど・・



今もマスターは元気にしてるかな・・