

2008・7・22
いよいよ土用干しです。
約一ヵ月前、10キロの梅を送って頂き、
5キロ弱は梅酒、5キロ強を梅干にすることにしました。
梅酒は例年、作り慣れているので、
すぐにビン詰めにされて早くから
保管場所に鎮座しております。

ところが、梅干は相当気を使いました。

少し黄色く色付くのを待って(4~5日)
おへそ取り、へたを丁寧に取り除いて水洗い。
洗い水がきれいになるまで何度も濯ぎます。

そのまま一晩水でつけこみ、
あく抜き。 (それほどあくはでないようです)
次の日が大変だった

朝、5時にザルに上げる。
乾燥している日だったので
早めに着け込み開始。
あらゆるものをホワイトリカーで消毒

まず、2つの漬け込みビンの内外。
自分自身の手,腕その他あらゆる触れる部分に
ティッシュペーパーで湿らせた消毒液を
塗りたくる。



ザルから取り出した梅2~3個づつを
ホワイトリカーを入れた皿に浸す
次に塩の入った皿に梅を転がして塩を塗す。


全量400グラムの塩、を適量づつ、補充しながら
次々とまぶしていく。(水気でべちょべちょになるので)
順次ビンに詰め込み、2つのビンに均等に入れば
その上にみりんを150CCづつ加える。
塩分濃度8%(5キロの梅に400gの塩)なので
塩以外旨みも敏感に漬け込める。
その分、外敵、カビ等の予防はしっかりしなくてはならない。
消毒したビニールをかぶせ、落とし蓋をしてその上から
水の入ったジッパーつきのビニール袋を
3重にして重石代わりにして
梅酢を早く上がらせるようにした。
この日より毎日毎晩、梅酢が全粒に浸るように角度を変え振ったり
しながら梅酢が最低一日一回浸かるように養生する。
4日目に赤紫蘇を入れる。
あらかじめ作られたモミ紫蘇が売られているが
今年は試しに正味葉っぱをもむところから
やってみた。



葉をちぎって、洗って、塩で揉んで

意外と大変。
でも なるほどこうして
つくるのかと感心感心



赤紫蘇をいれると鮮やかな赤色に変色。
結果的には紫蘇の量が少なく
満足な赤色には染まらなかったが
ある程度の色付けにはなったようだ。
それよりも紫蘇は梅酢を蒸発から
守る効果があるように感じた。
そんなこんなを続けてマルマルひと月以上。
ここまで、写真がないのが残念でなりません。


晴れて今日は 土用干しの日
好日好日 この日に干せと
云わんばかりの晴天が続いております。
少々、粒が不揃いですが240粒以上
梅干は今後どうなるのでしょうか。


