最近、買った絵本の一冊が
「死んだかいぞく」
表紙は黒に白のドクロマークだけ。
単純だけど気になるワード。
いったいどんな話なのか…
図書館で借りてみようと思ったらものすごい予約待ち😱とりあえず予約したものの、図書館の在庫が1冊(今は3冊)しかなく、当分は順番が回ってこなそう。
購入するにも、まずは中を見たいと思い、書店をまわり、やっと都内の大型書店で見つけました!
すみませんが、まずは立ち読み📖です😓
なるほど、これは持っていてもいいかぁと
その後、ネットで購入しました。
刺されて死んで海に投げ出された海賊が、海に沈む中で、海の生き物に身ぐるみ剥がされていく話で、繰り返しでわかりやすい。ちょっとユーモラスな感じがあるので、読んでいて楽しいです。
次はどうなるのかとドキドキしながら読んでいくと、とうとうガイコツに…そしてラストは…
個人的には、違うオチがいいかなと思ったけど、きっと作者は、優しいのね。
30年も前につくった話だそうです。
たくさんの魚が、おまえをたべてしまっていいかと聞くと、「いいよ。おれさまは うまれてから いままで かぞえきれないほど おまえらをくってきたんだからな」
というセリフが心に刺さりました❤️
この絵本、演劇にもなったと解説で見ていましたが、彩の国さいたま芸術劇場でやるのを知り、さっそく観てきました!
子ども対象ではなさそうですが、夏休みだし、子連れが多くほぼ満席でした。けっこう小さい子もいましたが、内容はよくわからなくても、舞台や小道具、音楽などで楽しめるのでしょうか?
原作が絵本だしね。
絵本は、海の中だけの海賊が海底に沈むまでの場面でわかりやすい内容ですが、演劇はその合間に、海賊の人生を回想するように描かれていました。
子ども時代の話や海賊の帽子のことなど、
テンポよくユーモラスたっぷりです。
音楽も民族音楽のような独特のメロディと歌で、生演奏でした。
私が感動したのは、舞台美術。
「死んだかいぞく」の文字を立体に作り、それぞれのパーツを組み合わせて、いろいろな物に見立てていきます。
よく考えられていました。
もともと彩の国さいたま芸術劇場小ホールは、緞帳がない舞台なので、客席に入ると舞台が丸見えです。
ここは市民劇団にいたときに、よく使っていたので、懐かしい。
私も舞台セット考えました。
久しぶりの演劇鑑賞で、劇場グッズのてぬぐいまで買ってしまいました。
多くのお客様は、絵本を買って作者からサインをもらっていましたが、私は絵本もっているしなあ、ということでね。
絵本では、海賊の人生まではわかりませんが、こんな海賊だったのかも、なんて考えると、ちょっと切ないです。
悪者というイメージの海賊🏴☠️もほんとうは、そう悪くはないのかもしれませんね。
公演は8月に、以下のホールを巡回するようです。
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