夜も更けて10時頃ディスコ市内のホテルに戻ろうと帰路の足の相談が始まった。何せトラックは壊れて道中に乗り捨ててある。その集落には他に自動車は無いのだ。しばらくすると壊れたトラックから集落まで送ってくれたバイクの2人の青年がモトクロスバイクで、トライスキルも頻繁に通る麓の国道沿いまで送ってくれることになった。光が差した。私とジャネットはそれぞれのバイクの後ろに乗ってスタートした。集落を出ると行きは気が付かなかったが未舗装で粘土質の路面は大量の雨水が流れた跡でとんでもなく大波を打っている。オフロードバイクじゃないと日常不便だろう。自動車でも車高の高いJeepとかしか役立たない。
さて運転の彼等はいつもの事で慣れていて上手いもんだ。安心して山道を降りて行きやっと舗装路に変わり更に快調だ。ところがライダーの青年が何やらぶつぶつ喋っている。怪しいぞ。そうするとプスプスとバイクのエンジンから異音が。そうするとスーッと止まったやないの。壊れたのだ
こんな事有る?行きも帰りも!
何やらバイクのメカをいじる彼ら。周りは民家の明かりの無いジャングルの様相。なんやら虫か鳥か獣かわかららい鳴声も聞こえて来た。もう一台に全員と考えたがバイクはモトクロス系なんで3人乗りは出来ない。ひとりはもう一度上の集落に戻って応援を呼ぶために向かってくれた。暗闇の道端で待っていると集落の方から降りてくるバイクのライトが近づいてくる、さっきの青年かと思いきや結構ごっついバイクの乗った警察官が搭乗。彼が国道沿いの交番まで連れて行ってくれる事になった。バイクも大きいので3人乗りで。
その後無事トライスキルを拾ってホテルの向かった。
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