映画「海賊とよばれた男」をブルーレイで今頃見た。言わずもがな出光石油の創業者出光佐三をモデルにした壮大な映画だ。なかなか重厚で良い作品だったが。個人的には全く人とは違うところに反応していた。岡田君の北九州弁だ。全く前知識なく見て主人公が北九州出身とは思わなかった。なかなかのクオリティーの北九弁(北九州弁)だったが勿論当時は北九州市は無い訳で門司弁だったりするのだが。
その中で劇中、岡田君率いる会社の記念撮影が有り、地元(門司)の写真館のオヤジさんが社員一同並んだところでシャッターを押すわけだが、その時「では撮ります。さん、のーが、はい!」と言ってシャッターを押すわけで、この「さん、のーが、はい」に痛く感動した。東京暮らしで忘れた北九弁が私の脳の奥の奥の記憶が湧き出たのだ。そーだ小倉でも何か皆で行動をする時は全部「さん、のーが、はい」だったのだ。うー懐かしフレーズ。
学校で音楽の授業なんかで歌う時も、先生が「さん、のーが、はい」と言って歌い出すのだ。よくよく考えると数字で「3」を言っておきながら、その後が超曖昧になっとうけ、可笑しいっちゃ。(小倉弁)
ところでフィリピンでは写真を撮るときは通常「スリー、ツー、ワン!」と言って数字の逆読みなのだ。皆ー、笑ってーという感じが出るのかな。
しかし、荷物を二人で息を合わせて持つときは「ワン、ツー、スリー」が一般的。更に棚の上とかに持ち上げる時は「sa taas mo! one! two! three!」で勢いをつける。もしかしたら、私の知らないとこでは、「さん、のーが、はい」のタガログ(弁?)が有るのかもしれない。