介護というには大袈裟ですが。

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

寒くなると思い出す あの人 (23.)

2023-02-21 06:04:55 | 日記
ツネ師匠のお通夜は、お寺にて執り行われた。我が社従業員はそれぞれ、全員参加でお寺に向かった。
ツネ師匠の人柄が偲ばれるように沢山の方々が参列、列席され。私達も彼との最後の別れをして、故人を偲んた。
そんな中、彼の家族と思われる、40代後半位の奥様と、二十歳前後のお嬢様がいらっしゃつた。
私は少し意外だった。勝手に、お孫さんがいるものだとばかり思っていたのだ。
聞けば一人娘のお嬢様はその年の3月に大学を卒業し、就職も決まっているとのことだった。せめて卒業式を見届けて欲しかったと奥様は思ったそうたが、お嬢様の就職を区切りにツネ師匠は少し肩の荷をおろし、ホッとしたかのように人生のピリオドを無念さを残しつつ、うたれた。
これも後日わかることだが、我が社に入る前にすでに持病は悪化し、前の会社を退社、退職金でお嬢様の学費を払い終えた。ただ先々の事を考えるとツネ師匠は眠れない日が続いたと奥様は言っていた。そんな中、釣り仲間で旧知の仲だった社長がツネ師匠の近況知り我が社に誘ったとのことだった。
困っている人を見ると、損得抜きで、ついカッコよく振る舞ってしまう脇の甘い2代目らしい行動特性であり、私はそんな彼が大好きだった。そして私自身、箸にも棒にもかからないときに彼に拾われた経験があった。
その話しは長くなるので、後日ユックリ。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。