奥さんの母が亡くなった頃、長男は中学に進学していた。
中学に入って、学歴を数字で表す偏差値に出会うのもこの頃である。
私は落ちこぼれてなければ良いという考えだったので、そこまで長男の学力に神経質になっていなかったが、奥さんは学力にナーバスになっていた。
そんな中、中学2年生の秋頃だったか、
長男の偏差値が50台前半であった時、奥さんは長男の学力を上げるべき、学習塾に通わせる事を決める。
塾に通わせても、本人のやる気次第だと私は思っていたため、そこまで塾に期待はしていなかつたが、それは間違いだった事に気づくのに、そんな時間はかからなかった。わずか数ヶ月で偏差値がグンと上がったのだ。
奥さんの判断が正しかったことになる。
そして、中学3年生になる頃には、部活動をしながら、偏差値60台後半位に最高でなった。