ティラノサウルスの学名は”ティラノサウルス属レックス”です。
なので一般的に、”ティラノサウルス・レックス”を省略して”T-REX”と呼んでいます。
ちなみにティラノサウルスは、”暴君トカゲ”、レックスはラテン語で”王”という意味らしいです。
2022年、”ティラノサウルス属レジーナ”(ラテン語で”女王”)、 ”ティラノサウルス属インペラトル” (ラテン語で”皇帝”)という二つの新種についての論文が発表されたようですが、内容的に懐疑的な学者さんが多く、正式には認められてません。
T-REXの有名な化石として、全身骨格の約90%が残っている、全長が約12.8mの世界最大の「スー」や某オークションにおいて29億円で落札された「パーフェクト・スタン」などがあります。
このキットを見ると、ケンタッキーフライドチキンのような筋肉質の後ろ足が目につきます。
映画「ジュラシックパーク」では、猛スピードで走るジープを追っかける場面がありますが、近年の研究によると、どうやら19km/h以上で走ると、自重で足の骨が砕けるらしく、適切な歩行速度は平均で4.8km/h(人間なみ)、瞬間最高速度は頑張っても27km/h前後だったようです。
また、ニワトリのような羽毛が生えてたという説、生えていたのは背中の一部分だけという説、羽毛ではなくウロコが生えてたという説等があります。
よく目にするのはニワトリのようなT-REXの姿ですが、最近では羽毛が生えていたのは幼体のティラノサウルスだけとの説が発表されました。
これは羽毛が体を保温する役割だったため、幼体には必要でも成体では熱が体にこもって体温が上がりすぎてしまい、不要だったのではという内容です。
できれば、この説が定説になってほしいものです。(ニワトリT-REXは個人的にはちょっと…)
先日、日本の恐竜研究の第一人者と言われる北海道大学総合博物館教授の小林快次(よしつぐ)先生の講演会を聞く機会がありました。
その講演の中で、恐竜のDNA解析による復活は可能かという話題がありました。
結論から言うと、DNA構造は500年ほどで壊れてしまうので、映画のような話はまず不可能とのことでした。
しかし、組織のタンパク質解析(詳しくはわかりませんが、組織が残ってることがあるらしいです)により、皮膚とか肉とかを再生できる可能性はあるらしいです。
現在、恐竜系のキットは他社さんからいろいろ発売になってますが、どれも子供だましのチープなキット(タミヤさんのティラノサウルスに至っては、まるで尻尾を引きずった旧ゴジラのようで、買う気も萎えますがっかりします)の中、このX PLUSさんのキットは見ての通りダントツのリアルさです。
製作日誌を見ていただければわかると思いますが、塗装勝負の上級者キットです。
今更ながら、私の完成品はもう少し明るめにすれば良かったような気もしますが、ま、これはこれでありかなと。(ローストビーフの塊みたいだけど、どうせ誰もホントの色は知らないんだし)
さて、このキットの続編として、スピノサウルスとヴェロキラプトルが発売されてます。
実はラプトルのキットはすでにポチっと…(笑)
そのうち、製作日誌にでてくるかもしれませんが、その時はまたよろしくお願いします。