3日に放送された新春ドラマスペシャル「明智光秀・神に愛されなかった男」を観ました。
んー、不覚にもちょっと涙腺が弛みました。
さすが唐沢寿明、とでもいいましょうか。
明智光秀を知ったのは、小3か小4の時に小学校の図書室から借りた、伝記「豊臣秀吉」。
アニメやヒーロー特撮の勧善懲悪ものに洗脳されていた少年(あ、自分のことね)にとって、
農民から天下人へ成り上がった秀吉は紛れもなく格好いいヒーローで、
備中高松城水攻めから神速で兵を返して光秀を討った「山崎の戦い」は、
その本領が発揮されたシーンでもありました。
というわけで光秀の初めのイメージは「主君を裏切った悪者」でしかなく、それがずっと続いていました。
たしかこの本の読書感想文でコンクール入選するほど秀吉には心酔してました。
あぁ、幼くて恥ずかしい…。
本能寺の変における光秀謀反の動機については、怨恨説、朝廷黒幕説、足利義昭黒幕説などいろいろあるそうで。
最近では「信長の棺」での秀吉黒幕説が印象的でした。
大人になって冷静に考えてみれば、汚いことでもしない限り秀吉の奇跡的といえる出世劇は成立しないよな…なんてことも感じられたりしてました。
そして今回のドラマ。
明らかにフィクションと言える内容も多かったのですが、とにかく明智光秀が素晴らしい人物に描かれています。
そして木下(羽柴)秀吉も。
キャスティングは
明智光秀に唐沢寿明。
その妻(名前忘れた)に長澤まさみ。
おいおい、年齢に無理があるでしょ。
明智秀満に大泉洋。
唐沢と大泉ってやけにコンビ組むことが多いですな。
羽柴秀吉に柳葉敏郎。
以前にも秀吉を演じたことがありました。
サ○系だから?
織田信長に上川隆也。
「功名が辻」の山内一豊はみてないのでよくわかりませんが、
「白い巨塔」の弁護士(名前忘れた)役が印象的。
狂気の信長を上手く演じてました。
織田信長のイメージは役所広司だったのですが、上川隆也もかなりよかったです。
いやぁ、ドラマとしてはなかなかよかった。
考証性は低いのでしょうが。
それにしても本能寺の変の真相が知りたくて仕方ありません。
そしてそれは今後誰も知ることはできないのですが。
歴史はもどかしい故に面白い。