自作CO2ミキサー 小型水槽用
以前作ったCO2ミキサーは小型水槽用といいながらも30cm以下の水槽にはちょっとつらい大きさでした。今回は基本機能はそのままに小さな水槽でも目立たない?もっと小型のものを作ってみました。性能的には構造上前回の円筒形のものよりは多少劣りますがCO2ストーンは不要なので(使う方が性能は上がりますが)発酵式でのCO2添加でも効率よくCO2を添加することができます。
構造
前回の製作記事にも書きましたがこのCO2ミキサーは容器に溜まったCO2をディフューザー構造のパイプで吸い込み 細かい泡を作って水に溶け込ませようという仕組みです。大きな泡は再度容器内に溜まりディフューザーへ循環させるのでCO2を無駄なく使うことができます。CO2の添加量はディフューザーに通す水の量で調節します。容器内に溜まりすぎたCO2はサイフォン構造のパイプで自動的に排出するのでメンテフリーです。今回のは容器が小さいのでエアーストーンは省略しました。
材料
4mm、5mm、6mm、8mmのプラパイプ
本体に使う透明な容器
キスゴム
エアホース用プラジョイント
6mm、10mmシリコンホース
作り方
まず本体に使う容器ですね。家の中をいろいろ探してみたのですがイメージにあったものが見つからなかったのでこういう時はスーパーの駄菓子売り場に直行です。駄菓子の入っている容器が結構使えるんです。
…で 何個かチョコやガムを買い込んできました。
今回はこのプチチョコレート¥30(←¥300ではありません)の容器を使うことにしました。大きさは5cm弱です。スライドする蓋が笛になっています。外して吹いてみたらちょっとかすれ加減ですがピィーとちゃんと音は出ました。こういうものがあると試してみたくなるのは私だけでしょうか。
中身を胃の中に処分をしてシールを剥がして準備完了です。味は値段から想像して下さい。
次はディフューザー部分の作成です。作り方についてはこちらをご覧ください。
今回は6mmのABS樹脂パイプを使いました。パイプの内径と同じ大きさのパイプを用意して(今回は4.5mmパイプを削って4mm強に加工して使いました)両端を斜めに切り落とします。長さは2cmほどです。内側を水が滑らかに流れるように面取りをしておきます。こんなちっちゃなパーツですがパイプの中に差し込むだけでちゃんとベンチュリ構造になります。水流が早いほど また穴の大きさが小さいほど細かい泡が出ますが流れる水の量が少なくなり濾過環境に影響が出るかも知れないので妥協点を見つけて下さい。あとはパイプに横穴を開け先を曲げてディフューザー部分は完成です。パイプの曲げ方についてはこちらをご覧下さい。
次にサイフォン部分の作成です。5mmのプラパイプをU字型に曲げるだけです。このパーツが無いとメンテフリーにはならないので必ず取り付けて下さい。
次に容器の上部にディフューザーパイプを通す穴とCO2を添加するジョイント用の穴とサイフォンパイプ用の穴を開けます。
ジョイントとサイフォンパイプは6mmのシリコンホースを小さく切って被せてパッキン代わりにして固定します。容器の横には吸盤を差し込む穴を開けます。
各パーツを調整しながら組み立てて完成です。
A→ディフューザー
B→CO2ノズル
C→サイフォン
この自作CO2ミキサーは流水が動力源なので外部フィルターか小型のモーター式の水中フィルターが必要です。水の分岐方法はこちらをご覧ください。
夜間はCO2の添加を止めるかエアーレーションをして魚やエビが酸欠にならないようにして下さい。
製作される前に必ずこちらをお読み下さい。
☆古い記事への書き込みも大歓迎です。
今回のオマケ
先日 車のイベントの手伝いで修善寺のサイクルスポーツセンターに行って来ました。
上がFIAT500 下がAUDI R8 です。
どちらも話題の車ですがまだ日本には?台の車です。
<!-- OnlyOne -->
プチチョコレートの笛の部分をディフューザーにするのかなと読み進めたら、mizuwarabiさんがピィーと吹いただけなので笑ってしまいました。
ところで材料のプラパイプ中、5mmと6mmしか使っていないように見えますが、お好みでということですか?
車のイベントは、あいにく雨模様だったようですがお疲れ様でした。
白のFIAT500の後姿もなかなか良いですね(笑)
じっくり読んでいただいてありがとうございます。
4mmパイプは6mmパイプの中でベンチュリ部分のパーツとして使っています。これが無いと全く機能しない重要なパーツです。
このCO2ミキサーは「モニター募集」用に作ったもので只今テスト中です。
もうちょっとしたら募集をしますのでお楽しみに。
白のFIAT500は初期型の珍しい車だそうです。
わたしは旧型の方に興味があります。
初めまして。
「自作CO2ミキサー」で検索して、お邪魔しました。
勉強させて頂きました。
パレングラス等の拡散筒が嫌いなんで、現在使ってる多機能拡散器が調子悪くなり、ミキサーと直添キットで比較検討しています。
チンクチェント(フィアット)は、「ルパンⅢ カリオストロの城」で憧れて、若い頃に乗ってました。
可愛いクルマでした。維持が大変で手放しましたが…
水槽内がちょっとごちゃごちゃしても気にならないならCO2ミキサー 水槽内をすっきりきれいにしたいのなら直添でしょうか 後者は水漏れしないようしっかり製作する必要がありますね。
FIAT500 私は今でもあこがれていますよ
新型の500アバルトにもちょっと惹かれるものがあります。
ちなみに今はシトロエン2CV(チャールストン)に乗っています。