その名の通りヒレが長いアカヒレですね 図鑑などでヒレが長くとっても美しい個体が紹介されているので ショップで見つけたらつい飼ってみたくなります。 若い個体で売られていることが多く 特徴であるヒレがそれほど長いわけでもなく普通のアカヒレ?と思ってしまう状態ですが 結構な値段だったりします。
大きくなるにつれてヒレが伸びるのだろうと買ってみたものの成魚になってもそれほどヒレは長くならず 雑誌などで紹介されている個体は選別された特別綺麗な個体なのだろう と思っていました。
ロングフィンアカヒレはアカヒレと同じく 1年ほどで繁殖を始めるのでこの時点で成魚といえるのですが ヒレはやや長い程度で 図鑑に載っている写真とは程遠い状態です。 このあたりでがっかりしてテンションが下がってしまうのですが… 数年間 継続して飼育しているといつの間にかヒレの長い個体が何匹か現れます。 よくよく観察すると成魚になってからも徐々にヒレが伸び 個体差はありますが2年目ぐらいでやっとロングフィンアカヒレと呼べるような個体になります。
ヒレが長くなるのはオスのみです メスは数年飼育している個体でもヒレはやや長い程度です。
雑誌やサイトで紹介されている美しいロングフィンアカヒレは 数年飼育されたオス…ということですね。
繁殖も含め状態良く継続して飼育しようとすると やはり専用の水槽が必要になります。
魚が若いとオスメスの判別は難しいので 種親として10匹ほど導入します 成長して成魚になると自然繁殖した稚魚が水面近くで泳いでいたりするので 見つけたら別容器で飼育 大きくなったら水槽に戻すか混泳水槽に入れます。 このような飼育スタイルでも数年でそこそこの数になります そしてその頃にはヒレが長い個体がきっと現れているはずです。
そういえばアカヒレは古くから流通しているのに「ゴールデン」と「ロンググフィン」ぐらいしか改良品種は思い浮かびませんね。