このパーツは重要な部分なのですがカット&トライなので作る上でちょっと悩む部分でした。ベストな方法が思い浮かばずもう一つ納得が出来なかったパーツでもあり 微量の流量に調節するのが難しくやむなく2か所に取り付けて対処していましたが 今回の方法でこの問題を全て解決することができます。
(CO2発生器の製作記事はこちらです)
流量を制限するには小さい小さい穴か細長~い筒状のものが思い浮かぶのですが極小の穴は開けるのが難しいうえゴミが詰まりやすくなります。前回はプラ棒に溝を入れて抵抗を作り出していましたがこの程度ではまだまだ抵抗が少なすぎるのでもっと細長い穴が必要でした。でもある日ちょこっとひらめきました、ビスをシリコンチューブに差し込んだらネジ山がシリコンチューブに密着してネジの溝が長い通路になりクエン酸溶液がジワジワと流れるのではないかと…。
材料
M5のステンレス製ビス(長さ30mm程度)
作り方
クエン酸ボトル内のシリコンチューブの先のプラ棒の替わりにM5のビスを差し込む(ねじ込む)だけです。
↓
ビスの頭までしっかりとシリコンチューブに差し込んでしまうと隙間がふさがってしまうのでビスの頭から2mmほど隙間をあけるか
シリコンチューブの先の一部を少し切り取ってねじ山が少し見えるようにしておきます
たったこれだけのことですがクエン酸を確実に微量添加することができるようになります。
ビスの頭がじゃまになり プラストーンを使ったフィルターを取り付けることができなくなってしまったのでクエン酸ボトルにゴミが混入しないように注意して下さい。
このパーツのみで流量を調節できるようになったのでエアーポンプからのチューブに差し込んでいたパーツ(プラ棒)は不要なので取り外します。
これで今回のCO2発生器の製作ではカット&トライや熱による曲げ加工などのコツや感覚による調整を必要とする工程が無くなったので (多少の工具類は必要ですが)ペットボトルの蓋のジョイント部分さえ漏れの無いように作ることができれば確実に機能するものが作れます。
ついでに… ホームセンターでこんなのを見つけました
・ステンレス製ボルト?
ステンレス寸切りという品名でした(太さ5mm) 今回の場合ボルトの頭がじゃまになるのですが切り落とすのも面倒くさいので何かいいものがないかと探していたら両切りのステンレス製のボルトを見つけました、ナットとセットの袋入りで売られていました。これを使うとフィルター代わりのプラストーンを先に取り付けることができます。
・流量調節器
エアー用のプラ製調節バルブ(2個入)でとっても安価です。コックでは難しい微妙な流量調節が一応できる構造になっています。試しにスピコンと交換してみると圧力がかかった状態で水に浸けたら泡が上がってきたので、やっぱりダメか…と思いつつよく観察したら調節ネジでは無くジョイント部分から泡が漏れているのでカッターナイフでバリを削り取ったら漏れなくなりました。意外と漏れないので今回の発生器ではスピコンの代わりに使えそうです(圧力がもっと高いと漏れるかも?)
プラ製なので調節の精度はそれなりです、調節ネジをちょっと開くと流量も比例してちょっと増える…とは限りませんが何度かトライしているうちになんとなく希望の流量に調節できます。
上記のプラ製流量調節器と¥980のタイマーと細かい泡の出るエアーストーンとエアーポンプと安いものを選んで組み合わせると全部買いそろえても¥3000程度でタイマー制御のできるCO2添加器を自作することができます(クエン酸と重曹の費用は別ですよ)それもほとんどのパーツがホームセンターで手に入ります。
この記事には続編(化学反応式実用版)があります。
製作される前に必ずこちらをお読み下さい。
☆古い記事への書き込みも大歓迎です。
こちらのサイトを参考に、CO2発生装置を自作してみました。ぶくぶく泡が出てきたときは感激でした!今後も自己責任において、長く動かせるようやっていこうと思います。
こちらのサイトには大変感謝しております。
ありがとうございました!!
泡が出てよかったですね。
反応の泡が目に見えるのとすぐに圧力が上がるのがいいでしょ!
実は「化学反応式」のまとめ記事を書きかけているのですが検証をしながら…なのでなかなかはかどりません。今も水槽で泡が出ています。
その後ですが、プラスチックのバルブ調整部品の先が折れて、中に詰まり、知らずに添加を続けていたところ、当然圧がかかりすぎて、点検の際、逆流防止弁の大噴射を顔に食らった…などと、ちょこまか失敗を繰り返している阿呆です。。。そのたび自己嫌悪。
ところで質問ですが、これって1.5Lのペットボトルを使用して、中身も3倍にすると、長持ちするんでしょうか?考察されたことはありますか?危険でしょうか?
ことらのサイトか別のサイトか、ペットボトルのサイズについて書かれていたような気がしたのですが、見つけられず、頭だけで考えても「?」なものですから、伺ってみて、可能そうなら試してみようかなと思った次第です。
お忙しいところ申し訳ありませんが、お時間のありますときにご教授いただけたら幸甚です。
1.5Lペットボトルだと中身も3倍入るので3倍長持ちするはずですが試したことはありません。置き場所もかさばりますね。
トラブルでの噴出もそれなりの量になるので小さい方が安全でしょう。
500ccのペットボトルでも小型水槽だと1ヶ月もつのでそのころにはCO2ミキサーやストーンも掃除が必要なはずなので交換ついでに掃除をする習慣にしておけばトラブルが防げますよ。
スペアのボトルにクエン酸と重曹を入れて準備しておけばすぐに交換できるのでそれほど手間ではないはずです。
500mlのペットボトルで本日製作してみましたが、一回目にあれやこれやと悩みながら、こちらのサイトの作り方を何十回と見直しながら作ったのがうそのように、あっという間にできました!出が悪いときなどよくいじくって、クエン酸が傷口に沁みながらもやったことが理解につながったようです。私は実践してみないとまったくわからないタイプですね。
そういえば、マックスバリューという大型スパーをご存知ですか?ここでは重曹5kg、クエン酸2kgでそれぞれ798円なんです!お得です。お近くにありましたらぜひどうぞ。
それでは、お忙しいところ質問に答えてくださり、本当にありがとうございました!!
スペアボトルの中身はは粉の状態で保存して使うときに水を加える方が良さそうです。クエン酸は水溶液で置いておくと綿のようなカビ状のものが発生することがあります。
うちの近所のスーパーには少量のものが洗剤コーナーにありますがそちらのは安いですね!
2日くらいは順調に作動していましたが、3日目に止まってしまいました、原因を調べてみたところ重曹ボトルに差し込んであるかくはん用プラパイプ(長い物)に重曹が逆流して硬化していました。
mizuwarabiサンの所ではどのようにしていますか?教えてください、
お忙しいところ申し訳ありませんが、お時間のありますときにご教授いただけたら幸いです。
私の場合は詰まったうえパイプが折れました!
次の完結編?で書こうと思っているのですが 解決策があります。
ちょっとしたトラブル(カメラの故障)で投稿が遅れています すみません。
画像なしでは説明しにくいのですがプラパイプの先を火であぶってからペンチで挟んで先をヘラ状につぶします。歯磨きのチューブのおしり状ですね。このままではクエン酸の出口が無いので1mmのドリルで横穴を開けて出来上がりです。穴はヘラ状の面部分ではなく側面のできるだけ下の方に開けます。
これで重曹の逆流が防げます。
遅ればせながらブログなるものを始めたのですが、そちらで紹介させていただきました。
問題があればお教えください。
ブログ見ましたよ 全く問題ありません。
今後ともよろしくお願いいたします。