「小型月着陸実証機SLIM」の形・大きさを視認!
今月20日に、世界初となる重力天体へのピンポイント着陸を成功させ、宇宙開発の歴史の新たな扉を開いた「小型月着陸実証機SLIM」。
そんな一躍、“時の人”ならぬ“時の機体”となったSLIMの1/2モデルが、JAXA相模原キャンパスにある宇宙科学探査交流棟に、1/23(火)~1/28(日)に渡って展示中。
この機会を逃すと当分見れなくなると思い、写真を撮ってきたので、紹介させて頂きますーー。
宇宙科学探査交流棟
SLIMの展示が行われている宇宙科学探査交流棟は、JAXA相模原キャンパスの入り口を入って右側にある建物です。
案内通りに進めば、1分もかからないうちに建物の入口に到着します。
宇宙科学探査交流棟の入り口を入って斜め左にある受付の台帳に名前を書くともらえる見学者証(シール)を服に貼って、見学する形になります。
受付のすぐ左側に展示会場が広がっていて、SLIMの1/2モデルは下記の写真の右奥、実寸大モデルは展示場の真ん中にあります。
(場内は「大気圏突入技術コーナー」以外は写真撮影可)
小型月着陸実証機SLIM
SLIMを1/2サイズにした模型
SLIMを1/2サイズにした模型
小型月着陸実証機SLIM展示モデル
熱構造試験モデルを元にした実寸大模型
なお、2026年に打ち上げを予定している火星衛星探査計画(MMX)の探査機の1/2モデルも、1月28日(日)まで展示されています。(こちらも結構デカい)
ちなみに、こちらの探査機の左後ろにSLIMの1/2モデルが展示されています。(1月28日(日)まで)
・JAXA相模原キャンパス 宇宙科学探査交流棟
観覧料:無料
開館時間:10:00〜17:00 (最終入館 16:45)
神奈川県相模原市中央区由野台3-1-1
※JR横浜線「淵野辺駅」から徒歩約20分
編集後記
歴史的偉業を達成したSLIMの1/2モデルの展示ということで、大行列になることを覚悟しましたが、そこそこの人出だったのでちょっと拍子抜けでした。
でも、老若男女が訪れていて、SLIMが一躍、国民的ヒーローになっていることを実感しました。
そして、全世界が注目する中で世界初の歴史的偉業を達成した機体なので、実際に目の前にすると、否が応でも気分が高揚します。
また、写真で感じた大きさより実物が思った以上にデカくて、ちょっと圧倒されました。
「はやぶさ2」などの探査機も実寸大の模型とともに詳細に解説されているので、ぼんやりとしていた認識のピントがちょっと高まりました。
日本の宇宙開発の歴史が当時の実物とともに紹介されているので、勉強にもなりました。
中でも、日本は宇宙開発に対して後進国というイメージだったんですが、GHQに航空分野の研究開発が禁止されていたからだといういうことを今更ながら知りました。
後世において、歴史的偉業を達成した伝説の機体となるのは確実な「小型月着陸実証機SLIM」の1/2モデルの展示は1/28日(日)まで。
宇宙科学探査交流棟は入場無料なので、伝説の機体のサイズ感や形状を目の前で視認するために、訪れてみては如何でしょうかーー。
【出典】「宇宙科学探査交流棟|宇宙航空研究開発機構 JAXA」